1. 長いもの特徴
長いもは、やまのいもの中でも最も多く流通している品種で、長い棒状の形をしていることからこの名がついた。水分が多く、やや粗めの食感が特徴的である。アクや粘り気が少なく扱いやすいので、一般家庭にも広く親しまれている。
また長芋は、輸出品目としても優秀で、2017年における輸出額はりんご、ぶどうに次ぐ第3位である。
また長芋は、輸出品目としても優秀で、2017年における輸出額はりんご、ぶどうに次ぐ第3位である。
長いもの栄養
長いもは、台湾では「山薬」とも呼ばれ、健康によい食材として重宝されている。
カリウムやビタミンB1、食物繊維など、さまざまな栄養素を含んでいるが、とくに注目されているのがジアスターゼである。
ジアスターゼは、でんぷんを分解する作用を持つ酵素である。でんぷんは、ジアスターゼなどの酵素の働きで分解されないと、消化吸収されない。長いもにはこのジアスターゼが多く含まれているので、生で食べることができるのだ。
カリウムやビタミンB1、食物繊維など、さまざまな栄養素を含んでいるが、とくに注目されているのがジアスターゼである。
ジアスターゼは、でんぷんを分解する作用を持つ酵素である。でんぷんは、ジアスターゼなどの酵素の働きで分解されないと、消化吸収されない。長いもにはこのジアスターゼが多く含まれているので、生で食べることができるのだ。
各地のブランド長いも
「十勝川西長いも」
北海道十勝の豊かな土壌で育った長いも。きめ細かく、雪のように綺麗な白色が特徴で、粘りが強い。
「やませながいも」
夏に吹き付ける冷たい偏東風・やませがもたらす寒暖差により甘みを増加させたやませながいも。さらさらとして食べやすいのが特徴。
「ねばりっこ」
砂丘長いもに続く鳥取の長いもブランド・ねばりっこ。強い粘りとコクがあるのが特徴で、鳥取県のスーパーでは当たり前のように見かける。
2. 長いもの旬や選び方
長いもの旬は10~3月頃だが、秋掘り・春掘りの2回の収穫期があること、長いもが貯蔵性に優れることなどから、年間を通して購入することができる。
購入する際は次の点に注意しよう。
購入する際は次の点に注意しよう。
切り口が白く、みずみずしいもの
切り口の断面が茶色く変色しているものは避けよう。長いもは水分が多くみずみずしいのが特徴なので、表面が乾いているものには注意しよう。
表面がなめらかで傷が少ないもの
皮の表面がでこぼこしているもの、ざらざらしているものよりも、凹凸が少なくなめらかなものがよい。また、ひげ根が少ないものを選ぼう。
ずっしりとした重さと太さがあるもの
持ったときに、しっかりと重さのあるもののほうが水分を多く含んでいる。手に取ってみて確かめよう。
3. 長いもの食べ方
長いもは、調理方法によって食感が変化するおもしろい食材である。さまざまな料理にしてその違いを楽しんでみてほしい。
また変色しやすいので、切ったあとは手早く調理するか、酢水に浸けるとよいだろう。
また変色しやすいので、切ったあとは手早く調理するか、酢水に浸けるとよいだろう。
生のまま和え物に
生のまま輪切りや短冊切りにするとサクサク、シャキシャキとした食感になる。オクラや納豆と合わせてネバネバ和えにしたり、さっぱりと梅肉和えにしたりと、その日の気分に合わせて作ってみよう。繊維に沿って縦に切ることで、よりシャキシャキ感が増す。
長いもステーキや唐揚げに
長いもを輪切りにして焼くと、サクサクとした食感からホクホクした食感に変化する。また、乱切りにして油で揚げてもホクホク感を楽しめる。
生のまますりおろしてとろろに
とろろは長いもの最もメジャーな食べ方である。麦ごはんにかけて麦とろにしたり、山かけそばにしたりするとよい。
とろろを混ぜてふわふわのお好み焼きに
とろろは、加熱することでふわふわの食感になる。お好み焼きに混ぜると柔らかい口当たりとなるのでおすすめだ。
結論
やまのいもの大定番、長いもについて紹介した。いも類でありながら生食できるため、生のままとろろにされることが多いが、加熱しても美味しく食べられる。調理方法によってまるで手品のように食感が変化するため、さまざまな料理にチャレンジしてみよう。家族も驚くこと間違いなしだ!
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