1. 王道肉じゃがとは

肉じゃがは、人気の家庭料理。ほろっと煮崩れたじゃがいもと甘辛い味付けがご飯に合う。そんな肉じゃがの基本形は、じゃがいも、牛肉、玉ねぎを具材にした甘口の煮物。肉と玉ねぎを炒め、ジャガイモを投入。出汁と醤油、みりん、酒、砂糖で調味するのが一般的だ。煮物なので、鍋で作ることが多い。
牛肉豚肉問題
肉じゃがに使う肉は、牛肉派と豚肉派に分けられる。我が家はどちらも使うが、比較的脂の多い部位を使うことにしている。これはコクが出て、ボリューム感がアップするため。肉選びは、実際好きなもので大丈夫。ただ、あまり分厚いと馴染みが悪いので薄切りをチョイスしよう。一般的には関東より西側では牛肉、東側では豚肉が使われることが多いようだ。
しらたきの賛否
しらたきの入った肉じゃがは、どこか昭和の雰囲気漂うノスタルジックな存在。というのも近頃のレシピには、しらたきが入らないものが多いのだ。しらたきを入れる場合は、具材を炒めるときに投入すればOK。作った後に一旦、置いておくと味がぐっとしみる。
2. シンプル肉じゃがのすすめ

おかずにならない!?
肉じゃがは、おかずにならないという人におすすめしたいのがシンプル肉じゃが。材料をぐっと絞り、強火で炒め煮にする肉じゃがなので味がガツンと効いていて、おかずにもつまみにも十分なりうる。
じゃがいもと玉ねぎと肉だけ
シンプル肉じゃがは、人参やしらたきを入れずに素材も厳選。その分、ポイントになるのが肉。国産和牛の切り落としや豚バラ肉など、脂身が多めの薄切り肉をチョイスすること。肉のコクをじゃがいも全体に行き渡らせることでボリューム満点のおかず感が生まれるのだ。
出汁なしがキモ
シンプル肉じゃが、もうひとつの特徴が出汁を使わないこと。醤油、砂糖、みりんで甘辛く仕上げているので、王道の肉じゃがよりも味が濃く感じる。その分、ご飯も進む。王道肉じゃがと違い、シンプル肉じゃがはフライパンで作ることをおすすめしたい。フライパンで一気に加熱し、水分がほとんどない状態に仕上げることがおかず感をアップさせる秘訣。
3. 肉じゃがのアレンジ術

スコップコロッケ
肉じゃがのメイン、じゃがいもは足の速い食べ物としても知られている。肉じゃがが余った場合もなるべく早く食べ切るのが正解。おすすめはスコップコロッケ。油で揚げないコロッケなので、とても簡単。しかもしっかりと味のついた肉じゃがなら、すぐに作ることができる。作り方は肉じゃがを潰して、パン粉と粉チーズをトッピング。あとはオーブントースターなどで焼くだけと簡単。
肉じゃがでポテサラ
斬新なアイデアだが、子どもには人気が出そうな肉じゃがポテサラ。温め直した肉じゃがを潰して、マヨネーズで和えるだけ。少しからしを入れると全体の味わいが引き締まる。お弁当にもいいだろう。
肉じゃがでカレーうどん
特に王道肉じゃがで作りたいのが、カレーうどん。出汁入りの肉じゃがを使用するとぐっと旨みが深まる。作り方は肉じゃがにめんつゆと水をプラスして、カレールーを投入。水溶き片栗粉でとろみをつければ、完成だ。
結論
肉じゃがは王道、シンプルともにマスターしたい料理のひとつ。出汁を使わないので、まずはシンプルな肉じゃがにトライしてみるといいだろう。
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