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【君山銀針茶】はどんなお茶?台湾でも購入が難しい理由とは?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年10月28日

身体によいイメージがある中国茶だが、種類が多すぎるため馴染みのない中国茶も数多く存在する。ここで紹介する君山銀針茶(くんざんぎんしんちゃ)も日本では馴染みのない中国茶の1つだ。君山銀針茶は中国茶のなかでも希少な茶といわれるお茶なのだが、希少である理由や特徴について紹介していく。

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1. 君山銀針茶は黄茶に分類される

日本で茶葉から作られるお茶といえば緑茶であることが多いが、中国ではさまざまな種類の茶葉が栽培されており、それぞれに合った加工をされている。中国茶は、加工のされ方とお茶の色から白茶、緑茶、紅茶、青茶、黄茶、黒茶の6つに分類され、君山銀針茶は黄茶に分類される。

黄茶は希少なお茶

6つのお茶の中でも、とりわけ黄茶は希少なお茶だとされている。その理由は加工方法にある。お茶の加工とは茶葉の発酵を指す。たとえば日本でも馴染みのある緑茶は発酵をまったくしない無発酵茶であるのに対し、紅茶は完全に発酵させる完全発酵茶である。黄茶は軽微発酵させて作られるお茶で、ほかのお茶と比べて手間がかかるため、生産が減り希少なお茶となっている。非常に希少な君山銀針茶は、ほかのお茶ではなかなか味わえないような独特な甘みとフルーティーな香りが持ち味のお茶だ。

黄茶のなかでもさらに希少な君山銀針茶

君山銀針茶の茶葉は湖南省岳陽市君山で栽培されているのだが、黄茶のなかでもより生産量が少なく、中国本土でもなかなか手に入れられない。さらに発酵によって茶葉の量は、より少なくなってしまう。1回の加工で作れる量が少ないのも、希少になっている理由の1つだ。

2. 君山銀針茶の製造方法と保存方法

君山銀針茶を含む黄茶は、ほかのお茶に比べて手間がかかると述べたが、一体どのように手間なのか。黄茶は途中までは緑茶と同じように、茶葉を殺青(さっせい)という火入れ工程によって酸化発酵を止め、揉捻(じゅうねん)という工程によって茶葉をもみ込む。そのあと、黄茶に特有の悶黄(もんおう)という工程に入る。悶黄とは茶葉に菌をつけて発酵させる作業だ。菌による発酵を行うお茶は黒茶でも行われるが、大きな違いは発酵度だ。黒茶が熟成発酵させるのに対し、君山銀針茶を含む黄茶は微発酵させることで緑茶のようなさっぱりとした味わいの中にフルーティーな風味が加わる。最後に茶葉を乾燥させれば君山銀針茶の完成だ。

保存方法

希少な君山銀針茶は、適切な方法で保存しなければせっかくの風味が損なわれてしまう。お茶の風味を損なわないためにはしっかりと密封して冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。ただし冷蔵庫で保存しても大丈夫なわけではない。冷蔵庫に一緒に入れた物のにおいがついたり、冷蔵庫内の湿気でダメになってしまったりすることもある。そのため保存する際は1回に飲みきる量に小分けして、できるだけ早く飲みきるようにしよう。

3. 君山銀針茶を美味しく飲むためには

君山銀針茶を心行くまで楽しむには準備が欠かせない。お茶の風味を引き出すためには、お湯の温度と抽出時間がポイントとなる。君山銀針茶を含む黄茶の多くは、80℃くらいのお湯で淹れるのがベストだ。君山銀針茶は80℃のお湯で3分前後抽出することで、もっともよい状態で飲める。お茶を淹れる温度は中国茶の種類によって異なるが80℃は低いほうだ。

君山銀針茶を本格的に飲みたいとき

中国茶を飲む際に使用される専用の茶器がある。希少な君山銀針茶を最大限楽しみたいなら茶器にこだわってみるのもおすすめだ。中国茶を飲むときに使用される茶器には茶壺(ちゃふう)と蓋碗(がいわん)の2つがあるのだが、君山銀針茶を飲むときには蓋碗を使うのがおすすめだ。蓋碗とはふたがついている湯飲みのような形をした茶器で、ここに茶葉を入れて抽出する。美味しく淹れるためには、まず蓋碗にお湯を入れて温める。お湯を捨てて茶葉を入れたら、80℃くらいのお湯を注ぎ入れる。このとき茶葉がこぼれそうになる場合はふたでおさえるようにし、3分蒸らす。時間が経ったらふたをずらしてカップにお茶を注ぎ入れる。片手でずらしたふたと器を持たないといけないため難易度はやや高いが、君山銀針茶のフルーティーな香りを楽しむのに適した茶器なのでぜひトライしてみてほしい。

結論

中国国内でも手に入れるのが難しいといわれる君山銀針茶だが、その風味は中国茶好きの心を放さない。緑茶のような淡い色だがフルーティーな香りと味わいは君山銀針茶ならではだ。菌をつけてじっくり微発酵させる工程は手間がかかるため君山銀針茶の生産量が少ない要因となっている。
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