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じっくり時間をかけて作る牛肉の煮込み料理の気になるカロリーとは

じっくり時間をかけて作る牛肉の煮込み料理の気になるカロリーとは

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年9月21日

霜降りの和牛のイメージから、脂肪が多く高カロリーの食材と思われがちな牛肉。実際にはカロリーはどのくらいあるのだろうか。今回は、牛肉料理の中でもビーフシチューやビーフストロガノフなどの煮込み料理に注目して、カロリーや栄養などを解説する。

  

1. 部位によって違う牛肉のカロリーと栄養

カロリーが高いイメージがある牛肉であるが、じつは部位によってカロリーの値にはかなりの違いがある。霜降りのサーロインはカロリーが高いが、脂の部分が少ない赤身のもも肉はカロリーはそれほど高くない。部位ごとの可食部100gあたりのカロリーを紹介しよう。
  • 和牛リブロース(皮下脂肪なし)・・・556kcal
  • 和牛サーロイン(皮下脂肪なし)・・・456kcal
  • 和牛バラ肉(脂身つき)・・・517kcal
  • 和牛肩ロース(皮下脂肪なし)・・・403kcal
  • 和牛もも(皮下脂肪なし)・・・233kcal
  • 和牛外もも(皮下脂肪なし)・・・237kcal
  • 和牛ランプ(皮下脂肪なし)・・・318kcal
  • 輸入牛もも(皮下脂肪なし)・・・149kcal
  • 輸入牛外もも(皮下脂肪なし)・・・195kcal
以上のように、焼肉やステーキなどでなどで人気のサーロインやバラ肉、ロースなどは肉質は柔らかいが、脂肪が多いためカロリーが高めである。一方ももや外ももなど赤身の部分は、肉質は比較的固いが、脂肪が少なく低カロリーである。また和牛と輸入牛を比較した場合、霜降りのように脂肪分が入る肉が高級とされる和牛はカロリーが高くなり、赤身が好まれる輸入牛は同じ部位でもカロリーが低くなっている。

また、煮込み料理に向いているとされる赤身の部分には、動物性タンパク質が豊富に含まれている。動物性タンパク質はアミノ酸を含んでおり、身体の筋肉や骨格を形成する重要な成分である。また、ビタミンB群や鉄分も豊富で、血液を作るもととなる成分を多く含んでいる。

2. おもな牛肉の煮込み料理とは?

牛肉の煮込み料理といえば代表的なものに次の料理がある。

・ビーフシチュー

牛肉とジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの野菜をブラウンソースやトマトソースなどで煮込んだ料理である。小麦粉やバターなどが使われるためカロリーは高めで1人前(1皿)530kcalほどになる。

・ビーフストロガノフ

薄切りした牛肉にタマネギとマッシュルームを加えて炒め、サワークリームの入ったソースで煮込んだロシア料理である。1人前(1皿)620kcalほどとなる。バターライスや揚げたジャガイモが添えられることが多く、カロリーを抑えるなら添え物を少し控えるといいだろう。

・牛肉の赤ワイン煮込み

フランス料理では定番の料理で、牛肉とタマネギ、マッシュルームなどの野菜を赤ワインで煮込む料理である。1人前(1皿)370kcalほどで、それほどカロリーは高くないが、カロリーを気にするなら、副菜をサラダなどヘルシーなものにて、ごはんやパンなど主食の量を調整しよう。

ほかにも牛の内臓を使った「もつ煮込み」は、居酒屋の定番メニューとして人気である。

3. 牛肉の煮込み料理をヘルシーに楽しむコツ

先述したように、牛肉は部位によってかなりカロリーが違う。また和牛か輸入牛でも違うので、カロリーを気にするなら、輸入牛のももや外もも、すねなど赤身の部分の肉を使って料理するようにしよう。これらの部位は、肉質が固めでステーキや焼肉ではあまり好まれないが、煮込み料理ならじっくり時間をかけて煮込むことによって、柔らかく調理することができる。

また、主食のごはんやパン、添え物などの量を調整することでカロリーを抑えたヘルシーな食事にすることができる。

結論

ランプやももなど牛肉でも赤身の部位の肉を使った煮込み料理は、それほどカロリーは高くない。調理する際にはバターや小麦粉などの量を調整することで、さらにカロリーを抑えることができる。野菜などと合わせてバランスよいメニューにし、牛肉の煮込み料理を楽しんでほしい。
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  • 更新日:

    2019年9月21日

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