1. マロンゴールドは希少なさつまいも

マロンゴールドの生産量は限定的で、生産地の鹿児島県であっても、入手が難しいといわれるさつまいもである。マロンゴールドの概要を見てみよう。
JA指宿の商標!
JA鹿児島県経済連によれば、マロンゴールドはJAいぶすきが商標登録をおこなった品種である。マロンゴールドのもととなっているのは「栗黄金」という品種。文字通り果皮が黄金色で栗のような甘さであることが命名の由来となっている。栗黄金をJAいぶすきが「マロン(=栗)ゴールド(=黄金)」と名づけて商標登録したのが始まりである。つまり、マロンゴールドと名乗れるのはJAいぶすき管内で栽培された栗黄金のみということになっている。
「幻」と形容される栗黄金
マロンゴールドのもととなっている栗黄金は、その美味しさもさることながら、栽培が難しく収穫量が多くはない。それゆえ「幻のさつまいも」という異名さえある。
栗黄金は関東でとくに好まれるベニアズマの変種で、鹿児島県では焼酎に使用されることが多い。鹿児島県では、農畜産物の質や生産量、オリジナリティが一定のレベルを保持できる場合には、出荷時に「かごしまブランド」のシールを貼ることを許可している。
鹿児島県内でも、より高い評価を誇る農畜産物に与えられるかごしまブランドの中に、JAいぶすき管内で栽培されるマロンゴールドも含まれている。マロンゴールドは全国に誇れるレベルのさつまいもというわけである。
栗黄金は関東でとくに好まれるベニアズマの変種で、鹿児島県では焼酎に使用されることが多い。鹿児島県では、農畜産物の質や生産量、オリジナリティが一定のレベルを保持できる場合には、出荷時に「かごしまブランド」のシールを貼ることを許可している。
鹿児島県内でも、より高い評価を誇る農畜産物に与えられるかごしまブランドの中に、JAいぶすき管内で栽培されるマロンゴールドも含まれている。マロンゴールドは全国に誇れるレベルのさつまいもというわけである。
2. ホクホクとネットリを味わえるマロンゴールドの特徴は?

鹿児島県が誇るブランドさつまいものマロンゴールド。収穫量が少ないために、情報も多くはない。JA鹿児島県経済連野菜振興課の担当者に、その特徴を伺ってみた。
さつまいもの食味を心ゆくまで堪能できる!
マロンゴールドの特徴は、「紅さつま」のようなホクホク感と「紅はるか」のようなネットリ感を合わせたような食感だ。近年人気のネットリ感を演出しつつ、さつまいも本来の特徴であるホクホク感も失われていない。2つの食感を同時に味わえる、さつまいも好きにはもってこいのさつまいもといえる。
マロンゴールドの旬は?
JAいぶすきの管内で栽培されるさつまいもの品種は主に「マロンゴールド」「紅さつま」「紅はるか」の3種である。JAいぶすき管内の超早掘のさつまいもは、なんと5月に出荷されているらしい。収穫したさつまいもは貯蔵されて、1年途切れることなく出荷できる体制が整っているそうだ。栗のように甘いマロンゴールドは、9月から収穫が始まり、旬は10月から11月だそうだ。
3. マロンゴールドのおすすめの食べ方は?

貴重なマロンゴールドをより美味しく食べるにはどんな方法があるのであろうか。
担当者のおすすめは、天ぷら、素揚げ、焼いも。加熱すると濃厚な黄色になるため、食欲がより進むとのことだ。色も食味も、素材がよいだけに下手な手を加えるよりもシンプルに食べることに向いているさつまいもなのである。
担当者のおすすめは、天ぷら、素揚げ、焼いも。加熱すると濃厚な黄色になるため、食欲がより進むとのことだ。色も食味も、素材がよいだけに下手な手を加えるよりもシンプルに食べることに向いているさつまいもなのである。
結論
マロンゴールドは、JAいぶすきが誇る黄金のお宝といったところであろうか。焼酎の原料になることが多い栗黄金が、マロンゴールドのもとになっている。色も味わいも黄金を想起させるマロンゴールド、入手困難ながら探して味わう価値は十分にあるといえるだろう。ぜひ一度この味を味わってみてほしい。
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