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【ペポかぼちゃ】ってどんなかぼちゃ?可愛い見た目で実は栄養満点?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2019年10月 9日

日本の食卓にはあまりなじみのない、ペポかぼちゃという種類のかぼちゃがある。ハロウィンのころによく見る、観賞用のかぼちゃというイメージがある。かわいらしい見た目は「おもちゃかぼちゃ」の別名もあり、食べるものではないと思っている人もいるだろう。しかし実は、栄養満点で、昔から食べられているものもある。知らずに口にしているかもしれないペポかぼちゃについて紹介する。

1. 食べられるペポかぼちゃとは

鮮やかな色やエキセントリックな模様、変形した形やびっくりするほど大きなものなど、ハロウィンのころによくみかけるユニークなかぼちゃを想像することが多いだろう。あれらも、ペポかぼちゃを代表する種類であることは間違いない。
かぼちゃは「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」、そして「ペポかぼちゃ」の3つに大別される。日本でよく食べられるのは、黒皮栗かぼちゃに代表される西洋かぼちゃ、そして地域野菜として注目される日本かぼちゃの二つである。そう思っている人が多いだろう。
しかし実は、知らずに食べているペポかぼちゃもあるのだ。

ズッキーニ

分類としてはウリ科カボチャ属の果菜で、平らな形のものに丸いもの、きゅうりに似た形のもの、緑や黄色、などさまざまな種類がある。きゅうりやナスの仲間だと思われがちだが、れっきとしたペポかぼちゃの仲間である。ウリ科の野菜らしく、カリウムが豊富だ。夏野菜として和洋中どんな料理にも使える淡泊な味わいで、普通のかぼちゃと同じく、油との相性がよいので、加熱して食べるのがおすすめだ。炒めてよし揚げてよし煮込んでよしの万能野菜なのだ。

プッチィーニ

見た目が非常にかわいらしい、小さなかぼちゃである。おもちゃかぼちゃと同じ扱いで、食べられないと思われがちだが、まるごと食べられる。入手が難しいので、自分で栽培するのがおすすめだ。
これは日本で品種改良された種で、西洋かぼちゃとペポかぼちゃを交配してつくられた。調理方法は、ふつうの西洋かぼちゃと同じで大丈夫だが、せっかくのかわいらしい姿をいかした調理法、たとえばまるごとプリンやグラタンなどが好まれるようだ。
かぼちゃは緑黄色野菜なので、カロテンを多く含む。カリウムや食物繊維も豊富に含まれている。

どんぐりかぼちゃ

非常に淡泊な味わいで、日本ではあまり好まれず、食べられることはない。だが海外ではAcorn Squashi(エイコーンスクワッシュ)と呼ばれ、半分に切りオーブンで焼いたものに、シュガーやはちみつ、バターをかけたものをおやつに食べたり、中にリゾットや挽肉を詰めたり、スープにしたりといろいろな方法で食べられている。加熱すると、ねっとりとした食感になり、ほのかに甘みがでる。

2. 食用種子品種「ストライプペポ」

ペポかぼちゃの種

日本でペポかぼちゃが一番消費されるのは、種である。
かぼちゃの種は、「南瓜仁」として古くから漢方薬に用いられていたが、おやつとして食べても香ばしくて美味しく、そして栄養満点である。
ふつうのかぼちゃの種も美味しく食べることはできるが、硬い殻に覆われているのを取り出すのが手間である。しかしペポかぼちゃの種類には、柔らかい種がそのまま収穫できる食用種子品種がある。お菓子の材料として使われるのは、ペポかぼちゃの種が多い。

ストライプペポって?

最近注目されているのは、「ストライプペポ」という、主に北海道で作られる食用種子ペポかぼちゃである。北海道農業研究センターで開発された品種で、既存の食用種子品種よりも2.4倍は収量できるという優れものだ。ストライプペポの種は栄養価が高く、亜鉛や鉄分はアーモンドの約2倍、さらに「リグナン」という成分が注目を集めている。リグナンは、ヨーロッパでは健康食品やサプリメントとして販売されているほどだ。
「ペポナッツ」という名前で、ペーストになってお菓子や料理に使いやすくしてあるものや、そのままポリポリ食べることのできる、ローストされたストライプペポの種が販売されている。通信販売でも簡単に購入できるのがありがたい。
ほかに、パンプキンシードオイル、パンプキンシードパウダーなどの形で、かぼちゃの種を知らずに食べていることもある。身の回りのパンプキンシード、探してみると意外に多いかもしれない。

3. ハロウィンに使われるペポかぼちゃ

ペポかぼちゃを見かけることがもっとも多いのは、やはりハロウィンの時期だろう。ハロウィンのお祭りは日本でもすっかりおなじみになり、10月頃にはあちこちがハロウィンの飾りつけになり、食べられない種類のペポかぼちゃが飾られる。

アトランティックジャイアント

大人でも一人ではとても持ち切れない、大きなオレンジ色のかぼちゃを見たことはないだろうか。
アメリカをはじめ日本でも、主に大きさを競うコンテスト用に育てられている。育て方によっては非常に大きくなり、300kgにもなる。世界一で1025.8kgというから驚きだ。オレゴン州では中をくりぬいてボートにして、パンプキンボートレースを開催している。一応食べることができるが、日本人向けの味ではない。アメリカでも観賞用やイベント用として使われることが多いが、パンプキンパイなどにして食べられることもある。

おもちゃかぼちゃ

ひょうたん型だったり星型だったり、ユニークな模様が入っていたり、バラエティーに富んだ小さなかぼちゃが、ひとまとめに「おもちゃかぼちゃ」や「フルーツミックス」として販売されていることがある。野菜を扱う市場や、花屋などでも扱いがある。
最近ではハロウィンが注目されるようになり、少しずつ流通が増えているが、やはりまだ量は少ない。飾りに使いたいと思ったら、自分で育てるのも一興ではないだろうか。ふつうのかぼちゃと同じく、栽培は比較的簡単だ。しかも食べるものではないので、甘くする工夫などが必要なく、少しいびつなくらいのものもよい。
一つずつ形が違うのに、それぞれの名前ははっきりしない。おもちゃかぼちゃの種を買っても、9種類ミックスなどが多く、オレンジベル、テンコマンドメント、ネストエッグなど、はっきりとした名前では販売されているものが少ないのだ。
何がどんなふうに育つかわからない、その面白味も、ハロウィンへのワクワク感を高めることになるのだろう。

結論

かぼちゃを「パンプキン」というのは、間違いではないが一般的ではないらしい。そもそも、パンプキンとはハロウィンのころに中身をくりぬいてつくる、ジャック・オ・ランタンに使うオレンジ色のペポかぼちゃのことであった。現在、日本で食べられている西洋かぼちゃについて、北米ではカボチャスクワッシュ、ジャパニーズスクワッシュで通じるのはありがたい。
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