1. フライドポテトの種類

フライドポテトとひとまとめにいっても、細いポテトや皮付きのポテトなどいろいろなタイプがある。まずはフライドポテトの種類について詳しく見ていこう。
シューストリング
フライドポテトの中で1番細身のタイプである。有名ファストフード店のフライドポテトもこれで、揚げ時間が短く済むというメリットがある。家庭用の冷凍食品や居酒屋のメニューにもシューストリングポテトが多い。
レギュラーカット
遊園地やファミリーレストラン、ファストフードなどで取り扱われている。シューストリングよりも少し太さがあり、ほくほくとした食感を持つ。
ウェッジカット
皮のついたままのじゃがいもを、三日月状にカットしたもの。じゃがいも本来の味わいが強い。食べ応えのあるフライドポテトだ。
ハッシュドポテト
マッシュしたり刻んだりしたジャガイモを平たい形に成型したタイプ。宅配ピザのサイドメニューや、ファストフードのモーニングメニューでの取り扱いが多い。
スペシャルカット
まっすぐな形にこだわらず、網状や渦巻き状に成型されたフライドポテト。独自性を出したり、飾り付けを豪華にしたりする効果がある。
2. 塩分が多くなりやすいフライドポテトはどれ?

フライドポテトは1つ1つの表面に塩をまぶすため、表面積の多いものほど塩分が多くなりやすい。ポテトの形でいうと、ウェッジカットよりもシューストリングポテトの方が、塩を多く使うと考えられるだろう。
しかし、形以外にも気をつけなければいけないのがフライドポテトのサイズだ。もちろんフライドポテトの量が増えれば、摂取する塩の量も多くなる。ポテトの形状だけではなくどのくらい食べるのかということも、フライドポテトの塩分には大きく関わることを覚えておこう。
3. 塩分の摂取目安量はどのくらい?

某ファストフード店のフライドポテトの塩分量は、Sサイズで0.5g、Mサイズで0.8g、Lサイズで1.1gとなっている。
この量が多いのかどうか、ピンとこない人もいるかもしれないので、まずは日本人の1日に摂取する塩分の目安量を見ていこう。厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準においては、1日の塩分摂取目標量は、男性が8g、女性が7g未満とされている。しかし、日本は世界的にも塩分の摂取が多い国とされており、1日10g以上をとっている人も珍しくはない。
過剰な塩分摂取はさまざまな疾患のリスクを高めるため、できるだけ控えた方がよいとされており、社会的にも減塩に対する取り組みが行われている。
1日の塩分摂取目標量から1食あたりの目安量を割り出すと男性で約2.5gとなる。フライドポテトの場合、Lサイズでは目安量の半分に届くくらいの塩分が含まれていることになる。しかし、フライドポテトだけで食事が終わるわけではないので、ほかに一緒に食べる料理の塩分を考えるとフライドポテトの塩分量は多いといえるだろう。
また、フライドポテトを作る際レシピによって使う塩の量は決まっていても、毎回はかって塩をかけているとは限らない。その時によって塩味の強さに差があるのを感じたことはないだろうか。塩分の摂取量が気になるのであれば、塩抜き希望を伝えてみるのもよいのではないだろうか。
結論
フライドポテトのみの食事であれば、塩分は摂取目標量の範囲内で収まる。しかし、大体の場合はハンバーガーやそのほかのおかずと一緒に食べることとなる。フライドポテトは塩分が多くなりやすい。頻度や量に気を付けながら、上手に取り入れていこう。
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