1. サラダ菜の特徴

サラダ菜とはレタスの一種で、やわらかい葉質としわや凹凸のないなめらかな葉面が特徴である。通常のレタスと同じ玉レタスに分類されるが、結球前の若株のうちに収穫されるため、葉は花のように広がっている。
サラダ菜はバターヘッド型の玉レタスの代表で、葉にはバターを塗ったような照りがある。
サラダ菜はバターヘッド型の玉レタスの代表で、葉にはバターを塗ったような照りがある。
サラダ菜の栄養
サラダ菜は通常の玉レタスと違い、緑黄色野菜に分類される。
そもそも緑黄色野菜とは、可食部100g中にカロテンを600㎍以上含む野菜のことで、サラダ菜にはβカロテンが2200㎍も含まれている。これは通常の玉レタスの約9倍である。
また、βカロテン以外の栄養素も玉レタスより多く、カリウムやカルシウム、ビタミンCは2~3倍、鉄にいたってはなんとおよそ8倍も多く含まれているのだ。
このようにサラダ菜は豊富な栄養素を含むため、積極的に摂りたい野菜なのである。
そもそも緑黄色野菜とは、可食部100g中にカロテンを600㎍以上含む野菜のことで、サラダ菜にはβカロテンが2200㎍も含まれている。これは通常の玉レタスの約9倍である。
また、βカロテン以外の栄養素も玉レタスより多く、カリウムやカルシウム、ビタミンCは2~3倍、鉄にいたってはなんとおよそ8倍も多く含まれているのだ。
このようにサラダ菜は豊富な栄養素を含むため、積極的に摂りたい野菜なのである。
サラダ菜は正式名称?
レタスやキャベツなどに比べてサラダ菜という名は俗称のように感じられるが、日本ではこれが正式名称である。サラダによく合う野菜ということで、親しみやすいように名づけられた。
アメリカではボストンレタスやビブレタスの名で知られており、日本でもその名で販売されていることもある。また、フランスではレチュと呼ばれるそうだ。
アメリカではボストンレタスやビブレタスの名で知られており、日本でもその名で販売されていることもある。また、フランスではレチュと呼ばれるそうだ。
2. サラダ菜の旬や選び方

サラダ菜は通年栽培されているため、年間を通して出荷されているが、温暖地での露地栽培の場合、とくに多いのは春と秋ごろである。
むき出しのまま陳列されることもあるが、乾燥に弱いため袋詰めされた状態で販売されていることも多い。
購入する際は次の点に注意して選ぼう。
むき出しのまま陳列されることもあるが、乾燥に弱いため袋詰めされた状態で販売されていることも多い。
購入する際は次の点に注意して選ぼう。
葉先まで鮮やかに色付き、ハリがあるもの
サラダ菜は濃い緑色が特徴である。黄色くなっているものは古いものなので注意しよう。また、葉質がやわらかいため傷が付きやすい。よく観察して綺麗なものを選ぶようにしよう。しなびて葉が大きく垂れているものは避けたほうがよい。
切り口がみずみずしく、新鮮なもの
根もとの切り口がみずみずしく、新鮮なものを選ぼう。手に持ったときにふんわりと軽いものがよい。育ちすぎたものは食感が悪く、苦みが強いので注意しよう。
3. サラダ菜の食べ方

サラダ菜はその名のとおりサラダによく合う野菜である。クセや苦みが少ないので、どんな食材とも合う。ここではサラダ以外の食べ方を紹介しよう。
スープやスムージーに
たっぷりの栄養を余すことなく摂取するにはスープにするのがおすすめである。ビタミンCなどの水溶性ビタミンは流れ出しやすいので、汁まですべて飲み干せば無駄なく摂ることができる。
また、スムージーにするのもよいだろう。バナナやリンゴとあわせるとサラダ菜のほんのりとした苦みもやわらぐ。
また、スムージーにするのもよいだろう。バナナやリンゴとあわせるとサラダ菜のほんのりとした苦みもやわらぐ。
形を活かした盛り付けに
ふんわりと丸みを帯びた形状をしているため、皿のように利用するのもよいだろう。サラダ菜は1枚1枚切り離し、中心のくぼみに炒めた肉や野菜などを盛り付けると、料理の格がグンとあがる。
食べるときも手が汚れにくいので、一石二鳥だ。
食べるときも手が汚れにくいので、一石二鳥だ。
結論
レタスの仲間、サラダ菜について紹介した。通常のレタスと食べ方は変わらないが、濃い緑色となめらかでやわらかい葉面はレタスにはない特徴なので、料理によって使い分けるとよいだろう。レタスの仲間の中では比較的甘みがある種類なので、野菜が苦手な子どもでも食べやすいかもしれない。スープなどの汁物にするとより苦みが抑えられると同時に、栄養も余すことなく摂取することができるので、試してみてはいかがだろうか。
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