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栄養豊富な【アセロラ】酸味種と甘味種の違いについて解説

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 市川咲(いちかわさき)

2019年9月 8日

ビタミンCが非常に豊富に含まれることから美肌フルーツとも呼ばれるアセロラ。その果実は皮が柔らかいため傷みやすく、収穫後すぐに加工されるため生の状態で見る機会は少ないが、甘味種といわれる品種は生食もできる。今回はアセロラの酸味種と甘味種の解説や栄養と効果について紹介しよう。

1. 酸味種と甘味種のあるアセロラとは

赤い宝石や美肌フルーツとも呼ばれるアセロラは、西インド諸島が原産のキントラノオ科の植物である。直径2cm~3cm、重さ5g~8gのサクランボに似た小さな赤い果実がなり、ビタミンCが豊富なことで知られている。

アセロラの特徴

生で食べることもできるが、熟した実は皮が薄く柔らかいのですぐ傷んでしまうため、一般的には収穫後すぐにジュースに加工される。そのため、産地以外では生の果実を見ることはなかなかできない。

アセロラの歴史

アセロラは、原産地のカリブ海の西インド諸島では、かなり昔から食べられていたようだ。15世紀の大航海時代になってイギリス人やスペイン人によってヨーロッパに持ち込まれ広められ、日本へは1958年に沖縄で栽培されたのが最初である。

2. アセロラの酸味種と甘味種の種類と産地

アセロラには、酸味が強めで実つきのよい酸味種と、酸味が穏やかで生食にも向いた甘味種とがある。それぞれの系統には果実の大きさや味、ビタミンCの含有量などが違うさまざまな品種がある。そのなかで代表的な品種を紹介しよう。

アセロラの種類

酸味種には、「バーモント」や「レーボルク」「マウナウイリー」「レッドジャンボ」「プエルトリコ」などの品種がある。甘味種と比較すると酸味は強めだが、ビタミンCの含有量が多いため、主に加工用として利用されている。

甘味種には、「フロリダスウィート」や「マノアスウィート」「ルビートロピカル」「ハワイアンクイーン」「チェリースペイン」などの品種がある。

日本でのアセロラの産地

日本でアセロラが栽培されている地域は、沖縄県や鹿児島県だ。市町村別では沖縄の本部町や糸満市が主要な生産地で、本部町では特産品に位置づけられている。アセロラの栽培は重労働が少ないが、きめ細やかな作業が必要で高齢者に向いているということで生産が拡大している。

園芸やネット通販などで苗木を入手することができるので、それ以外の地域でも栽培は可能であるが、もともとアセロラは熱帯地域が原産の果樹であるため、寒さには弱く耐寒温度は5℃ほどとなっている。鉢植えなどで育てる場合には、冬は必ず室内に入れるようにして、日当たりのよい窓辺などに置くようにしよう。

3. アセロラ酸味種と甘味種の栄養と効能、注意点

アセロラの栄養成分における最大の特徴は、豊富なビタミンCである。成熟した果実には、可食部100gあたりで1,000~2,000mg、さらに完熟したものは4,000㎎以上にもなるといい、ビタミンCの含有量は自然界のものでは最大である。

ビタミンCのほかには、βカロテンや、ポリフェノールの一種であるアントシアニン、ビタミンCの吸収を促進してくれるケルセチン、赤血球の生産を助ける葉酸なども含まれる。また、ナトリウムを体外に排出するカリウムも含まれ、血圧を下げる効果も期待される。


ただし、アセロラドリンクなどの加工品には、アセロラの酸味を和らげるために糖分が含まれているため、糖分の摂り過ぎには注意が必要である。

結論

ビタミンCが豊富であることから赤い宝石や美肌フルーツとも呼ばれる果実のアセロラ。国内では沖縄県や鹿児島県で栽培されているが、収穫後すぐに加工されることが多く、生のアセロラを見る機会は少ないかもしれない。最大の生産地である沖縄県の本部町では、アセロラを観光資源としても活用しているので、沖縄県に行く機会があれば訪れてみてはいかがだろうか。
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