1. ローズヒップは南米チリで栽培されている?

ローズヒップティーは鮮やかな赤色をしていることもあり、知名度の高いハーブティーのひとつである。そんなローズヒップの主な原産地は南米である。
ローズヒップはバラの実
ローズヒップはイヌバラ(別名:ロサ・カニーナ)と呼ばれるバラの花が咲いたあとにできる赤い果実を乾燥させたものである。ただし、実際、私たちの手元に届いているものは果実の中にある種が取り除かれたものである。ハーブティーにするためには、これをさらに細かく砕いたものを使用する。果実のカットサイズはホールやシェル、ファイン、パウダーなどさまざまなサイズのものがある。
南米チリでの栽培が盛んなローズヒップ
ローズヒップは原産地でもあるチリで盛んに栽培されている。ローズヒップはイヌバラと呼ばれる低木で鋭いトゲを持つバラの木の枝にバラが咲いたあと、真っ赤な果実をつける。そして、この果実が収穫されるのは3~5月である。収穫後に乾燥して加工されて、私たちの手元に届く。
チリ以外でもヨーロッパや中国、東南アジアの一部でローズヒップの栽培は行われており、日本では北海道でも栽培されている。
チリ以外でもヨーロッパや中国、東南アジアの一部でローズヒップの栽培は行われており、日本では北海道でも栽培されている。
2. ローズヒップティーの味の特徴とは

ローズヒップは一般的にハーブティーとして使用されることが多いハーブである。そんなローズヒップティーがどんな味をするのか紹介する。
独特の酸味が特徴のローズヒップティー
ローズヒップの味の特徴はその独特な酸味である。ローズヒップティーは酸味が強いイメージが強いが、実はそれほど酸味は強くない。ローズヒップ自体の味はあまりないこともあり、一般的にはハイビスカスとブレンドされたものが飲まれることが多い。ハイビスカスが強い酸味を持っているため、ローズヒップも酸味が強いとのイメージがついている。そのため、酸味が苦手な人にとっては飲みにくい場合がある。
ローズヒップティーだけでは黄色
ローズヒップティーと聞くと、ローズヒップが赤色の果実をしているので、赤色のお茶をイメージする人が多い。しかし、実はローズヒップのシングルティーは黄色である。赤色をしているのは、ハイビスカスとのブレンドティーの場合である。ブレンドティーで飲まれることが多いが、シングルティーのローズヒップは味にクセがない。そして、ほのかな甘みを感じることができるハーブティーである。加えて、柔らかい飲み口をしているので、子どもから大人まで幅広い世代で楽しむことができる。
3. ローズヒップティーを美味しく飲むために気をつけたいこと

味のクセがなく、ほんのりとした酸味と甘みのローズヒップティーはもちろん、シングルティーとしても楽しむことができる。しかし、少し手を加えたり、ブレンドしたりすることで、さらに、美味しく楽しむことができるので、おすすめの飲み方を紹介する。
酸味が苦手な人は甘みをつける
酸味は強くはないが、ローズヒップの独特の酸味が少し苦手という人におすすめの飲み方は、はちみつやステビアなどの甘味料で少し甘みをつけることである。甘みをつけることでとても美味しくなるので、酸味が苦手でない人にもおすすめである。
ほかのハーブティーとブレンドする
ローズヒップティーのおすすめの飲み方は相性のよいハーブティーとブレンドすることである。最も定番であるのがハイビスカスとのブレンドである。ハイビスカスとブレンドすることで、お茶の色もピンク色になるため、目で見て楽しむことができる。ほかにも、レモンピールやオレンジピール、カモミール、セージ、ネトル、エルダーフラワーなどがある。自分にとっての好みの味を見つけるのもよいだろう。
甘みのある紅茶とブレンドする
ローズヒップティーは甘みが少ないハーブティーなので、甘みのある紅茶とブレンドすることで、より美味しく飲むことができる。相性のよい紅茶はハニーブッシュやステビアリーフ、リコリスなどがある。もし、これでも甘みが少ない場合は砂糖やはちみつを足して、甘みを調整することをおすすめする。
結論
ローズヒップティーはいろいろなハーブとブレンドすることで、さまざまな味を楽しむことができるハーブティーである。外で飲める機会も多いローズヒップティーだが、自宅でいろいろなブレンドをするのもまた楽しい飲み方である。ぜひとも、いろいろな飲み方を試してみて、自分なりのオリジナルの1杯を見つけてみてはどうだろうか。
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