ペヤングの超超超大盛りのカロリーはどれくらいすごいのか？

カップ焼きそばの商品の認知度には地域差があり、その地域ごとにメジャーで食べられているカップ焼きそばは異なる。そんななかでもペヤングは全国的に有名で、UFOと人気を二分する代表的な商品だ。

ペヤングを販売しているまるか食品は、実は乾麺やインスタント麺、ペヤングヌードルなどのカップラーメンから始まった会社である。ペヤングヌードルの誕生は1973年。その2年後に焼きそばのペヤングが発売され、今では焼きそばの方が全国的に知られている。なお、ペヤングヌードルは東北地方限定の販売となっており、そのほかの地域に住んでいる人は旅行で行ったときに購入するかネット販売しか術はない。

また、ペヤングというキャッチーな商品名の語源は「ペア」と「ヤング」を掛け合わせたもの。その昔カップ麺が高価だとされていた時代に、若いカップルが1つの焼きそばを分け合って食べられるようにとの意味合いを込めて名付けられたのである。

ペヤングはベーシックなソース焼きそばのほかに、さまざまな味付けを楽しむことができる幅広いラインナップも魅力だ。2019年8月現在では、次のような変わり種の焼きそばが揃っている。

・ペヤング魚介MAXラー油やきそば
・ペヤング沖縄ゴーヤMAXやきそば
・ペヤングネギ味噌七味風味やきそば
・ペヤングネギ塩ガーリック風味やきそば
・ペヤング青じそやきそば
・ピーヤング激辛春雨END
・ペヤングカレー南蛮やきそば
・ペヤングきつねやきそば
・ペヤングたぬきやきそば
・ペヤング中華風そのまま皿うどん
・ペヤングホルモン入りやきそば　甘辛味噌味
・ペヤングかきあげ味やきそば
・ペヤング北海道ジンギスカン風やきそば
・ペヤングスカルプDやきそば
・ペヤング激辛やきそばEND
・ペヤング激辛やきそば

ペヤングはほかのカップ焼きそばと比べるとバリエーション展開が広く、意外性のある味も多い。次はどんな味が出てくるのだろうかと、新しい味の登場もまた楽しみの1つである。

実はペヤングとは別にペヨングソースやきそばという商品が存在する。ペヤングのパクリ商品化？とやきもきしてしまうが、このペヨングソースやきそばもまるか食品から販売されている公式の商品なので安心しよう。

ペヨングソースやきそばは、2016年にペヤングから発売された商品だ。ペヨングのパッケージはペヤングとはやや異なり、同じ会社から販売されているとは思えないかもしれない。しかし、蓋を開ければ見た目に大きな違いはなく、完成形さえも区別が付きにくい状態である。

ペヤングとペヨングの大きな違いは肉の存在。なんとペヨングには肉が入っていない。そのため、ペヨングのカロリーはペヤングよりも100kcalほど低く、値段も50円ほど安くなっている。肉以外の味にもほとんど違いはないので、より安く食べたいという人は是非ペヨングも試してみてはいかがだろうか。

超大盛りは普通のペヤングの2倍量となっている。2004年に発売され、以降定番商品として人気をキープしている焼きそばだ。内容量は237gとなっており、1食で十分な満足感を得ることができる。

超大盛り1個分のカロリーはなんと1081kcal。20〜40歳代の男性の必要なカロリーは1日2650kcal前後なので、1食分と考えると少しオーバーしてしまう。たんぱく質は19.0gなので、1日の目安量60gを考えるとちょうどよい量だ。

安いが満足感を得られるという点で働き盛りの男性にはとくに人気の超大盛りだが、ペヤングにはこれを上回る超超超大盛りGIGAMAXという商品が存在する。この超超超大盛りGIGAMAXは、もはや健康や栄養バランスといった言葉とは程遠く、とことん満足感にこだわりを持った最強の焼きそばだ。

ペヤング超超超大盛りGIGAMAXは2018年に発売された商品である。高カロリーを売りにしているので、パッケージにもわかりやすくカロリーが表示されている。超超超大盛りGIGAMAXの1個あたりのエネルギー量はなんと2142kcalだ。女性が食べたら、1日に必要なカロリーをこれだけで超えてしまう場合もある。パッケージには「1日1食までにして下さい。カロリー摂取基準を上回る可能性があります。」との注意書きが添えられている。

超超超大盛りGIGAMAXの内容量は439gで、通常の4倍にもなる。希望小売り価格が408円（税別）となっているので、家族や友達とシェアすればお得になることもあるだろう。作るときに気をつけたいのが、必要なお湯の量は1300mlと多い点だ。途中でお湯が足りないという残念な結果にならないように十分注意しよう。

ペヤングは豊富なラインナップと驚きの商品開発により、日々話題性を欠かさない。そもそも味が好きという人もいれば、話題に乗っかるために食べるという人もいるだろう。ペヤングはほかのカップ焼きそばよりも熱狂的なファンがいることで有名だ。こうした企業努力が成長の鍵を握っているのかもしれない。