1. 春菊の基礎知識をおさらい

鍋料理やおひたしなどに使われることが多い春菊。春菊は生のまま食べることができないので、サラダ、おひたし、和え物などに春菊を使う場合は下茹でする必要がある。ただし、鍋料理やしゃぶしゃぶなどに春菊を使う場合は、下茹でをする必要はない。
ちなみに、春菊を鍋料理で使う際、春菊を鍋に入れたまま長時間煮込んでしまう人も多いが、あまり長い間火にかけているとアクが出て、苦みが増してしまう。そのため、軽くサッと茹でたらすぐに鍋から取り出すことをおすすめする。
春菊を茎と葉に分けよう
水洗いした春菊をそのままザクザクと切り分けて鍋料理などに使う人も多いが、じつはこの方法はあまりおすすめではない。春菊の葉と茎はそれぞれ硬さが違うので、火が通るまでの時間が異なる。そのため、茎の部分と葉の部分を分けてから加熱することをおすすめする。事前に葉と茎を分けておくことにより「葉はシナシナなのに、茎は硬い」といった状態を回避できるので、覚えておくと便利だ。
2. 春菊は料理によって切り方が異なる

春菊の根元部分は硬いので、基本的にどんな料理を作る場合でも、根元は必ず取り除く必要がある。しかし、その後は料理の種類によって適切な切り方が異なってくるのだ。どのような切り方をするのがよいのか、料理別に詳しく紹介していこう。
おひたしなどを作る時の切り方
春菊のおひたしなどを作る場合は、下茹ですることを意識して切る必要がある。一口大の大きさ(3~4cm程度)に切ると、火が通りやすいのでおすすめだ。先に茎の部分を1分ほど茹でて、その後に葉の部分を入れて30秒ほど加熱すれば、ほどよいやわらかさになる。
鍋料理などを作る時の切り方
春菊の入った鍋料理を作る場合は、茎と葉を分けたうえで、ザクザクとおおまかに切っていこう。細かく切るのが面倒な場合は、茎と葉を分けただけの状態でそのまま加熱しても問題はない。
スープなどを作る時の切り方
サラダなどに春菊を入れる場合は、とくに大きさは気にせず、おおまかに切り分けて問題ない。ただし、下茹でする必要があるので、あまり大きすぎると火が通るまで時間がかかってしまうので、4~5cm程度の大きさに切るとよいだろう。
3. 春菊を使ったおすすめの料理

「春菊の切り方は分かったけど、具体的なアレンジ方法が思いつかない」という人もいるのではないだろうか。そこで、春菊を使ったおすすめのアレンジ方法をいくつか紹介しよう。
春菊入りの豚しゃぶ
春菊といえば、やはり鍋料理に入れるのが鉄板といえるだろう。とくに、豚肉との相性はバツグンなので、豚しゃぶに春菊は欠かせないといってもいい。春菊の葉を豚肉で包んで食べれば、さわやかで上品な味わいを楽しむことができるのでおすすめだ。
春菊と豆腐のサラダ
あっさりとしたサラダが食べたい時には、春菊と豆腐の入ったサラダを作るのもおすすめである。食べやすい大きさに春菊と豆腐を切って、春菊は下茹でをしておく。そして、ごま油、ポン酢、塩で味つけをすれば、ヘルシーで食べやすいサラダができる。暑さで食欲が低下している時などにもぴったりのメニューなのでぜひ食べてみてほしい。
結論
春菊は料理に合わせて切り方を変えるだけで、さまざまなアレンジに使える。そして、茎部分と葉の部分を分けたうえで、それぞれ加熱時間を変えて調理するのも重要なポイントだ。今回紹介した切り方や食べ方などを覚えておくだけで、同じ春菊でも一段と美味しく食べやすいものになるので、ぜひ試してみてほしい。
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