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辛口の白ワインならこれ!【シャルドネ】の特徴を解説

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年10月 3日

ワインといえば赤が重要視される風潮の中、知名度の高さで白の代表として君臨するのが「シャルドネ」である。一口にシャルドネといっても、魅力は多岐にわたる。フランスのブルゴーニュ地方が発祥とされるが、現在では世界各地で栽培されており、驚くほどバリエーションが多い。猛暑の季節、シャルドネの白ワインはことのほか美味しく感じられる。順応性の高いシャルドネ種について、今回は詳しく見ていこう。

1. フランスが誇る白ワインの雄、シャルドネ

フランスの白ワインの中では、辛口の切れ味で知られるシャルドネ。ブルゴーニュにある同名の村が発祥とされている。古代ローマ時代からぶどう栽培の歴史を誇り、順応性の高さから現在は世界各地でさまざまな銘柄を生み出している。

修道士たちが知恵を絞ったブルゴーニュのワイン醸造

古代ローマ時代、2~3世紀にブルゴーニュ地方でぶどう栽培が始まったとされている。さまざまな宗派の修道士たちによって、ブルゴーニュのワインは12世紀以降に大きな発展を遂げた。ブルゴーニュのシャルドネ村に由来をもつ同種は、ピノ・ノワールとグーエ・ブランの交配によって生まれたと考えられている。フランス国内では、ブルゴーニュをはじめシャンパーニュ地方でもシャルドネの栽培は盛んである。
また、アメリカ大陸や南アフリカなど、シャルドネの優れた適応性を活かして世界中で栽培されている。「ピノ・シャルドネ」「ピノ・ブラン・シャルドネ」「ポーノワ」「ガメ・ブラン」などの別名で呼ばれることもある。

シャルドネの高名な単一ワインたち

勤勉な修道士たちは、収穫したぶどうの比較や記録、試作研究を怠らなかった。ゆえにブルゴーニュでは古くから「テロワール」の概念が存在していたといわれている。つまり、ワインの味は畑の条件によって変わることが数世紀前から認識されていたのである。こうした特徴を生かしたためか、ブルゴーニュでは単一品種で作られるワインがたいへん多い。シャルドネ種100%のワインには、「シャブリ」や「モンラッシュ」「コルトン・シャルルマーニュ」など、世界的にも評価の高い銘柄が多い。

2. 特徴は皆無?順応性が高いシャルドネ

世界中で栽培されるシャルドネは、適応性に優れているために栽培される土地の影響をもろに受ける品種とされている。そのため、シャルドネ本来の特有性というものが語られることが少ない。シャルドネを名乗っていても、ライトなものから力強いものまで味わいの範疇が広いのである。

■ブルゴーニュの気候に適した早熟性

大陸性気候であるブルゴーニュは夏は涼しく期間も短いため、早熟なピノ・ノワールとシャルドネの栽培が適しているとされている。しかし、世界に普及したシャルドネは産地によってぶどう自体の風味が異なるうえ、生産者の嗜好や醸造方法によって異なる味わいを生みだす。若々しくフレッシュなものから、深みのある重厚さを誇るものまで銘柄の幅は広い。
日本でも、1,000tを超えるシャルドネの栽培が行われている。日本産のシャルドネは、力強くスモーキーな味わいと評される。

■シャンパンの原料にも数えられるシャルドネ

シャルドネ種は、ぶどうの粒が小さく果皮に厚みがあるのが特徴である。房は小~中程度の大きさで、石灰岩の土壌でよく育つ。フランスを代表するスパークリングワイン「シャンパン」の原料となる1品種でもある。さらに、樽熟成によってより複雑な味わいを生み出す白ワインとしても名高い。

3. 魚介類にはシャルドネの白ワイン?

魚介料理に合うワインの定番「シャブリ」も、シャルドネ種を原料に生産される白ワインである。「生牡蠣にはシャブリ」といわれるほど、フランスでも魚介料理のおともとして定着している。
シャブリ地区で栽培されるシャルドネは、19世紀までは黒ぶどうの栽培が盛んであった。19世紀の終わりに、欧州のぶどう栽培を壊滅状態に追い込んだ害虫災害のあと、シャルドネが移植されたという歴史がある。シャルドネの土壌は、牡蠣の化石を含んだ泥灰土がベースとなっている。辛口のシャブリのキレキレっぷりは、この土壌の質に影響を受けているともいわれている。

結論

一口にシャルドネといっても、バラエティーが豊富でこの品種独自の特有性というのはあまり語られてこなかった。シャルドネの発祥の地ブルゴーニュでは、シャルドネ単一の名ワインが数多く存在する。また、世界に散らばったシャルドネ種からは、それぞれの土地や生産者の影響を受けたシャルドネのワインが誕生している。季節ごとに、また料理のいかんによって、さまざまなシャルドネを使い分けるのもよいかもしれない。
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