1. ヘタを押し込めば、種とワタを一気に取り除ける!

ピーマンの種やワタをどう取り除くかは、意外と難しい問題だ。よくある方法は、ヘタを含む上部を切り、切り口から種を取り出すというものだろう。しかしながら、上部の実まで切り離してしまうため、もったいないと感じる人もいるかもしれない。しかしここで、ピーマンの実をしっかり残しつつ、ヘタや種をきれいに取り除く方法がある。包丁を使わず、指を使ってヘタを上から押し込んでしまえばよいのだ。それだけで、ヘタがきれいに種ごと中に落ちる。あとは、ピーマンをひっくり返してヘタと種を取り出せばよいだけだ。非常に手軽に、道具いらずで処理でき、かつきれいに仕上げることができる。とくにピーマンをよく使う人は、ぜひ試していただきたい。
2. 切ったあとに実に付いた種は、水で取り除ける?

ピーマンを切ったあとに、実に種がまとわりついて邪魔だと感じることがあるかもしれない。手でひと粒ひと粒種を取るのも面倒だろう。ここで、完全ではないものの、種を簡単に取る方法がある。ボウルなどに水を張り、切ったピーマンを入れてみよう。ピーマンの実は浮くが、しばらくすると種が実から離れ、沈んでいく。これだけで、ピーマンの種を簡単に除くことができる。ただし、種が沈むかどうかは、さまざまな要因が絡む。たとえば種が未熟な場合、うまく沈まない場合もあるだろう。この方法は完全ではないと書いたのはこのためで、手作業の手間がゼロになるとは限らない。とはいえ、水に浸すだけで作業を大幅に減らせるため、有効な方法であることには変わらないだろう。なかなか取れない種に悩まされている人は、ぜひ一度試していただきたい。
3. ピーマンの種やワタを、料理に使うのもあり?

ここまでピーマンの種やワタの取り方について紹介してきたが、じつはそもそもの話として、種やワタは食べることもできる。栄養もあるため、実は捨てるのはもったいないともいえる部位なのだ。決して苦味が強いという訳ではなく、どちらかといえば淡白な味で、意外と食べやすいと感じるのではないだろうか。とはいえ、食感があまりに目立つような食べ方だと、慣れないうちは抵抗があるかもしれない。たとえば、夏野菜カレーなどの煮込み料理には種も入れてみるなど、食感を控えめに感じられる料理から使ってみてはどうだろうか。とくに種のプチプチした食感は、ちょっとしたアクセントにもなるかもしれない。なお、種やワタは実と比べて鮮度が落ちやすいため、傷んでいないかを確認してから使おう。完全ではないものの、ひとつの目安として、種が黒ずんでいる場合は傷んでいるおそれがある。しっかり加熱する場合はまだよいが、サラダなどに加える場合にはとくに注意したい。
結論
ピーマンの種やワタは少し取り除きにくい部位ではあるが、ちょっとしたワザを使えば大部分を簡単に取り除くことができる。慣れた人でも、時短につながるので試すメリットはある。また、そもそも種やワタを取り除かず、料理に使ってしまうのもありだ。手間がなおさら減るため、慣れてしまえばもっと楽になるかもしれない。次回ピーマンを調理する際は、試してみてはいかがだろうか。
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