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ヨーロッパでは身近な食材である【チコリー】の特徴や食べ方を解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2019年8月21日

近年、西洋料理店などで使われることから国内での栽培も増えてきた「チコリー」。ヨーロッパが原産で、ヨーロッパ諸国では身近な野菜として親しまれている。まだ日本では、一般家庭の食卓にあがることは少ないが、ほのかな苦みと甘み、シャキシャキとした食感が美味しく人気があがってきている。今回は、そんなチコリーの特徴や食べ方などについて解説しよう。

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1. チコリーの種類

チコリーは、ヨーロッパが原産のキク科キクニガナ属の野菜である。和名で「菊苦菜(きくにがな)」であるが、和名で呼ばれることは少なく、英語の「チコリー」かフランス語の「アンディーブ」のどちらかが使われていることが多い。

ヨーロッパでは身近な食材として親しまれているが、日本には江戸時代後期に伝わり、1980年代には国内での栽培が始まったとされる。しかしあまり普及はせず、近年になって岐阜県や埼玉県、北海道などで生産されるようになった。

チコリーの種類

チコリーの種類は非常に多く、リーフチコリーやサラダチコリーと呼ばれているもの、イタリアでラディッキオと呼ばれているものなど色や形が違うものがある。一般的にチコリーといえば、ベルギーチコリーと呼ばれている、小さな白菜のような形をしたものを指すことが多い。ここではベルギーチコリーについて解説する。

2. チコリーの特徴

チコリー(ベルギーチコリー)は、大きさが10〜15cmくらいで、葉先が淡い黄色で根元が白く、小さな白菜のような形をしている。葉先が赤紫色のものもあり、こちらは赤チコリーやレッドチコリーと呼ばれる。元々のチコリーには、独特の強い苦みがあるが、日を当てずに遮光栽培することで苦みが抑えられ、ほのかな甘みとシャキシャキとした食感が美味しい野菜となる。

チコリーの産地と旬の時期

チコリーは、ほとんどがアメリカ、ベルギー、オランダ、メキシコから輸入されている。近年になり、国内での生産量も増え、北海道や岐阜県、埼玉県、千葉県などから出荷されている。輸入されるものは1年を通じて流通しているが、日本で栽培されるものは12〜2月頃にかけて出荷されることが多い。

3. チコリーの選び方と食べ方

チコリーは、葉の根元は白く、葉先が黄色で柔らかいものを選ぶとよい。葉や軸の切り口が茶色く変色した部分が見られるものは新鮮ではない。保存する際は、乾燥しないようにラップで包んで冷蔵庫の野菜室に入れておこう。

チコリーの食べ方

チコリーは、生のままサラダとして食べるのがおすすめである。葉のボートのような形を活かして、器としてマリネやリエットをのせて前菜として利用されることも多い。

チコリーの根の部分の利用法

チコリーを使ったハーブティーは、味も香りもコーヒーに似ていることから「チコリーコーヒー」としてヨーロッパで人気だ。チコリーは、葉の部分を食用としているが、チコリーコーヒーは根の部分を乾燥焙煎して抽出する。カフェインが含まれていないので、寝る前にも安心して飲むことができる。また、岐阜県中津川では根を原料として醸造した「美濃ちこり焼酎ちこちこ」が作られている。

チコリーの根の部分には、水溶性食物繊維のイヌリンが豊富である。イヌリンは、ゴボウやニンニク、玉ねぎなどにも多く含まれ、ビフィズス菌を増やして腸内環境を改善する効果や、血液中の中性脂肪を低減する効果があるとされる注目の栄養成分である。また強い抗酸化作用や肝機能を高める効果、消化促進作用があるチコリ酸も含まれている。

結論

まだ一般家庭では馴染みが薄い野菜、チコリーであるが、独特の苦みと甘み、シャキシャキとした食感が美味しく西洋料理店で使われることが多くなってきた。国内での生産も増え、手軽に手に入るようになってきたので、店頭で見かけたらぜひ購入して味わってほしい。
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