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【メルロ】ワインの味の特徴を解説!相性の良い料理も紹介

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2019年10月 1日

「メルロ」という、いかにもフランス的な響きを持つワイン。ボルドー地方を中心に世界中で栽培される黒ブドウの品種である。高級ワインを作り出すことでも知られるメルロは、多品種とブレンドされることでもよく知られている。フランスだけではなく、イタリアやアメリカでも高名なワインを生み出すメルロについて紹介しよう。

1. まろやかな味わいが特徴のメルロ、その歴史は?

名前の響きと同様に、まろやかで豊かな味わいが愛されてきたメルロ。格調高いその味わいは、ボルドー地方のワインの歴史と無縁ではない。メルロのワインには、どんな歴史があるのだろうか。

■ボルドーを代表する黒ブドウの品種

メルロは、フランス南西部が原産地といわれている。主産地となっているボルドー地方では、「千のシャトーが建つ丘」の異名をもつサン・テミリオン地区において、高名なシャトーがしのぎを削る。「メルロー・ノワール」「セミヨン・ルージュ」「メドック・ノワール」「プティ・メルル」などと呼ばれることもある。

■イタリアのスーパータスカンにもメルロが!

フランスを代表する品種「カベルネ」と比較すると、メルロは早熟で豊かな果実味、穏やかな酸味、少なめのタンニンで知られている。やさしくまろやかなメルロは、世界中の土壌にも柔軟に適応することが多い。そのため、フランスだけではなく、世界中で偉大なワインと呼ばれる銘柄にはメルロの名が多く見られる。イタリア産のスーパータスカンにも、トスカーナ地方で栽培されたメルロが使用されている。そのほか、アメリカのカリフォルニア州やワシントン州、チリのニューワールドでもメルロは盛んに栽培されている。

2. カベルネ・ソーヴィニヨンと相反する資質を有するメルロ

メルロ種は、ボルドーのサン・テミリオン地区やポムロール地区で主に栽培されている。カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされ、超高級ワインとなることも多いメルロが好む土壌とはどのようなものであろうか。

■カベルネと相反する性格

フランスを代表するカベルネ・ソーヴィニヨン種とは、あらゆる意味で相反する性格を持つのがメルロである。この資質の相違が、互いの長所を引き立てあうといわれている。水はけのよい土壌を好むカベルネとは逆に、メルロは保水性のある土壌でよく育つ。カベルネとメルロはぶどう畑を有効に活用するためにも都合がよいコンビなのである。ボルドー地方でいえば、ジロンド川左岸の砂利や砂が多いメドック地区はカベルネ・ソーヴィニヨンが、粘土質の土壌が広がる右岸はメルロに適している。実際、メルロは粘土質を含んだサン・テミリオンやポムワールの土壌で、とくに生産性が高いとされている。歴史的にみれば、ワイン生産地としてはメドック地区よりも古いのがジロンド川右岸である。メルロはワイン大国フランスにおいて重要な位置を占める品種なのである。

■メルロ種のブドウの見た目は?

メルロは、カベルネ種と比べると粒が大きいぶどうである。果皮は薄めで、青黒い色が特徴である。早熟といわれるメルロであるが、栽培場所によっては収穫期が遅めのものもある。また、カベルネ・ソーヴィニヨンが日本の気候に適合しにくいのに対し、メルロは山梨県や長野県でも栽培されている。世界各地でタンニンや個性の強い品種とブレンドされ、ワインをまろやかにする作用によって愛され続けてきた。

3. メルロのワインと相性のよい料理は?

濃いルビー色が美しいメルロのワイン。好ましいその芳香は、キイチゴやラズベリーなど森の果物を想起させるといわれている。味わいはとても柔らかく、ドライで調和性が高いという特徴がある。メルロのワインとマリアージュするのは、鶏肉料理、赤身肉のあっさりとしたグリル、ミートソースのパスタ、香草入りチーズなどなど。豆のスープやポルチーニキノコのリゾットなど、肉以外の料理とも相性はよい。野菜ならば、苦みのあるものが好まれる傾向にある。

結論

カベルネよりも古い歴史を持つといわれるメルロ。伝統あるボルドー地方が、メルロの故郷である。20世紀初頭から、その重要性が増大し台頭してきた。フランスだけではなく、イタリアやアメリカでも偉大なワインを生み出しているメルロは、順応性が高く日本の長野県や山梨県でも栽培が行われている。個性の強い多種との相性がよいため、今後も重要な役割を担い続けることはまちがいないだろう。
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