1. 粉にしたい唐辛子を手に入れる、まずはスーパーでも十分!

まずは、粉にしたい唐辛子を手に入れるところから始めよう。
・最初は激辛の品種は避けたい
世界には、ハバネロやブート・ジョロキア、キャロライナ・リーパーなど、さまざまな激辛の唐辛子が存在する。すでにこれらを食べたことがあるなら、思いきって手に入れてみるのもありだ。しかしそうでない場合、いきなり試すのは危険だ。最初はほどほどの辛さの品種から始めたい。
・手軽に買うなら鷹の爪
まずは、鷹の爪をスーパーなどで手に入れて、試してみるのがよいだろう。香辛料のコーナーなどに行けば、陳列されているはずだ。
2. 唐辛子をすり潰して粉にする、目に入らないよう注意!

手に入れた唐辛子を加工し、粉にしよう。
・必要に応じて乾燥させる
生唐辛子を買った場合は、最初に数日ほど日陰干しをして、よく乾燥させる必要がある。ざるに入れる、あるいは紐で吊るすなどしたうえで、軒下などで干せばよい。
・辛さが好きなら種ごとすり潰す、苦手なら種を取り除く
唐辛子の中でも、種がとくに辛い。鷹の爪を料理に使う際、種を取り除き忘れて大変な思いをした人もいるかもしれない。辛さが好きな人は、種ごと粉にしてしまうのもありだ。しかしそうでなければ、種は取り除いておくほうがよいだろう。鷹の爪を手で半分にちぎれば、種がこぼれ落ちてくるため、取り除くのは難しくない。
・機械を使ってもすりこぎでもOK、ただし目に入らないように注意!
唐辛子をすり潰すには、フードプロセッサーなどの機械を使うのが楽だろう。速いうえに、粉が狙った細かさになったタイミングで止められるのが嬉しい。もし機械がなくても、すり鉢とすりこぎがあれば手動ですり潰すことができる。手間と時間はかかるが、唐辛子の様子を細かくみながら作業できるので、機械以上に好みのタイミングで切りあげやすいだろう。ただし、いずれの方法で作業するにしても、粉の飛び出しには要注意だ。ただ散るだけならまだよいが、たとえば目に入ってしまうと猛烈な痛みに襲われてしまう。なるべく粉をこぼさないよう、また手などに付いた粉が目に入らないよう、十分に気を付けながら作業したい。
・乾燥した容器に詰める
粉が無事に完成したら、よく乾燥した容器に詰めて保存しよう。水気は劣化を促すため、詰める前に容器に水滴が残っていないかを確認したい。
3. 好みの香りを追加して、マイ唐辛子粉を作ろう

唐辛子のみを粉にして使うことに、問題はまったくない。粒の度合いの差こそあれ、一味唐辛子と同じものだ。ただ、もし興味があれば、追加の材料を粉にして加え、好みの香りを出してみるのはどうだろうか。たとえば、七味唐辛子にならって山椒や麻の実を加えてみるのもよい。あるいは、柑橘類の皮などを追加し、さわやかな香りを足すのもありだろう。いま、市場にはさまざまな配合の粉唐辛子が出回っている。それらを参考にしてみるのもおすすめだ。
結論
唐辛子を自分ですり潰して粉にするのは、決して難しい作業ではない。目に入らないようにさえ気をつければ、安全に仕上げることができるだろう。唐辛子の粉は粒感によって使い勝手が変わってくるため、自分好みに作れるのが望ましい。まずは何となくの気分で構わないので、試してみてはいかがだろうか。
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