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ほろ苦い味わいの【アイリッシュポーターチーズ】とは?まるでチョコ?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年11月11日

チーズの名前というのは、比較的わかりやすい名前がつけられる。アイリッシュはアイルランド、ポーターはビールの製造法の1つだ。アイリッシュポーターは、ビールを練りこんであるチーズのことである。ビールを使うチーズはいくつかあるが、練りこんであるのはとても珍しい。ビールのほろ苦さも魅力のひとつ、アイリッシュポーターというチーズを紹介する。

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1. アイルランドのチーズ、アイリッシュポーター

日本では馴染みの薄いアイルランド。アイルランドのイメージは、羊とギネスやキルケニーなどのビールくらいしかないという人も多いだろう。アイリッシュポーターは、アイルランドの南部にあるリムリック州、ニューカッスルウエストで作られている、牛のミルクを原材料としたチーズである。見た目のインパクトが非常に強いチーズで、一目見たら忘れられないタイプである。チーズというより、外見はチョコレートケーキのような艶やかなチョコレート色のコーティング。カットしてみると濃いベージュの生地に、チョコレート色で大理石のような模様を描いている。このチョコレート色は、ポーターという黒ビールの色である。

長くイギリスの植民地であったアイルランドは、イギリスのチーズの影響を強く受け、チェダーチーズの製法で作られているものが多い。アイリッシュポーターも、チェダーチーズの製法のチーズを細かく砕き、ポーターを練りこんで成型したものである。諸説あるが、ポーターとは荷物運び人(労働者階級)を意味する単語で、その者たちが好んで飲んだことから呼ばれるようになった。ポーターをもとに、ギネス社のアーサー・ギネスがスタウトやギネスを考案したともいわれている。

2. アイリッシュポーターのほろ苦い旨み

インパクトの強い見た目なので、味もインパクトが強いかと思われがちだが、見た目に反して穏やかな味わいだ。塩味が効きすぎることもないマイルドな味わいで、チェダーチーズの製法でつくられたチーズなので、チェダーチーズらしい軽い酸味がある。黒ビールの味なのか、甘みと特有のほろ苦さが、そして香ばしさがあり、穀物を炒ったような芳香がまた味わいを深くしている。食感はややねっとりとした食感で、チェダーチーズのようなぽろぽろ感はなく、弾力のある歯ごたえである。

口に入れてすぐは、ごく普通のチェダーチーズのように感じるかもしれない。しかしすぐにその非凡な味わいは伝わってくるだろう。食べるときは常温に戻してから食べるのがおすすめだ。ポーターならではの香ばしさを感じやすい。口にいれてすぐの味わいをトップノート、後味をラストノートと香水のように考えるなら、アイリッシュポーターの特徴的な味わいはミドルノートからラストノートにこそよく出てくるのだ。ちなみに、ポーターというビールも薫り高い味わいを楽しむため、適温は11~15℃とされている。日本のキンキンに冷えた、のど越しを楽しむビールとはかなり差があるのだ。独特の強い香りと濃厚な味わいを楽しもう。

3. アイリッシュポーターのマリアージュ

アイリッシュポーターは単独で食べても満足感があるチーズだが、チーズといえばワインである。ボディのしっかりとした、赤ワインとの相性がいい。しかし、アイルランドといえば黒ビール、そしてアイリッシュウィスキーである。アイリッシュポーターのほろ苦さは、ウィスキーとの相性もいい。練りこんである黒ビール、ポーターなら申し分ない相性だ。日本で手に入りやすいのはギネスだろう。日本のビールでも味わいの濃いものなら喧嘩はしないので問題ない。クセの少ない味わいなので、いろいろと試してみるのも面白い。意外なところでは、アイスコーヒーとのマリアージュもバツグンである。酒の飲めない人には嬉しいチーズである。

模様が奇抜で、インパクトが強いため、スライスするだけで見栄えがいい。酒だけでなくコーヒーとの相性もいいため、おもてなしにも重宝するチーズだ。甘いものにも合うので、はちみつなどをかけて飾るのもおすすめである。
また贈り物としても人気がある。円型で、1個は約2.5kgと消費に難しい大きさだが、だいたい100g程度にカットして販売されている。1ピースのチョコレートケーキに見えなくもない。甘いものが苦手な人へのお土産として、インパクトもあっていいサプライズになりそうだ。

結論

ヨーロッパ内の各国でさまざまなチーズが生産・販売されているが、アイルランドのチーズは数が少なく、種類も少ない。アイリッシュポーターも日本国内で販売されているところは少ないので、インターネットを通しての購入が一番確実であろう。日本ではなじみの薄いアイルランドを知るきっかけになれば幸いである。
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