1. ジャークチキンのカロリー

まず、ジャークチキンのカロリーについて紹介しよう。紹介するのはすべて1人前あたりのカロリーである。ジャマイカを代表する鶏肉料理のジャークチキンのカロリーは、使用する鶏肉の量や具材、調味料によって異なるが、鶏もも肉・玉ねぎ・レモン・生姜・にんにく・オールスパイス・チリペッパー・ブラックペッパー・クミン・塩を使用して作ると約500kcalだ。鶏もも肉・にんにく・塩・オリーブオイル・チリペッパー・ガラムマサラ・パプリカパウダーを使用したジャークチキンのカロリーは約400kcalほどだ。
また、薄焼きパンにジャークチキン・トマト・キャベツなどの野菜と一緒にサンドしたジャークチキンサンドのカロリーは約500kcalである。さらに、ごはんを加えてジャークチキンライスにした場合のカロリーは約700kcalだ。
ご存知の人もいるだろうが、男性が1日に必要な摂取カロリーの目安を紹介しておこう。身体活動レベルが普通の18~49歳の男性に必要なカロリーは2,650kcalといわれている。身体活動レベルが普通とは、日常生活のなかで座ったままの仕事だが、職場で移動したり立って作業したり接客したり、あるいは通勤や家事、買物、軽いスポーツのいずれかを含む場合をさす。30~49歳を例にすると、1日3食として1食のカロリーは約883kcalなので、カロリーの高いジャークチキンを食べてもOKということになる。
2. ジャークチキンに含まれる栄養

次に、ジャークチキンに含まれる栄養について紹介しよう。ジャークチキンのメイン食材は鶏もも肉だ。鶏もも肉の主な栄養成分はたんぱく質と脂質だ。さらに、ビタミンA・ビタミンB2・ナイアシン・鉄・カリウムなども豊富に含まれている。
ビタミンAは、目の働きに関係し、皮膚や粘膜を健康に保つ役割をもっている。また、活性酸素の働きを抑制する効果があるといわれている。ビタミンB2は、成長促進や脂質の代謝に重要な役割をはたす。ナイアシンは、二日酔いを防ぐ働きがあり、鉄は貧血予防、カリウムは塩分の摂りすぎを調節し、むくみを予防、改善する働きがあるといわれている。
3. ジャークチキンをカロリーオフして食べる方法

最後に、ジャークチキンをカロリーオフして食べる方法を紹介しよう。先述したようにジャークチキンのメイン食材は、比較的脂肪を多く含む鶏もも肉だ。カロリーオフする方法のひとつが、脂肪の多い皮を取ることだ。皮つきの鶏もも肉100gあたりのカロリーは253kcalだが、皮なしだと138kcalと115kcalもカロリーオフできる。
基本的に鶏もも肉を使用するジャークチキンだが、手羽元やむね肉など、ほかの部位を使用して作るのがNGというわけではない。むね肉を例にあげると100gあたりで皮付きは244kcalだが、皮なしは121kcalだ。皮なしの鶏もも肉と比べても17kcalカロリーオフできる。
むね肉は鶏もも肉と比べるとパサパサとした食感になりやすい。そこで、むね肉をやわらかくする裏ワザを紹介しよう。ズバリ、ポイントは切り方だ。まず、とがっているほうを右側におき中心で左右2つに切る。次に、左側は繊維に垂直に横方向に切り、右側も同じく繊維を断つ要領で縦方向に切っていく。幅は1cmくらいのそぎ切りだ。この方法で切ると食感がまったく違うという。次回むね肉を調理する際に、ぜひ試してもらいたい。
結論
ジャークチキンのカロリーや栄養、カロリーオフする方法について紹介したが、おわかりいただけただろうか。本場のジャマイカに出かける機会がない人でも、鶏もも肉を使用すれば自宅にいながらジャマイカ料理を楽しめるのが魅力だ。あまりの美味しさに、ついつい手が伸びてしまうかもしれないが、食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
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