このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。

【なめろう】の発祥は漁師めし?変わった名前の由来や食べ方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

2019年10月 3日

なめろうは、地域によっては魚の定番料理のひとつといえる。しかし、作り方は簡単なもののやや特殊で、自然に思い浮かぶとは考えにくい。また、名前も一風変わっており、食材などからは想像しにくいだろう。そこで本記事では、なめろうの発祥や名前の由来、食べ方について紹介していく。

1. なめろうの発祥は漁師料理?作りやすさの工夫が満載!

なめろうの発祥は、千葉県の南房総地方が有力だ。元々は海の上で漁師めしとして親しまれていたといわれる。漁船の上は揺れが大きいうえ、スペースなどの問題で簡単な調理器具しか載せられない。なめろうは魚を叩いて味付けすればよいため、漁船の上でも簡単に調理でき、かつ穫れたての魚の味を楽しむことができる。そのため、漁師の間で親しまれたといえるだろう。また、なめろうの味付けには味噌が使われることが一般的だ。これは、揺れが激しい漁船の上でもこぼれる心配が少ないことから、採用されたと考えられる。現在は飲食店や自宅でもなめろうを楽しめるため、しょうゆなどを使うケースもあるだろう。ほかにも、さまざまな味付けのアレンジが可能だ。

2. なめろうの名前の由来には諸説あり!決め手は美味しさ

なめろうという名前の由来には、大きく2つの説がある。

1.独特の食感に由来する説

なめろうは、叩き方の具合によって食感が変わる。粗めの場合には魚の食感がしっかり残るため、比較的さらりと食べることができる。一方、細かく叩いていくと、だんだんと粘り気が出てくる。そのため、刺身で食べる場合とはまったく違う食感を楽しむことができる。このなめらかな食感から、なめろうと呼ばれるようになったという説がある。

2.美味しさに由来する説

新鮮な魚を使ったなめろうは、当然ながら味がとてもよい。漁師たちに親しまれ、家庭にも浸透するだけのことはある。その美味しさから、食べたあとに皿まで舐めたくなるともいわれ、これが名前の由来になったという説がある。

3. そのまま食べるだけではない!なめろうを使った美味しい郷土料理の例

なめろうは、そのまま食べるだけでも美味しいが、とくに南房総などではさまざまな食べ方がある。なめろうと食文化の関係も面白い。いくつか例を紹介していく。

さんが焼き

さんが焼きは房総を代表する郷土料理のひとつで、ハンバーグのように焼いて作る。漁師が船上で余ったなめろうを持ち帰り、海岸で貝殻に詰めて焼いたのが始まりだといわれる。

房総揚げ(揚げさんが)

なめろうを油で揚げると、房総揚げと呼ばれる料理の完成だ。魚や味噌の風味に加え、香味野菜の香りもよい。酒のつまみにもおかずにも最適だろう。

水なます

水なますとは、なめろうをごはんにのせ、味噌を混ぜた冷水をかける料理だ。なめろうの食感を楽しめるうえ、お茶漬けのようにさらりと食べられる。なめろうさえあればすぐに作れるため、とくに暑い時期には嬉しい料理だろう。
いまでこそ海から離れた地域でも生魚を食べられるが、かつてはそうもいかなかっただろう。とくになめろうを加熱する料理は、内陸などでも魚を美味しく食べるための工夫だといえる。

結論

なめろうは漁師料理として発祥した説が有力で、作り方や味付けには漁船の上ならではの工夫が凝らされている。独特の食感や味は家庭や居酒屋などにも広く浸透し、味付けなどのアレンジも豊富だ。また、加工した料理も親しまれるなど、応用も幅広い。なめろうを食べる際には、ルーツに思いを馳せてみるのもよいかもしれない。
この記事もCheck!
\この記事をシェアする/    
\この記事をシェアする/    
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

おすすめ記事

ページトップへ ページトップへ