目次
1. 炊き込みごはんを失敗させないコツは水加減

炊き込みごはんの失敗を避けるには、水加減に注意を払うことだ。具体的なポイントを見ていこう。
調味料は水分として扱う
炊き込みごはんを作るときに使う調味料は、醤油やみりん、酒など水分の多いものが中心だ。通常の米を炊くときには水のみで炊きあげるが、調味料を使う場合には水分量に配慮して調整をしなければいけない。
液体の調味料は水分として捉えておこう。いつもの水の量に液体調味料をプラスしてしまうと水分量が多くなりすぎて水っぽく炊きあがる。
液体の調味料は水分として捉えておこう。いつもの水の量に液体調味料をプラスしてしまうと水分量が多くなりすぎて水っぽく炊きあがる。
水気の多い食材に注意
通常の炊き込みごはんで水分が出やすい食材を使うことはあまりないが、大根のように水分が多い具材を使う時は、メモリよりも少なめに水を調整しておくのが望ましい。
具材を入れるのは最後に
炊飯器に入れる順番としては、はじめに水をきった米を入れ、次に液体の調味料を加える。最後にメモリに合わせて出汁や水を足すといった流れになる。先に具材を入れてしまうと正しい水分量がわからなくなるので、水分を調整したあとに米の上に具材をのせるのがおすすめだ。
2. 炊き込みごはんの水分量が少ない場合の対処法

できあがった炊き込みごはんの水分が少なく、ポソポソしたり、米に心が残ってしまったりすることはよくある。仕上がった炊き込みごはんが固い場合は簡単な対処法がある。米にもう一度水分を加えて、柔らかくするイメージだ。具体的な方法を見ていこう。
炊飯器で炊き直し
加える水分の量が足りないと芯が残り、固い食感になってしまう。炊きあがった炊き込みごはんを味見して一度確認してみよう。もし仕上がりが固ければ、炊飯器から取り出さずに1合につき50 ccほどの水を足して、軽く混ぜてから再加熱をする。
電子レンジで加熱
炊き込みごはん全体を再加熱するのではなく、食べる分だけ柔らかくしたい場合は、電子レンジを使った方法がおすすめだ。平の皿に炊き込みごはんを盛り付け、水をふりかけてからラップをし電子レンジで加熱する。全体的に水分が行き渡ったら完成である。
3. 炊き込みごはんがべちゃっとした場合の対処法

加えた水分が多いと、炊き込みごはんの仕上がりが柔らかくなりすぎることもある。そういった場合は水気を飛ばすか、別の料理にアレンジしよう。
電子レンジで水気を飛ばそう
べちゃっと水気が多い仕上がりになってしまった炊き込みごはんは、電子レンジを使って水分を飛ばすことで修復できる可能性がある。 食べる分だけの炊き込みごはんを茶碗に盛って、電子レンジでラップをかけずに1分半ほど加熱する。足りない場合は30秒ほど様子を見ながら追加で加熱をしよう。 少しだけ水を入れすぎた場合にはこの方法が有効だ。
別の料理にアレンジ
電子レンジの加熱でも修復できない場合には、鍋に入れて雑炊へのリメイクがおすすめである。水分を切ってぬめりを取り、具材を足すことでチャーハンにすることもできる。
4. 炊き込みごはんの味が濃すぎた場合の対処法

炊き込みごはんは、仕上がるまで味見ができないのが悩ましい。もし炊きあがって味が濃すぎた場合は、ほかの料理にアレンジすることも可能だ。
雑炊
炊き込みごはんをアレンジするときの定番料理である。通常雑炊は出汁に醤油やみりんを加えて作るので、炊き込みごはんはすでに基本の味付けができているので手軽だ。溶き卵やネギを加えて色味をアップさせると、見ためもよくなる。
卵かけごはん
白いごはんに卵をのせて醤油をかける卵かけごはんは、炊き込みごはんを使えば卵をのせるだけでできてしまう。海苔や白ゴマを加えて、豪華に仕上げよう。
結論
炊き込みご飯を美味しく作る秘訣は水加減にある。しかし炊き込みごはんは、失敗してもいろいろな対処法があるため、思うように作れなかった時には、割りきって別の料理にアレンジしてみるのも工夫の一つだ。味付けと水加減が難しい炊き込みごはんだが、ぜひ自宅でもチャレンジしていただきたい料理である。