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【アフタヌーン・ティー】の歴史とは?優雅なティータイム前に知識を習得

【アフタヌーン・ティー】の歴史とは?優雅なティータイム前に知識を習得

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年2月14日

イギリス流ティータイムとして、最も有名なのがアフタヌーン・ティーだ。軽食と呼ぶにはあまりにも豪華なスイーツやサンドイッチをおともにたっぷりの紅茶をいただきながらおしゃべりを楽しむ優雅な時間は、多くの人の憧れでもある。アフタヌーン・ティーとはそもそもどのような習慣なのか、その歴史とともに解説していく。

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1. アフタヌーン・ティーとは

日本でもホテルのティーラウンジなどを中心に人気を集めているアフタヌーン・ティー。美味しい紅茶と軽食を楽しみながらゆったりと過ごす優雅な時間は、贅沢の極みといえるだろう。

アフタヌーン・ティーは午後の優雅なティータイム

一日に何度も紅茶を飲むイギリスの慣習の中でも、もっとも有名で豪華なティータイムともいえるのがアフタヌーン・ティーだ。紅茶とともにさまざまな種類の軽食やお菓子をいただくスタイルが定着している。そして最大の目的は、お茶を飲みながらおしゃべりを楽しむことだ。つまり、アフタヌーン・ティーは社交の場なのである。

アフタヌーン・ティーのメニュー

ダージリンやウバ、キーマンなどの紅茶とともに軽食とお菓子をいただくのが、アフタヌーン・ティーの基本的なスタイルである。サンドイッチ、スコーン、ケーキを順番にいただくのがマナーだ。最近ホテルなどで提供されるアフタヌーン・ティーでは、これらの定番メニューに加えてフルーツやチョコレート、温かい料理がプラスされることもある。お茶も紅茶に限らず、ハーブティーや緑茶など好みで選べるようになっていることが多い。

2. アフタヌーン・ティーの歴史

紅茶がイギリスに定着したのは18世紀といわれるが、当時はあくまでも貴族の嗜好品とされていた。アフタヌーン・ティーが始まったのはさらに先の19世紀に入ってからだ。紅茶の文化が広まるきっかけともなったアフタヌーン・ティーの歴史を探ろう。

空腹をしのぐ目的で始まった

アフタヌーン・ティーを始めたのは、7代目ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアという女性だ。彼女は公爵夫人としてだけでなく、ヴィクトリア女王の側近としても活躍していた有能な人物である。当時の貴族の食生活は、ボリュームたっぷりの朝食に対し、昼食はかなり軽め。夕食は音楽会や観劇のあと20時ごろ取る習慣だった。それに加えたくさんの任務があり、午後はかなりの空腹に耐えざるを得なかった。そこで15~17時頃、紅茶とともにサンドイッチや焼き菓子で空腹をしのぐようになったのである。

貴族夫人の社交の場に

アンナ・マリアが始めたこの習慣は、最初こそ一人で楽しむものだったが、やがて女性客を応接間に集め紅茶にサンドイッチやスコーンなどを添えてもてなすようになった。これが評判を集めてイギリスの貴婦人の間に広まっていき、やがてイギリスの慣習として定着していくことになったのである。

3. アフタヌーン・ティースタンドの謎

アフタヌーン・ティーを知っている人なら誰もが思い浮かべるのが、独特な3段重ねのスタンドだ。普段は使うことのないような形だし、縦に盛り付けられることでより豪華に見えるのも魅力的。このスタンドの形にも理由があることをご存知だろうか。

応接間の小さなテーブルに最適

イギリスの貴族たちはダイニングと応接間を所有しており、客をお茶でもてなす際には応接間を利用していた。応接間は裕福さを誇示するために豪華な家具や絵画などが備えられており、テーブルもデザイン性重視のためサイズが小さいのが一般的だった。客により食べるペースは異なるため、少しずつ給仕させるのも難しい。そこで、小さなテーブルでも一度にたくさんのティーフードを置ける3段重ねのスタンドが登場したのである。

結論

アフタヌーン・ティーが、実は一人の女性が空腹をしのごうと工夫して始まったということはあまり知られていない。3段重ねのスタンドも、ただ豪華に見えるからという理由ではなく、イギリスの貴族の生活スタイルが関わっていることがわかった。日本でも大人気のアフタヌーン・ティーは、リラックスできる至福のひとときである。イギリスの伝統を習ってたまには優雅なティータイムを過ごしてみるのもいいかもしれない。
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