1. みょうがたけってどんな野菜?

みょうがは地下茎が土の中に伸びて広がり成長する。そして、地表に顔を出す茎が偽茎と呼ばれて、これがみょうがたけである。みょうがたけは土を盛るなど手間暇かけた作業が必要になり、収穫までに1年半ほどかかる。軟化栽培されるが、収穫前に少し日光に当てることで、うっすらと淡紅色に色づくのである。とても手間がかかり、栽培が難しいこともあり、市場に出回る量がみょうがに比べると少ない。
・シャキシャキ食感が楽しめる
25cmくらいの細長い鉛筆のような見た目で、淡い紅色と白のグラデーションが特徴でもある。みょうがと同様に、さわやかな風味とシャキシャキした食感を楽しむことができる。代表的な産地としては宮城県が有名であり、旬も3~5月頃である。いつでも、どこでも、手に入るというものでもないので、見つけたときにはぜひ、手に取ってもらいたい。
2. 美味しいみょうがたけの見分け方

表面に艶がありハリがあるものが鮮度がよい目安である。また、刈り取ったときの根本の切り口が白色で綺麗であるものがおすすめである。見た目のよさでいうと、淡紅色のものは綺麗であるが、色がついていないものと味に差はほとんどないといわれているので、どちらを選んでも問題ない。
細長いみょうがたけではあるが、あまりに太すぎるものはスジがあり食べにくいという場合があるので、可能であれば避けるのがよいだろう。
細長いみょうがたけではあるが、あまりに太すぎるものはスジがあり食べにくいという場合があるので、可能であれば避けるのがよいだろう。
・早めに食べるがベスト
基本的に日持ちがしにくいものであるので、食べきるのがおすすめである。しかし、多すぎたりして食べきれない場合もあるだろう。その場合は正しく冷蔵保存することで美味しさを長持ちさせることができる。少し湿らせた新聞紙やキッチンペーパーなどで全体を包み、密閉できる袋に入れて野菜室で保存する。ただし、時間とともに風味は落ちていくので、できるだけ早く食べることがおすすめである。
また、冷凍保存も可能であるが、シャキシャキの食感がなくなったり、風味が落ちたりするのでできれば避けたいところである。
また、冷凍保存も可能であるが、シャキシャキの食感がなくなったり、風味が落ちたりするのでできれば避けたいところである。
3. みょうがたけを美味しく食べるためには

みょうがたけはみょうがに比べると風味が少し弱く優しい。しかし、アクが少ないので、水にさらさなくても生でも美味しく食べることができる。シャキシャキした食感が特徴でもあるので、斜めに薄くスライスして、サラダの具材に使用しても美味しい。また、好みの長さにカットして、味噌やマヨネーズなどをディップして食べると食感を存分に味わえる。
浅漬けや甘酢漬けなどの漬物にして食べるのも美味しく食べることができるのでおすすめである。
浅漬けや甘酢漬けなどの漬物にして食べるのも美味しく食べることができるのでおすすめである。
おすすめ!みょうがたけの揚げ物
1本まるごと天ぷらにするのはもちろん、斜めに薄くスライスしたものをかきあげにしても美味しい。好みの切り方を研究して、さまざまな揚げ物に挑戦してもよいだろう。
加熱することで風味は少し落ちてしまうが、塩をかけるだけで美味しく食べることができる。
加熱することで風味は少し落ちてしまうが、塩をかけるだけで美味しく食べることができる。
結論
みょうがとは見た目が少し異なるみょうがたけ。スーパーで見かけることは少ないかもしれないが、主役にも脇役にもなれるじつは万能な薬味野菜だ。手をかけて育てられている貴重な野菜であるので、手に入れる機会があれば、ぜひサラダや揚げ物などいろいろな食べ方を楽しんでもらいたい。
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