1. スーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモルの特徴

晩酌や飲み会でまずはビールを飲むという人も多いことであろう。あの苦み、のどごしは、ほかのものには換えがたい。エールビールの増加やクラフトビールの躍進など、新しい風が吹くビール業界だが、やはり日本人にとってのビールといえば、下面発酵で醸造されるラガービールという人も多い。なかでも大手4社から発売されているスーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモルは根強い人気である。
味わい
ラガービールの特徴は爽快感のあるのどごしとキレのある苦みにある。スーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモル、同じラガービールではあるものの味わいはそれぞれ異なる。風味、苦み、のどごし、後味、それぞれ特徴的なので、好みが分かれるところでもある。
原材料
ビールの主原料は、ビール麦とホップである。一番搾りとプレモルはこの2種類の原料だけで作られている。それに対してスーパードライと黒ラベルは、米とコーン、スターチが添加されている。これも味の違いに大きく関係しているといえよう。
2. スーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモルとプリン体

プリン体と尿酸と痛風
プリン体は多くの場合、尿酸、痛風とセットで語られる。これはプリン体と尿酸と痛風に強い関わりがあるからにほかならない。尿酸は体内で生成される物質のひとつであるが、プリン体を多く摂取すると過剰生成が起こるとされている。血中の尿酸は一定以上に増加すると結晶化し、主に関節に溜まる。体はこれを異常だと認識。結晶を取り除こうと白血球が攻撃しようとする、これが痛風の痛みの原因となるのだ。
プリン体の摂取量
一般社団法人日本痛風・尿酸核酸学会発表の高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインによると「1日に400mgを目安としたプリン体の摂取制限」が示されている。治療を目的としている人において400mgまでということになるが、飽食の時代である現代においては多くの人が注意すべき病気でもあるので、一般の人もこれを目安にするとよい。ただし、極端な摂取制限は体に負担がかかるということもご承知おきいただきたい。
プリン体が含まれる食べ物と飲み物
プリン体というと真っ先にビールを挙げる人も多いことだろう。ビールをはじめとするアルコールはそもそも尿酸値を上げる性質があるので、含有量以上に注意が必要となる。そのほかレバー、白子、イワシの干物などもプリン体含有量が多い。干し椎茸や鰹節なども含有量は多いが、大量に食べないのでそのあたりを加味して考えたい。今回は人気のスーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモル4つのビールでプリン体の含有量を比べていこう。
3. スーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモルのプリン体含有量

公式ホームページの記載は100mlあたりなので、おおよそのかたちで350ml缶に換算して比較していこう。
◎スーパードライ 17.5〜21mg
◎黒ラベル 26.25mg
◎一番搾り 31.5mg
◎ザプレミアムモルツ 33.25mg
すべておおよその数値ではあるが、どうだろう?全体的に想像していたよりも少ないと感じる人もいるかもしれない。ただし、プリン体の含有量の少ないものと多いものとの差は大きいことがわかる。
◎スーパードライ 17.5〜21mg
◎黒ラベル 26.25mg
◎一番搾り 31.5mg
◎ザプレミアムモルツ 33.25mg
すべておおよその数値ではあるが、どうだろう?全体的に想像していたよりも少ないと感じる人もいるかもしれない。ただし、プリン体の含有量の少ないものと多いものとの差は大きいことがわかる。
結論
ビールと切っても切れない関係であるプリン体。その含有量をビールの人気銘柄スーパードライ・黒ラベル・一番搾り・プレモルで比較してみた。高い低いの差はあれど、一定量のプリン体が含まれること、そしてアルコールであることを鑑みると、見境なく飲むにはリスクが高いことがうかがえる。健康を気遣う大人らしい飲み方を推奨したい。
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