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【ミディトマト】の特徴を解説!人気の味わいや主な品種を紹介

【ミディトマト】の特徴を解説!人気の味わいや主な品種を紹介

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年10月27日

トマトにはたくさんの品種があり、日本で栽培されている品種だけでも120種を超えるといわれている。色や大きさ、形、味などが違うさまざまな品種があり、食べ比べも楽しめる。今回、解説するミディトマトは中玉トマトの総称であり、ミディトマトにもいろいろな品種がある。今回はミディトマトの特徴や主な品種について解説しよう。

  

1. ミディトマトとは

トマトの種類は多く、世界では約8000種あるといわれている。そのうち日本では120種を超える品種が栽培されており、大きさにより大玉トマト、中玉トマト、小玉トマト、色により赤色系、桃色系などに分類される。

ミディトマトとは、果重が150g以上の重さがある大玉トマトと40g以下のミニトマトとの中間の大きさで、重さがおよそ40~150gの中玉トマトの総称である。大玉トマトとミニトマトをかけ合わせることで品種改良を行い、さまざまな品種が開発されている。

ミニトマトは、実が小さいため収穫しても大玉トマトのように重さが稼げず、収穫に手間がかかるのが農家にとって負担である。それを解決するために開発されたのがミディトマトだ。

2. ミディトマトの特徴

ミディトマトは、酸味が少なく完熟してから収穫して市場に流通するため非常に糖度が高く旨みがある。

大玉トマトは桃色系で、一般的なものは糖度が4~5度ほどとされているが、赤系である中玉トマトや小玉トマトは大きさが小さくなるほど味が濃くなり、糖度も高くなる傾向にある。

中玉トマトの中には、フルーツトマトと呼ばれるものもあるが、品種の名前ではなく栽培時に水分を調整して糖度が高くなるような方法で栽培されたトマトの総称である。糖度は8~10度と非常に高く、果物のように甘いことからフルーツトマトと名付けられた。

3. ミディトマトの主な品種

ミディトマトにはさまざまな品種があるが、代表的な品種を紹介しよう。

・越のルビー

1989年に福井県立短期大学において、バイオテクノロジーの技術を使って開発された品種で、主に福井県内で栽培されている。糖度が8度前後もあり非常に甘く、ビタミンCやカルシウムが多く含まれている。

・フルティカ

2008年に品種登録された比較的新しい品種である。ヨーロッパ系品種に近く、果重は約50gである。糖度は平均で約7~8度であるが、水を制限した栽培では糖度が12度にもなることもあり、まさにフルーツのような味わいだ。

・シンディースイート

果実の色は鮮やかな赤色をしており、果重は約35~40gと中玉トマトの平均的なものよりやや小ぶりである。糖度は8度程度で栽培方法によっては10度以上になる。

・シンディーオレンジ

果重は、シンディースイートより少し大きめの約40~50gで、色は濃い黄色からオレンジ色をしている。酸味が少ないので甘みがより強調されフルーツのような食感を楽しむことができる。

・レッドオーレ

果実は4~5cmとピンポン玉ほどの大きさで、重さは40~50gほどである。完熟すると、名前の通り濃赤色になる。7度以上の高糖度と低酸度、粘質な食感とフルーティーな食味が特徴である。

・華小町

皮が薄く、口の中に皮が残ることがなく食べやすい品種である。糖度が7~8度と高く、トマト独特の青臭さがないので、トマトが苦手な人でも食べやすいといわれている。果重は平均30~40gで、裂果が少なく収穫量が多いので栽培しやすい品種である。

結論

ミディトマトは、桃太郎などの大玉トマトより甘みが強く、ミニトマトより食べごたえがある中玉トマトの総称である。栽培時に灌水量を減らして栽培したフルーツトマトは、糖度が10度以上もあり、その名の通り果物のような甘みが味わえる。桃色系の大玉トマトに比べて赤色も鮮やかなので、料理の皿に添えても華やかになる。ミディトマトにも、さまざまな品種があるので、ぜひ食べ比べてみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2019年10月27日

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