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【ストロベリーグアバ】ってどんな果物?多彩にアレンジ可能なフルーツの世界

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2019年12月 8日

グアバは日本ではあまり栽培されていないが、名前くらいは知っているだろう。グアバの品種の1つに、赤い果肉の「ストロベリーグアバ」というブラジル原産のトロピカルフルーツがある。栽培が簡単で初心者向けであるが、近年、世界を悩ます問題果樹となっているという。ストロベリーグアバについて紹介する。

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1. ストロベリーグアバとは

一般名:ストロベリーグアバ
学名:Psidium littorale var. cattleianum
別名:テリハバンジロウ(照葉蕃石榴)
分類名:フトモモ科バンジロウ(グアバ)属
原産地:ブラジル
ストロベリーグアバはブラジルが原産だが、いまや世界中の熱帯地域全域に存在してるのではないかと思うほど、あちこちの国で栽培されている。また自生しているものも多くある。
フトモモ科バンジロウ属はグアバの親戚ではあるが、別種のものである。グアバの仲間は500種を超えるといわれており、同じ品種のものでも、国や地域が変わると違う名が付けられている場合も多い。日本でも、ストロベリーグアバのほか、いちごグアバ、テリハバンジロウなどの名前で呼ばれている。

ギリシャ語でザクロ

学術名のPsidiumはsidionというギリシャ語が由来で、小さな柘榴(ザクロ)という意味である。ストロベリーグアバの果実は2~5cmほどのミニトマトほどの大きさだが、形は確かに、小さなたまご型で柘榴に似た形をしている。しかし香りはストロベリーグアバの名の通り、いちごに似た香りである。高さ2~6mほどになる低い木、あるいは小高木で、茶褐色の幹は百日紅の木のように滑らかな木皮である。10cm前後のつややかな葉を持ち観葉植物としても人気だ。花びらが5枚の白い花の中央から、無数の雄しべが伸びる様が美しい。フトモモ科特有の花である。

2. ストロベリーグアバは侵略的外来種?

侵略的というと、恐ろしいイメージが湧いてしまうが、悪いことをするわけではない。その種として、ただ普通に育つだけである。
ストロベリーグアバはブラジルが原産地だが、グアバと違ってかなり耐寒性があり、育つのは熱帯とは限らない。日陰でも育ち、塩害にも強い。生命力の強い植物であるため、どこへでも繁殖する。
この特徴は、栽培初心者にとってはメリットとなるが、野生に放たれてしまった場合は話が別だ。その場所の在来種の生態系を揺るがす繁殖力を持つ。どんな酷い環境でも順応し密集した藪をつくり、環境を変えてしまうのだ。

美味しいものは狙われやすい

美味しい果実をつけるのも嬉しい反面マイナスである。鳥獣が果実と一緒に摂取した種子を、さらに広範囲に拡散する。ストロベリーグアバ自体が何をするわけではないが、その繁殖力によって阻害される生物が出てしまう場合、それは侵略的外来種となってしまう。ハワイなどではとくに深刻な有害植物に指定されている。日本では、沖縄では栽培はすべて屋内で行うよう、温室やビニールハウスなどの指導を徹底している。
小笠原諸島では栽培品が野生化し、オガサワラオオコウモリなどにより、種子拡散で生息地が広大した。林の中で小群落をつくりほかの生態を圧迫しているのだ。
その昔は薪の原料にするために消費されていたが、いまは虫がわかないように伐採しているのみだ。ちなみに小笠原諸島では、ストロベリーグアバのほかにも、リュウキュウマツやギンネムなどの外来種に悩まされている。

3. 美味しいストロベリーグアバ

迷惑な存在ではあるが、ストロベリーグアバの果実は美味しい。ストロベリーグアバの赤い実は、イチゴのような甘い香りと甘酸っぱい味わいが特徴的だ。近種のグアバより食べやすく美味しいともいわれている。

上手な味わい方

果肉は美味だが、種がひっかかり食べにくい。できれば一度濾してから使ったほうがよい。簡単なのはミキサーやフードプロセッサーを使うこと。少量の水を加えて果実を潰し、濾しやすくする。それだけでフレッシュなストロベリーグアバジュースのできあがりだ。
それを煮詰めてジャムにしてもいいし、水を増やしてゼリーにしても美味しい。南国らしいトロピカルな香りは消えることはない。
ストロベリーグアバの実は、比較的未熟なうちから食べることができるが、本当に完熟したときのストロベリーグアバの甘さは格別である。しっかり完全に熟したとき、種も皮もさほど気にならなくなるだろう。しかし流通の関係で、未熟なうちに収穫し販売されてしまうのは致し方ないことともいえる。完熟の味が気になる場合は、産地に食べに出向くか、自分で育てるしかないのかもしれない。ただし、育てるときには野生に返らないように要注意だ。

結論

ストロベリーグアバは、日本には、明治の終わりのころに台湾から伝わったとされている。フルーツ王国として名高い台湾ほど暖かくない日本では、なかなかフレッシュなストロベリーグアバを手に入れるのは難しい。旬で完熟した果実は美味しいが、さらに手に入りにくい。そんなときは、ジュースやゼリーで手軽にグアバを楽しもう。
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