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紅茶シーン別【ハイ・ティー】とは?アフタヌーン・ティーとの違い

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月 5日

日本でもなじみのあるアフタヌーン・ティーに対して、「ハイ・ティー」という慣習を知っている人はあまり多くない。いずれもイギリス発祥の紅茶にまつわる文化で、混同されることもある。今回は、ハイ・ティーとはどのようなものなのか正しい知識を学んでいこう。

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1. ハイ・ティーって何?

ハイ・ティーとは、一日の仕事を終えたあとに食事、つまり夕食とともに紅茶を楽しむものだ。夕食を兼ねたティータイムという位置づけになる。

労働者向けのカジュアルなもの

ハイ・ティーを始めたのはスコットランドと北イングランドの労働者階級の人々だ。かつて紅茶は貴族の嗜好品だったが、19世紀後半になると紅茶が安く手に入るようになったため、庶民の間でも広く飲まれるようになっていった。ハイ・ティーは夕食を兼ねているため肉料理や魚料理を紅茶とともに楽しむのが特徴で、ミートティーと呼ばれることもあるようだ。現在受け継がれるハイ・ティーにきちんとした定義はないのだが、しっかりとしたディナーというよりは、音楽会や観劇に出かける前の軽い食事として認識されている。

ハイ・ティーの由来

ハイ・ティーの「ハイ」はどこからきているのか気になるところだが、これには諸説ある。よくいわれるのが、食事をするメインのダイニングテーブルをハイテーブルと呼んだことが由来という説。また、高カロリーの食事やハイバックチェアが由来ともいわれているが、どれが本当かは明確になっていない。ちなみにアフタヌーン・ティーと混同されるようになった背景には、アメリカ人がハイを「フォーマル」という意味と誤解したからだそうだ。

2. ハイ・ティーとアフタヌーン・ティーの違い

ハイ・ティーは夕食を兼ねたカジュアルなお茶会であり、貴族が行うアフタヌーン・ティーとはまったく違うものだということがわかった。さらに詳しく両者の違いを見ていこう。

役割の違い

アフタヌーン・ティーは始まったきっかけこそ空腹しのぎであったが、貴婦人の間で流行してからはフォーマルな社交の場としての役割に代わり、定着していった。豪華な応接間に客を招く格式高いお茶会で、ティーカップをはじめ食器も高級品が使用された。それに対し、ハイ・ティーは家族と楽しむカジュアルな時間という意味合いが強く、ダイニングで普段使っている食器を使用するなど着飾ることはしない。ハイ・ティーは緊張感のある社交場ではないため、一日の疲れを癒すリラックスタイムなのである。

起源の違い

アフタヌーン・ティーは貴族が始めた慣習であるのに対し、ハイ・ティーを始めたのは労働者。貴族と労働者の生活の仕方はまったく異なる。アフタヌーン・ティーとハイ・ティーが共存するようになっても、貴婦人たちはしっかりと区別したがり自分たちの文化をハイ・ティーと呼ぶことは決してしなかったといわれている。単に時間帯やティーフードの違いがあるだけでなく、文化として大きく異なるのである。

3. ハイ・ティーの楽しみ方

一日の仕事を終えたら、家族との夕食兼お茶会を楽しむ。日本ではあまり夕食時に紅茶を飲む家庭はないが、たまにはハイ・ティーでほっとした時間を持つのもよいのではないだろうか。

ちなみに、ハイ・ティーが広まっている国として有名なシンガポールでは、さまざまな点心を紅茶や中国茶と一緒にいただく。形式に捉われないのがハイ・ティーの魅力でもあるため、好きなお茶と手軽なつまみで自己流に始めてみよう。

結論

ハイ・ティーに関しては、知名度が低いだけでなく誤解も多い。アフタヌーン・ティーとは意味合いがまったく異なることをお分かりいただけただろうか。ハイ・ティーは誰かをもてなすものではなく疲れを癒すためのものなので、誰でも気軽に取り入れられそうだ。
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