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カップラーメンの待ち時間はなぜ3分なのか?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2019年9月 1日

すぐに食事を済ませたいときや、料理を作るのが面倒なときの強い味方であるカップラーメン。災害時の非常食としても役立つ優秀なアイテムであり、私たちの生活には欠かせないものだ。そんなカップラーメンだが、お湯を注いでからできあがるまでの時間を、なぜか3分に設定している商品が多い。この3分にはどのような意味が込められているのだろうか。

1. 答えは単純「一番美味しく食べられるから」

カップラーメンの調理時間は3分のものが多い。この理由はいたってシンプルで、3分待つことでカップラーメンを一番美味しく食べられるからというものである。

カップラーメンの麺は瞬間油熱乾燥法という方法で作られる。俗にいうフライ麺だ。油で揚げて乾燥させた麺をお湯で戻して、でき立ての状態に復元させるのがカップラーメンの特徴である。お湯の量が少なかったり時間が短かったりすると麺が固いままの状態になり、反対に規定の時間以上お湯につけておくと歯ごたえがなく柔らかすぎる麺ができあがる場合もある。

3分という時間は、商品開発の際に企業によって何度も試験を繰り返し、生み出されたベストなタイミングである。カップラーメンを美味しく食べるためには、記載されている時間とお湯の量を必ず守るようにしよう。

また最近ではカップラーメンの種類も増え、麺の太さやコシの強さなど、タイプによって規定の時間が変わる場合がある。商品によっては5分かかるものもあるので、間違えないように注意が必要だ。

2. 心理的にも3分がベスト

現代の技術であれば、必ずしも3分ではなくても1分や2分など、もっと早く食べられるカップラーメンを生み出すことなど容易であるはずだ。しかし、技術が進歩した今日でもカップラーメンが3分にこだわるのは、心理的にも訴えかける美味しさの秘密があるという。

実はかつて、1分で食べられるカップラーメンが発売されたらしい。しかし、このカップラーメンはあまりヒットせず製造中止になってしまった。1分のカップラーメンはあまりにも早すぎるため、気持ちが盛り上がる前にできあがってしまう。反対に5分だと待たされている時間が長く感じ、イライラしてしまうかもしれない。

3分のカップラーメンは程よい焦らし感で、イライラすることもなくカップラーメンの仕上がりを楽しみに待つことができる。カップラーメンが3分にこだわり続けるのはこのような心理学的な理由もあるのかもしれない。カップラーメンの世界だけではなく電話の保留音や、顧客対応の際も、3分を意識して指導している企業が多い。3分という時間は、人がイライラせず待っていられる時間の限界との見方だ。

そんな中でも5分待つタイプのカップラーメンには強いこだわりがあるようだ。より生麺の食感に近づけるために手間をかけて作るものが多く、「簡単に作れるが、クオリティーの高いもの」を求める人にはおすすめである。
  • 生麺タイプ
  • 麺の食感にこだわるもの
  • 具材にこだわっているもの
カップラーメンといっても手間や時間をかけて作るこだわりの商品は味もよく人気である。自分がどれだけ待っていられるか、またどの程度のレベルを求めるのかによって買うものを選んでみるとよいだろう。

3. 登山をする時は要注意

普通は標高の高い所へ行くと、お湯の沸く温度が低くなってしまい、カップラーメンを作るために必要な100℃のお湯を作るのは難しい。

カップラーメンは「お湯があれば美味しく食べられる」というのが売りではあるが、標高の高い場所では麺が上手にほぐれず、熱々のカップラーメンを美味しく食べることができないかもしれない。さらに、山の上は気温が低いため、積雪があった場合その上にカップを置いただけで麺が冷めてしまうという事態もあるそうだ。

カップラーメンは軽いので、運ぶのにも便利な商品だ。もしどうしても標高の高い山にカップラーメンを持参したいという場合は、80〜85℃の低い温度のお湯でも麺がほぐれる商品があるので探してみよう。ちなみにこのカップラーメンは航空会社から発売されている。つまり、飛行機に乗っているときにカップラーメンを食べたい人向けに作られた商品なのである。

結論

カップラーメンの調理時間が3分に設定されているものが多いのは、できあがるまでのワクワク感を引き出すために工夫されたものと考えられる。日本人にとって「ちょうどよい待ち時間」というのが3分なのだ。しかし、麺は硬いほうが好きな人は少しだけ待ち時間を少なめにして、自分の好みの麺の硬さで切り上げてもよいだろう。美味しさを決める時間は、結局自分次第ともいえる。
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