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実は相性抜群!味噌とヨーグルトの組み合わせの魅力に迫る

実は相性抜群!味噌とヨーグルトの組み合わせの魅力に迫る

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2019年12月 2日

古代中国から日本に渡り、飛鳥時代から食べられていたという味噌。紀元前から中央アジアやヨーロッパなど、幅広い地域で食べられていたといわれるヨーグルト。どちらも大変歴史のある発酵食品といえるだろう。そんな味噌とヨーグルトの組み合わせは、一見ミスマッチのように思えるかもしれない。しかし、両者の相性は抜群といえるほどよい。今回は、味噌とヨーグルトの組み合わせのさまざまな魅力についてお伝えしよう。

  

1. 味噌とヨーグルトのW乳酸菌で善玉菌が増える

大豆を発酵させて作る味噌には、植物性の乳酸菌が豊富に含まれている。一方、主に牛乳を発酵させて作るヨーグルトには動物性の乳酸菌が豊富だ。つまり、味噌とヨーグルトを組み合わせることで、植物性と動物性の両方の乳酸菌を摂取することが可能になる。
味噌とヨーグルトのどちらかを単独で食べるよりも、明らかに摂取できる乳酸菌の数も種類も増やすことができるというわけだ。
乳酸菌には、数多くの種類があるが、それぞれの種類によって働きが異なるため、身体にとって有効な働きを期待するには、なるべく多くの種類の乳酸菌を摂取することが望ましいといわれている。
それぞれの種類によって固有の働きは異なるものの、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を良好な状態に整える働きが望める点は、どの乳酸菌にも共通している。
腸内環境が良好な状態に整うと、消化吸収がスムーズに行われるようになるため、代謝が上がる、便通がよくなるなどのうれしい変化も望めるだろう。

2. 味噌汁にヨーグルトを加えると旨みアップ!

残念ながら、乳酸菌は摂取しても体内にとどまることができない。体内に滞在できる期間は、種類によって異なるものの、多くの場合2~3日で排出されてしまうようだ。そのため、腸内環境が良好な状態を維持するためには、継続的に摂取する必要がある。
ただ、たとえどんなに多くの種類の乳酸菌を摂取できたとしても、肝心の味に問題があれば、続けることはむずかしいだろう。その点についても、味噌とヨーグルトの組み合わせは全く問題ない。むしろ味噌にヨーグルトを加えることで、旨みがアップする。このことは、科学的にも実証されているようだ。
株式会社明治が、味覚センサーを使用して行った実験によると、味噌汁にヨーグルトを加えると、味噌のコクが加わる、味噌の塩味がマイルドになる、味に深みが増すなどの結果が報告されている。
出汁入り味噌と比較した場合と比べても、味噌汁にヨーグルトをプラスしたほうが、はるかに美味しく感じることも、数値により明らかになっているようだ。
実際に味噌汁に大さじ一杯程度のヨーグルトを加えて飲んでみて、その変化を確かめてみてはいかがだろう。

3. おすすめは味噌とヨーグルトで作る漬け物

味噌とヨーグルトを使って漬け物を作ることが、巷で大変な人気を博しているようだ。作り方は、味噌とヨーグルトを1:2の割合でよく混ぜ、お好みの野菜を漬け込むだけといたって簡単だ。簡単ながら、手間暇かけて作るぬか漬けとほぼ変わらないくらいまろやかで、驚くほどしっとりとした味わい深い漬け物になる。
味噌とヨーグルトの漬け床は、ぬか床のように、1日1回かき混ぜるなどの面倒な管理も不要で、手軽に失敗なく作れる点も大きな魅力といえるだろう。
通常、ぬか漬けにできる野菜は、味噌とヨーグルトに漬けても美味しくいただくことが可能だ。その中では、とくにごぼうやにんじんなどの根菜類がおすすめできる。
一度漬け床を作れば、適宜、ヨーグルトと味噌を足すことで、2~3回は問題なく使用できる。余ったら、肉類のソテーや揚げ物の下味付けにも利用できる。肉の旨みがアップし、肉質を柔らかくする働きも望める。

結論

味噌とヨーグルトの組み合わせの魅力について紹介した。納得していただけただろうか。味噌もヨーグルトも、どの家庭でも常備していることが多いので、これを機に両者を組み合わせ、美味しい漬け物づくりなどにぜひチャレンジしていただきたい。
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  • 更新日:

    2019年12月 2日

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