1. ティーソーダーの保存は高難易度!

ティーソーダーは、基本的にはアイスティーを炭酸水で割ったものだ。よって、紅茶としての保存と炭酸飲料としての保存、両方を考える必要がある。端的にいえば、ティーソーダーの保存は難しい。紅茶は冷蔵庫で保存すると色が濁り風味も落ちやすくなるため、できれば常温で保存するのがよい。しかし、炭酸水は温度が高いと炭酸が抜けやすいため、なるべくなら冷やして保存したい。したがって、常温、冷蔵どちらでも何らかの劣化が生じやすくなってしまうのだ。ティーソーダーは、原則、必要な量だけ作って飲みきるよう心がけたい。
2. ティーソーダーの炭酸は、環境次第で抜けを抑えられる!

ティーソーダーの最大の特徴は、何といっても炭酸だ。これがなければ、ただの紅茶になってしまう。そのため、炭酸がなるべく抜けないような保存方法を採用したい。いくつか例を紹介する。
・炭酸水用の密閉キャップを使う
たとえば余ったティーソーダーをペットボトルに移し、炭酸水用のキャップを使って密閉すれば、炭酸の抜けを抑えることができる。ものによっては、密閉だけでなくボトル内の圧力をあげることもできるため、さらに炭酸を留められるだろう。正しく使えば、炭酸を数日程度留めることができる。
・容器を立てて保存する
炭酸は、ティーソーダーが空気と触れることにより抜けていく。したがって、空気に触れる面をなるべく減らすのがよい。上述のようにペットボトルに入れて保存する場合は、横倒しにせず立てて保存しよう。ペットボトルを使わない場合でも、たとえば細い容器に入れるなどして、少しでも空気に触れる面積を抑えたい。
炭酸が抜ければただの紅茶と書いたが、逆にいえば、炭酸が抜けても最悪、紅茶として飲めるということでもある。保存に伴い美味しさは落ちるものの、紅茶そのものが劣化していなければ、それなりの味で飲むことはできるだろう。もし炭酸をうまく留める環境を用意できないならば、炭酸のことは割りきって考えるのもひとつの方法だ。
3. ティーソーダーの保存のネックは紅茶、なるべくその日のうちに飲みきりたい!

紅茶の保存は炭酸以上に難しい。先述のように冷蔵では色が濁りやすくなるため、常温で保存するほうがよい。しかし紅茶を放置すると、渋みが増すなどの味の劣化が進んでしまう。劣化が進むと美味しさが半減するうえ、胃腸を壊すおそれも生じる。そのため、紅茶はなるべく作ったその日のうちに飲むほうがよい。したがって、ティーソーダーの保存期間も実質その日のうちと考えるのがよいだろう。
結論
ティーソーダーの保存は難しい。炭酸についてはある程度抜けを抑えることができるものの、紅茶は油断するとすぐに味が落ちる、あるいは色が濁ってしまう。したがって、飲みきれる分量だけ作ることを心がけたい。せっかく飲むのだから、味がよいうちに楽しむのがいちばんだ。