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吹田市の伝統野菜【吹田くわい】と一般的なくわいの違いとは?

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 市川咲(いちかわさき)

2019年8月17日

皆さんは「くわい」という野菜を食べたことがあるだろうか。一般的に出回っているものは青くわいと呼ばれ、表面が青いのが特徴だ。今回紹介する吹田くわいは吹田市で栽培されている伝統野菜だが、青くわいとはどんな違いがあるのだろうか。吹田くわいの特徴や味わいとともに、その違いを見ていこう。

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1. 吹田くわいの特徴と青くわいとの違い

吹田くわいは大阪府吹田市で栽培されている野菜で、見た目は青くわいによく似ている。青くわいと比べるとやや小さめで、濃厚な味わいが楽しめるのが特徴だ。生産量が少なく、あまり市場には出回らないが、クセになる味わいからファンも多い。小さい見た目から姫くわいや豆くわいとも呼ばれている。

■くわいってどんな味?

くわいはそのまま食べると強烈なアクとえぐみがあり、美味しくない。しっかりとアク抜きをしたうえで加熱調理すると、ホクホクとした独特の食感と苦みが感じられる。強い苦みではないが、好き嫌いのある味といえるだろう。吹田くわいは青くわいに比べて味が濃く、旨みや甘みが強いので食べやすいと感じる人も多い。

■吹田くわいをモチーフにしたキャラクターがいる

吹田市にはこの吹田くわいをモチーフにしたマスコットキャラクターがいる。見た目が吹田くわいそのもので、とてもかわいらしいキャラクターだ。吹田くわいは吹田市のマスコットになるほど、伝統的な野菜だということが分かるだろう。

2. 吹田くわいの旬と歴史

吹田くわいの旬は、11月中旬頃から年末年始にかけて。くわいは芽(目)がでることから縁起がよいとされ、収穫時期が年末ということもあっておせち料理に使われることが多い。おせちでは、煮物や揚げ物として出されることがほとんど。吹田くわいは食材としてだけでなく、植物としても楽しめる。初夏になると白くかわいらしい花が咲くので、吹田市に行く際はぜひ探してみてほしい。

■吹田くわいの歴史

くわいはもともと中国から伝わった野菜だが、吹田くわいは日本の環境の中で自然に育った品種といわれている。江戸時代頃から食べられていたが、昔は栽培されていたのではなく田んぼなどに自然に生えていたのだ。日本にあるオモダカという植物が成長、進化を重ねていまの吹田くわいになったとされている。ちなみに、江戸時代から明治時代まで吹田くわいは京都にある御所に献上されていた。それだけ伝統のある野菜なのだ。

3. 吹田くわいを美味しく食べるには?

吹田くわいをはじめとするくわいを日常的に食べている人は少ないだろう。調理方法や食べ方を知らない人も多いはず。ここでは、吹田くわいを美味しく食べるポイントをいくつか紹介する。

・下処理はしっかりと行う

吹田くわいは青くわいに比べるとアクやえぐみが少ないが、下処理は必須だ。まずは芽を残した状態で全体の薄皮をむき、たっぷりの水に30分程度漬けておく。吹田くわいは比較的アクが少ないので、青くわいなどよりは短めの時間でよいだろう。その後、米のとぎ汁などで10分程度茹でこぼす。とぎ汁がない場合は、少量の小麦粉を入れたお湯でもOKだ。

・やや濃いめの味付けにする

煮物などにするときは、やや濃い味付けにするのがおすすめだ。あまりあっさりとした味付けだと、苦みやえぐみが際立ってしまう。とくにくわいに苦手意識がある人は、少し濃い味にするといいだろう。また、揚げて食べるのもおすすめ。天ぷらなどにすれば、苦みやえぐみを感じにくくなる。酒のつまみにするなら、天つゆより塩がおすすめだ。

結論

吹田くわいは長い歴史を持つ伝統的な野菜であることが分かった。くわい自体あまりなじみのない珍しい野菜だが、じつは旬になるとスーパーなどでも販売されている。とくにおせちの食材が出始める12月中旬以降は置いてある可能性が高いので、気になる人はぜひ探してみてほしい。一度食べると、クセになる味わいと苦みにハマってしまうかもしれない。
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