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とうもろこしのきれいな食べ方を紹介!茹で方も大事?

とうもろこしのきれいな食べ方を紹介!茹で方も大事?

投稿者:ライター 亀崎智子(かめざきさとこ)

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

鉛筆アイコン 2019年11月10日

夏から初秋に向けてスーパーや祭りなどで目にすることが多いとうもろこし。そんなとうもろこしだが、1本まるごと食べたいという人も多いはず。しかし、まるごとをきれいに食べるのはなかなか難しい。そこで、今回はとうもろこしの甘みを引き出す加熱の仕方と粒を無駄にすることなくきれいに食べる食べ方について紹介する。

  

1. 美味しいとうもろこしの特徴を知ろう

とうもろこしの季節になるともぎたての状態のものが陳列される光景を見かけたことがある人が多いのではないだろうか。とうもろこしは収穫した途端どんどん鮮度が落ちていく、日持ちがしにくい野菜の1つである。獲れたてに関しては生でも食べることができる品種もある。そのため、購入する場合にはできるだけ新鮮なものを選び、すぐに下処理をすることがおすすめである。選ぶときにじっくりと見たいポイントは3つある。

必ず皮つきのものを選ぼう

鮮度の落ちやすいとうもろこしであるが、皮をむいてしまうとさらに鮮度の落ちるスピードは加速する。そのため、基本的には茹でる直前まで皮をむいてはいけない。皮がついているのは絶対であるが、その皮ができるだけ新鮮なものであるものを選ぶのがよいだろう。皮に少しの傷がついているものは気にする必要はないが、よれよれになってしまっている場合はできるだけ避けることをおすすめする。そして、常温保管の場合、24時間で美味しさが半減してしまうといわれているので、朝採れと書かれているものを選ぶのも忘れずに。

粒の大きさにバラつきがなく詰まっているものを選ぼう

粒の大きさにバラつきがあると味のバラつきも多い可能性が高いといわれるとうもろこし。できるだけ、粒の大きさが同じで、下から上までしっかりと隙間なく粒が埋まっているものを選ぶのがおすすめである。また、手に持ったときに重量感を感じるものは粒に水分がしっかりと詰まっているので美味しい可能性が高い。必ず手に取って重さも感じてみることが大事だ。

ヒゲはしっかりと茶色のものを選ぼう

とうもろこしのてっぺんから出ているヒゲが濃い茶色になっているのは、中の実がしっかりと熟しているというサインでもある。そのため、ヒゲに薄緑色が残っているものはまだ、完熟しきれていないので、できれば避けたい。そして、このヒゲの本数は粒の数に比例していて、ヒゲが多いもの=粒が詰まっているものの目安になる。ヒゲがしっかりと出ており、乾燥していないものを選ぶように心がけよう。

2. 茹でるときとうもろこしの皮はむきすぎない

自宅における生のとうもろこしの代表的な調理方法といえば、茹でるか蒸す、レンジで加熱するかのどれかである。どの方法でもとうもろこしを美味しく食べることはできる。しかし、茹でるときにちょっと工夫することで、同じとうもろこしでもより甘さを引き出してくれる簡単な茹で方があるので紹介しよう。甘さを引き出してくれる茹で方のポイントはたった3つだ。

皮をむくときに薄皮を1~2枚残す

とうもろこしを加熱するときに茶色のヒゲを切り落として、皮を全部むくという場合がほとんどではないだろうか。しかし、それは間違いである。ヒゲは落としても大丈夫だが、皮は最後の薄皮1~2枚を残す。この薄皮を残すことは、茹でるときに外に旨みが溶け出してしまうのを防ぐ役割がある。逆に皮を多く残してしまうと、青臭くなってしまうので、1~2枚残すというのがベストである。

水から加熱する

とうもろこしをフライパンに並べて、ひたひたになるくらいの水を入れる。中火にかけて、沸騰させないようにして3~5分茹でる。薄皮から黄色の鮮やかな粒が見えてきたら茹であがりのサインである。時間をかけてじっくりと火を通すことで、とうもろこしがもつでんぷんがしっかりと糖に変化する。よって、しっかりと甘みを感じることができる。水はひたひたで加熱するため、とうもろこしが浮かないように落としぶたをしたり、途中、箸で転がしたりすることも大事である。

ラップで包んでから保存する

茹であがったとうもろこしはまず、ざるなどにあげて、常温で粗熱をとる。熱が取れてしっかりと冷めたら、残っている薄皮をむく。その状態で、空気に触れないようにラップで包む。冷蔵で2~3日以内、冷凍で2~3週間以内であれば美味しく食べられる。冷凍してあるものは、自然解凍して食べるか加熱調理が一番甘さを感じることができて美味しい。

3. 粒を無駄にしない美味しい食べ方とは

上手に加熱することができたとうもろこしの食べ方としては、まるごとかぶりつくということも多く、食べにくいと感じたことがある人も多いはず。そして、薄皮が歯に挟まり、きれいに食べることができないという悩みを抱える人もいるだろう。そんなとうもろこしは、実はきれいに食べることができる3つのコツがある。

2列外しで食べる

まずは、少し手間がかかるが2列分粒を丁寧にもぎ取っていく。2列分の隙間が空いたら、周囲の粒を親指の腹を当てて上へ少し強めに押しあげる。柔らかく茹でてしまった場合には少し外れにくいが、固めに茹でた場合にはきれいに粒がはがれていく。これを繰り返すことですべての粒をきれいにはがすことができる。ただし、少し時間がかかる作業なので、時間があるときにするといいだろう。

バターナイフではずしていく

芯と粒の間にバターナイフを差し込み、先端に向かってすすめていくと、きれいに粒がはがれていく。基本的には2列分くらいが一緒にはがれていく。少し力を必要とするが手で行う方法よりはスムーズにきれいに粒をはがせる。

コーンカッターを使用する

実はコーンカッターと呼ばれる、コーンの粒をはがす専用の道具が販売されている。この道具を使用すると簡単にきれいにそれも素早くとうもろこしの粒をはがすことができる。安い道具ではないので、すべての人におすすめというわけではないが、とうもろこしを大量に食べる場合やほかの方法での粒のはがし方がストレスに感じる場合には、このような道具に頼るのもよいだろう。

結論

子どもも大人もみんな大好きなとうもろこしであるが、ちょっとした工夫をすることで、同じとうもろこしでも甘さが凝縮されてとても美味しく食べることができる。そして、食べるときの一工夫で、粒を無駄にすることなくきれいに食べることが簡単にできる。どれも簡単にできることなので、生のとうもろこしが手に入ったときに、まずは試してみてはどうだろうか。
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  • 更新日:

    2019年11月10日

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