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新興と幸水から生まれた梨【かおり】とは?品種登録されてない?

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

2019年9月 9日

今回紹介するのは、非常に高い人気を得ている「かおり」という名前の梨。じつは品種登録されていない梨で、幻の梨ともいわれているのだ。しかし、なぜそんな梨が高い人気を得ているのだろうか。ここでは、かおりの美味しさやその秘密を紹介していく。あまり流通していない梨だが、ぜひチェックしてみてほしい。

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1. 「かおり」は品種登録されていないのに美味しい梨?

かおりは品種登録されていない梨だが、とても美味しい人気の梨なのである。しかし、なぜ美味しく人気があるのに品種登録されていないのだろうか。まずは、かおりの誕生の秘密を見てみよう。

生まれは神奈川県

かおりは幸水と新興を掛け合わせて作られた梨で、1953年に栽培が開始された。しかし、ほかの梨と比べ、落下しやすく日持ちしないというデメリットが大きく、品種登録はされずに栽培は中止されてしまうこととなった。

試作していた農家が栽培を継続

試験栽培は中止されたものの、味がよかったため試作していた農家がそのまま栽培を継続した。そののち、かおりの美味しさが再注目され始めたのである。過去に試験栽培を中止しているため、品種登録はされていないのである。

新興×幸水なのに青梨?

新興と幸水はどちらもざらざらとした表皮に包まれた赤梨だが、かおりはなぜかつるりとした表皮に包まれた青梨である。それは、それぞれの親に青梨の品種が含まれているからである。分かりやすくいえば、隔世遺伝というものなのだ。

2. 「かおり」は梨の中でも大玉でジューシー

かおりはかなり大玉の梨で、大きいものであれば1kgを超えることもある。さらに、皮をむくだけで果汁が滴るほどみずみずしくジューシーなのが特徴だ。それだけの美味しさがありながら、現在も品種登録はされていない。かおりの特徴をいくつか挙げよう。

■芳醇な香り

かおりという名前だけあって、梨の香りが強い。カットした瞬間にふわっと香る芳醇な香りは、ほかの梨では味わうことができないだろう。

■酸味が少なく上品な味わい

強すぎない甘みの中にほんのりと酸味があり、上品な味わいを感じることができる。シャキシャキとした梨らしい食感も楽しむことが可能だ。

■青梨の中でも青みが強い

かおりは青梨の中でも青みが強く、青りんごのような色合いが特徴だ。熟してもあまり黄色くならず、ほかの青梨と比べても青みが強いのだ。

■貴重で高価な梨

かおりはあまり流通していないめずらしい梨で、栽培も難しいため価格が高く設定されている。かなり大きいものであれば、1個で2,000円以上することもあるのだ。それだけ貴重な梨と聞くと、ついつい食べたくなってしまう人も多いだろう。

3. 「かおり」は収穫時期がかなり短い梨

かおりは栽培されている場所が少なく、限られた地域にしか出回っていないめずらしい梨である。さらに収穫時期が9月の上~中旬頃とほかの梨と比べてもかなり短く、なかなか手に入らないのだ。それゆえ、どうしても高価になってしまうのだろう。

かおりの主な生産地

かおりの生産量の半分を占めているのが、千葉県だ。ほかには秋田県や栃木県などで栽培されている。どの地域でも生産量は少ないので、もし見つけたらすぐに購入することをおすすめする。

結論

今回紹介したかおりという梨は、美味しいがなかなか手に入らない非常にめずらしい青梨である。梨はとても人気のある果物だが、中にはかおりのような生産量の少ない貴重なものも存在するのだ。千葉県などに行った際に見つけたら、ぜひ食べて見てほしい。いままで食べていた梨との違いに驚くかもしれない。ちなみに、通販サイトなどで購入できる場合もあるので、あわせてチェックしてみてはいかがだろうか。
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