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まるで天然スイーツ?【安納芋】の特徴とおすすめの食べ方

投稿者:ライター 田口忠臣(たぐちただおみ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

2019年11月 3日

糖度がとても高く焼き芋にすると蜜が出るほど甘く、ねっとりとした舌触りが人気のさつまいも「安納芋」。その美味しさから、さまざまなスイーツの原料としても使われており、その名前を一度は聞いたことがあるのではないだろうか。今回は、そんな安納芋の特徴や自宅で美味しい焼き芋を作る方法など紹介しよう。

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1. 強い甘みが特徴の安納芋の産地と歴史

安納芋は、鹿児島県の南部に位置する種子島の特産として知られているさつまいもである。そもそも種子島にさつまいもが伝わったのは1698年。当時の第19代島主である種子島久基が、琉球(現在の沖縄県)の王から譲り受けたのが始まりである。これが、日本(除く沖縄県)でさつまいもが栽培された最初であり、種子島の西之表市下西下石寺には「日本甘藷栽培初地之碑」が建立されている。

その後、第二次世界大戦が終わってスマトラ島北部のセルダンという地域から軍人が持ち帰ってきた1個の芋を島内の安納地域で栽培し始めたのが、安納芋のルーツだといわれている。その芋が美味しかったことから、ほかの地域でも栽培されるようになり最初の地名を取って安納芋と呼ばれるようになったそうである。そして、1989年より鹿児島県農業開発総合センターの熊毛支場において優良品種の選抜育成を始め、1999年に品種登録されている。

2. 安納芋の品種と特徴

鹿児島県農業開発総合センターの熊毛支場において個体選抜が行われ、1999年に品種登録されたのは「安納紅」と「安納こがね」である。安納紅は皮の色が褐紅色であるのに対し、安納こがねは皮の色が薄い黄褐色をしているという違いがある。安納こがねのなかでも、南種子町周辺で栽培される果肉に少し紅色が入った系統のものを「安納もみじ」として、中種子町周辺で栽培される果肉がオレンジ色をしたものを「安納みつき」として出荷している。
また、安納芋をもとに熊本県山鹿で栽培されブランド化されている「灯籠蜜芋(とろみついも)」もある。

安納芋の特徴は、強い甘みとねっとりとした食感。その甘さは生の状態でも糖度が16度前後もあり、さらに、時間をかけてゆっくりと焼きあげると糖度は40度ほどと非常に高くなる。

3. 安納芋の美味しい食べ方と保存方法

安納芋の美味しい食べ方で、一番のおすすめはやはり焼き芋である。自宅で焼き芋にする場合には、オーブントースターを使うと上手に調理することができるので、作り方を簡単に紹介しよう。
  • 安納芋を水で洗って、土や汚れを落とす
  • 濡らしたキッチンペーパーで安納芋を包む
  • その上から、さらアルミホイルで包む
  • オーブントースターでおよそ1時間かけてゆっくと焼く(安納芋の大きさによって時間は変わる)
  • 串を刺してすっと通るぐらいまで焼いてから、そのまま20~30分ほど蒸らすと甘みが増す
焼き芋以外には、天ぷらやいも団子などに調理するのもおすすめである。いずれも、ゆっくりと加熱することで甘みを引き出すことができる。また、鹿児島県西之表市にある1902年創業の種子島酒造では自社農園で栽培した安納芋を原料とした芋焼酎も作られている。

安納芋の保存に適した温度帯は13~15℃である。低温と乾燥に弱いため、冷蔵庫などに入れると傷んでしまうので注意が必要だ。保存する際には新聞紙などに包んで冷暗所で保管するようにしよう。長期間保存する場合には、焼き芋などに調理してから冷凍するとよい。

結論

ねっとりとした舌触りと強い甘みで人気の安納芋の収穫は、9月下旬~11月下旬。収穫後1~2ヶ月経ってからのほうが甘みが強くなるので、スーパーなどの店頭に並ぶのは10月中旬~1月である。見かけることがあれば、ぜひ手に取って安納芋特有のねっとりした食感と強い甘さを味わってみてはいかがだろうか。
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