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臭いチーズ?【ヴュー・リール】の特徴や産地、おすすめの食べ方

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年11月15日

フランスとベルギーの国境近くで作られる「ヴュー・リール」。数あるウォッシュチーズのなかでも一、二を争うほど強烈な香りを放っているのが特徴だ。日本ではなかなか目にする機会がないが、地元フランスではスーパーでも販売されているほどメジャーなチーズである。今回はそんなヴュー・リールについて紹介しよう。

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1. ヴュー・リールの特徴

フランスで作られるヴュー・リールは地元では有名なウォッシュタイプのチーズである。なんといってもその香りが特徴的で、ほかの追随を許さないほどインパクトのあるにおいである。もととなるのは「マロワール」というフランスの昔ながらのウォッシュタイプチーズで、さらに熟成させて作るヴュー・リールは、マロワールの何倍もクセが強い。ウォッシュチーズらしいベタつきのある表皮で、四角い形をしている。大型、ソルベ(3/4)、ミニョン(1/2)、カール(1/4)の4種類の大きさから選ぶことができる。

味や香り

ヴュー・リールは衝撃を受けるほどの強い香りが特徴である。あまりに刺激的な香りがすることから、「ピュアン・ド・リール(臭いリールのチーズ)」と呼ばれることもあるほどだ。ウォッシュチーズを食べ慣れていない人には確かに厳しい香りだが、ウォッシュ好きにはたまらないようで、世界各地にファンがいる。地元フランスでは、チーズ専門店だけでなく、スーパーにも並ぶほどメジャーなチーズである。口に入れるとその香りは少々穏やかになり、強い塩味の中にもミルクのコクとほんのりとした甘みを感じることができる。この風味を感じられるようになってこそ、真のチーズ好きといえよう。

マロワール

ヴュー・リールのもととなったマロワールはフランスの品質保証制度A.O.Cも取得している伝統的なウォッシュチーズである。ヴュー・リールほどではないが、こちらも特有の香りはかなり強い。マロワールをもとに作られたチーズはヴュー・リールのほかにもあり、ハーブやスパイスを加えて作った「ブーレット・ダヴェンヌ」や若いマロワールにハーブなどを加え、イルカのような形にした「ドーファン」などが有名だ。

2. ヴュー・リールの産地や食べごろ

主な産地

ヴュー・リールはベルギーとの国境近くにあるフランスのノルマンディー地方で作られる。リールとは、このチーズが作られる町の名前だ。ノルマンディー地方で有名なチーズといえば、日本でもおなじみの「カマンベール」である。ウォッシュタイプでは、長期熟成させる円筒形の「リヴァロ」や古くから人々に愛されている「ボン・レヴェック」などがある。

食べごろ

比較的香りが穏やかなうちに食べたい場合は、なるべく若いものを選ぼう。ただし、若いものは中心に芯が残っていることがある。中までとろとろになったものを食べたい場合は少し待ってみるとよいだろう。ただし、熟成期間が長くなる分、特有の香りも強くなるので注意が必要だ。

3. ヴュー・リールの食べ方

クセのある香りと塩味の強いヴュー・リールは、そのままで食べるのはなかなかハードルが高い。素朴な味のカンパーニュや塩味の少ないクラッカー、野菜などと合わせて食べるのがおすすめだ。また、地元の郷土料理「タルト・マロワール」にヴュー・リールを代用しても美味しく食べられるだろう。

相性のよい飲み物

ワインならヴュー・リールの強い香りをほどよくやわらげる軽めのフルーティーな赤・白ワインがおすすめである。また、ベルギーとの国境付近で作られることから地元ではベルギービールと合わせて食べることもあるようだ。意外なところでは、りんごの酒「シードル」やコーヒーとともに食べる人もいるという。自分好みの組み合わせを見つけてみよう。

結論

ウォッシュタイプの中でもトップクラスの強い香りをもつヴュー・リールについて紹介した。初めて食べる人には刺激が強く、香りだけで敬遠してしまう。しかし、食べ進めるにしたがって、やがてその奥深い味の虜になるだろう。とくにウォッシュチーズが好きな人は、一度食べたらやみつきになること間違いなしだ。
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