1. ヨーロッパでは薬用として使用されている

アグリモニーは和名では「セイヨウキンミズヒキ」と呼ばれるバラ科の多年草のひとつである。聞き慣れない人も多いかもしれないが、ヨーロッパでは薬の代用としてもなじみ深いハーブなのである。
ヨーロッパが原産地であるアグリモニー
細長い茎に羽状複葉があり、黄色の小さな花をたくさん咲かせるアグリモニーは、古代ギリシャや古代ローマ時代から、止血などの傷の手当てや胃腸の働きを整えるため、咳やのどの痛みなどの風邪症状の改善のために重宝されていたハーブのひとつである。
北欧では「薬局要らず」と呼ばれるほど、健康維持のために使用されることが多いので、現在でもメディカルハーブとして使用されている。花だけでなく茎や葉からもアプリコットやリンゴ、はちみつのフルーティーで甘い香りがするのが特徴である。
北欧では「薬局要らず」と呼ばれるほど、健康維持のために使用されることが多いので、現在でもメディカルハーブとして使用されている。花だけでなく茎や葉からもアプリコットやリンゴ、はちみつのフルーティーで甘い香りがするのが特徴である。
ハーブティー以外にもさまざまな用途で活用
フルーティーな香りでもあるので、ハーブティーとして飲まれることが多いアグリモニーだが、ほかにもさまざまな用途で重宝されているハーブでもある。
甘い香りであることから、昔から、はちみつ酒の香りづけに使用されたり、染料として使用したり、乾燥させてポプリとして楽しんだり、料理に使用したりとその使用方法は多種多様である。また、黄色の小さな花が羽状複葉とともについている様子はとてもかわいく、鑑賞用として楽しまれることも多い。
甘い香りであることから、昔から、はちみつ酒の香りづけに使用されたり、染料として使用したり、乾燥させてポプリとして楽しんだり、料理に使用したりとその使用方法は多種多様である。また、黄色の小さな花が羽状複葉とともについている様子はとてもかわいく、鑑賞用として楽しまれることも多い。
2. 甘い香りで飲みやすいアグリモニーティーの味とは

アグリモニーの特徴のひとつははちみつ酒の香りづけにも使用されているその香りである。はちみつに似た、そしてアプリコットやりんごのようなフルーティーな甘い香りを持つことからたくさんの人に愛されてきた。また、もうひとつの特徴が飲みやすい飲み口である。アグリモニーティーの味は緑茶ではなく、ウーロン茶に似ており、スッキリとした飲み口が特徴であるので、多くの人にとって飲みやすいハーブティーである。
甘みが足りないと感じるときには甘みをプラスしよう
フルーティーな香りが特徴であるので、そのままでも十分美味しく飲めるアグリモニーティーであるが、甘みが物足りなく感じてしまう人もいるかもしれない。その場合には、少し甘みを追加することで美味しく楽しめる。アグリモニーティーははちみつに似た香りを持つので、甘みをつける際には、はちみつを使用するのがおすすめである。はちみつを加えて、甘みをアップさせることでさらに美味しく飲むことができるだろう。
逆に、まろやかな飲み口にするために、牛乳を加えてミルクティーにしたいときがあるかもしれないがおすすめできない。牛乳はせっかくのアグリモニーティーの甘い香りを抑えてしまうのでできれば避けたい。
逆に、まろやかな飲み口にするために、牛乳を加えてミルクティーにしたいときがあるかもしれないがおすすめできない。牛乳はせっかくのアグリモニーティーの甘い香りを抑えてしまうのでできれば避けたい。
3. アグリモニーティーを美味しく飲むためのポイント

アグリモニーティーは生でも乾燥でも美味しく飲める。ティーカップ1杯分のお湯にティースプーン1杯分の茶葉を目安に用意するとよいだろう。茶葉に沸騰したお湯を注いで、約5分蒸らすと完成だ。アグリモニーティーの抽出にかかる時間は茶葉の細かさにも左右される。細かい茶葉であればあるほど、抽出時間は短時間で済むので、お茶の色の濃さを見ながら、抽出時間は調整しよう。
風邪気味でのどに違和感がある場合には、抽出時間を長めにして、濃いめのものを用意してうがいをすることで、のどのケアに繋がるのでおすすめである。
風邪気味でのどに違和感がある場合には、抽出時間を長めにして、濃いめのものを用意してうがいをすることで、のどのケアに繋がるのでおすすめである。
茶葉を買うもよし、育てるもよし
アグリモニーティーの茶葉はシングルやブレンドのものが専門店やネット上で販売されているので、それを購入して楽しむのが、一番手軽に生活に取り入れることができる方法だ。もしくは、ほかの植物と一緒に植えることはおすすめできないが、育てやすいハーブでもあるので、自宅のプランターで育てるのもよいだろう。自宅で栽培すると、好きなときに摘みたてのフレッシュハーブでアグリモニーティーを楽しむことができる。可能であれば、試してみるのもよいだろう。
結論
アグリモニーティーは聞き慣れない人も多いハーブティーであるが、フルーティーな甘い香りもあり、ウーロン茶に似た飲み口であるので、日本人にとっては飲みやすいハーブティーだ。まだまだ、日本における認知度は低いが、海外では健康をサポートするためにも使用されているので、風邪気味で不調を感じるときに、一度試してみるのもよいだろう。
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