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あまりなじみのない【青くわい】ってどんな野菜?味や旬を紹介

あまりなじみのない【青くわい】ってどんな野菜?味や旬を紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 市川咲(いちかわさき)

鉛筆アイコン 2019年9月 3日

今回紹介するのは、青くわいという野菜。そもそも、くわいという野菜を知らない人も多いだろう。あまりメジャーな野菜ではなく、スーパーでも滅多に見かけない。不思議な形をした野菜だが、一体どんな味がするのだろうか。ここでは青くわいの特徴や味わい、産地や旬などを詳しく紹介する。

  

1. 青くわいってどんな野菜?

青くわいは表面が青いことから、青くわいと呼ばれている。くわいには青くわいのほかに、白くわいや吹田くわいなどがある。煮物や揚げ物にして食べるのが一般的だ。青くわいはくわいの中でも最も多く出回る品種で、味や見た目もよいとされている。ピンポン玉ほどのサイズである。

■くわいの歴史

くわいはそもそも中国から日本へと伝わってきた野菜で、日本と中国以外ではほとんど食べられていない。日本では少なくとも江戸時代から食べられているが、アクやえぐみが強いことから苦手な人も多い。

■青くわいの特徴

・ホクホクとした食感

青くわいはくわいの中でも品質がよく、ホクホクとした食感が特徴的。加熱することで栗や芋のような食感が生まれ、とても美味しい。しかし、しっかりアク抜きをしていても多少の苦みが残る。この苦みを好んで食べる人も多いのだ。

・美しい見た目

青くわいの特徴は、やはり美しい見た目だ。ニョキっと伸びた芽とサファイヤブルーの外皮がとても美しい。見た目の美しさと芽(目)が出るという縁起のよさから、お祝い事などにも重宝される野菜だ。

2. 青くわいの主な産地と旬

青くわいは埼玉県や広島県を中心に栽培されている。11月頃から年末にかけて収穫され、お正月のおせちなどでふるまわれることが多い。縁起がいい食べ物とされているので、お祝いの席などでよく使われているのだ。

■青くわいの収穫方法

気になるのが、どうやって栽培・収穫しているのか。青くわいはオモダカ科オモダカ属の水生植物で、水や泥の中で育つ。収穫するときは水の勢いで泥の中から掻き出す。真冬の冷たい水の中での作業なので、大変な重労働なのだ。

■美味しい青くわいの見分け方

新鮮で味のいい青くわいは、表面の色が鮮やかな青色をしている。くすんだ青ではなく、美しいサファイヤブルーをしているものを選ぶようにしよう。また、形のいいものを選ぶのがおすすめ。いびつな形のものは傷などがついていたり、味に偏りがあったりする可能性が高い。青くわいを購入するときはキレイな丸い形で、美しい青色をしているものを選ぼう。

3. 気になる青くわいの食べ方は?

青くわいはそのまま食べることはできず、しっかりと下処理をしたうえで調理する必要がある。ここでは簡単な下処理の方法と、おすすめの食べ方を紹介する。

■青くわいの下処理

青くわいはアクがとても強いので、皮をむいてから30分~1時間程度水にさらしてアク抜きをする。皮をむくとき、芽を切り落とさないように注意しよう。とくにおせちで使う場合は、縁起のいい芽の部分を切り落としてしまうと意味がなくなってしまう。煮物にするときは、さらに米のとぎ汁などで10分ほど下茹でする。

■おすすめの食べ方

・素揚げ

青くわいは独特の苦みがあるが、素揚げすることで苦みやえぐみがある程度抑えられる。くわいが苦手な人にも食べやすくなるだろう。塩をふってシンプルに食べてもいいし、甘辛いタレを絡めても美味しい。

・中華炒め

もともと中国発祥の野菜ということもあり、中華の味付けにするのもおすすめ。豚肉や鶏肉と一緒にごま油で炒め、オイスターソースや中華出汁などで味付けをすれば完成だ。簡単に作ることができ、アレンジもしやすい。

結論

今回は、見た目が美しい青くわいを紹介した。実際に見たことがない、食べたことがないという人も多いと思うが、この機会にぜひチャレンジしてみてほしい。独特の苦みと味わいがクセになってしまうかもしれない。ちなみに、くわいは酒のつまみとしてもおすすめ。ビールや日本酒、焼酎とあわせて食べてみてもいいだろう。
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  • 更新日:

    2019年9月 3日

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