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いまや正月の味!神奈川県の伝統野菜【三浦大根】ってどんな大根?

投稿者:ライター 松崎茉莉奈(まつざきまりな)

監修者:管理栄養士 南城智子(なんじょうさとこ)

2020年1月 1日

神奈川県三浦半島で、大正時代から栽培されてきた「三浦大根」。かつては地域の代表的な農産物としての地位を確立していたが、自然災害により、その座は奪われた。しかし、その後も三浦大根を求める人は多く、関東地方を中心に、いまなお根強い人気を誇っている。今回は、そんな三浦大根について紹介しよう。

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1. 三浦大根の特徴

三浦大根とは、神奈川県三浦半島で栽培される白首大根のことである。現在、大根の主流は根の上部が緑色の青首大根であるが、かつては三浦大根のような白首大根が多く栽培されていた。
ちなみに、白首大根には三浦大根のほかに、練馬大根、美濃早生大根、大蔵大根がある。

三浦大根の特徴

長さは60cm程度と一般的な青首大根よりも長く、重さは3kgから、大きいものは8kgにもなる。根の下部にかけて太くなる「中ぶくれ」の形が特徴だ。
肉質は緻密でやわらかく、煮崩れしにくいため煮物によく合う。また、ポリポリとした歯切れのよさから、なますの材料としても人気だ。

三浦大根の歴史

三浦半島では江戸時代より大根の栽培がされており、大正14年に「三浦大根」と正式に命名された。関東を中心に冬大根として人気のあった三浦大根だが、昭和54年にやってきた大型台風20号により大きな被害を受けた。これをきっかけに、甘くて収穫しやすい青首大根の栽培が盛んになり、三浦大根は衰退していってしまった。
しかし、栽培が減少したいまでもその人気は衰えず、年末になると三浦大根を求めて遠方からやってくる人も多いという。

2. 三浦大根の旬や選び方

三浦大根の旬は12~3月上旬の冬だが、現在では年末に販売されるのみとなってしまった。
地元の一部の直売所では、年末以外にも店頭に並ぶことがあるが、その数は販売数量全体の1%にも満たない。なかなかお目にかかることのない三浦大根だが、見かけた際には次の点に注意して選ぶとよい。

葉が鮮やかな緑色で、生き生きとしているもの

葉がしおれていたり、黄色くなったりしているものは、新鮮でないといわれる。茎がピンと張っているものを選ぼう。

根の部分にツヤとハリがあるもの

根全体が綺麗な白色で、つややかなものがよい。皮がしなびているものは古いので注意しよう。

ひげ根の穴が少ないもの

よい環境で育った大根は、ひげ根の穴が少なく、浅いといわれている。触ったときに表面がなめらかなものを選ぶとよい。

持ったときに重みがあるもの

もともと重量のある三浦大根だが、持ったときにより重いもののほうが水分を多く含んでいる。

3. 三浦大根の食べ方

肉質が緻密で煮崩れしにくい三浦大根は、煮物にぴったり。単品で煮るほか、冬の定番料理・おでんにしたり、鶏肉と一緒に煮たりしても美味しい。また、大根は火が通りにくいので、米のとぎ汁で下茹でするとよい。圧力鍋があると短時間でやわらかくなるのでおすすめだ。

三浦大根の煮物

  • 三浦大根は洗って1~2㎝程度の厚さに切って皮をむき、半月切りにする。
  • 鍋に砂糖、酒、みりん、しょうゆを入れて煮立たせたあと、三浦大根を加え、ふたをして火が通るまで煮る。
  • 火を止めたあとしばらく放置し、味をしみこませる。
ポリポリとした歯ごたえがよい三浦大根は正月料理のなますにも合う。三浦大根が年末の数日間だけ販売されるのは、なます用に購入したいという人が多いからだ。

三浦大根と人参のなます

  • 三浦大根と人参は洗って皮をむき、せん切りにする。
  • ボウルに1を入れ、塩をまぶして10分ほど置く。
  • 水分をよく絞ってタッパーなどに入れ、酢、みりん、塩、だし汁を加え全体になじませる。
  • 冷蔵庫で一晩寝かせる。

結論

神奈川県三浦半島の伝統野菜、三浦大根について紹介した。かつて関東地方では、大根といえば三浦大根というほど人気のあった三浦大根。現在ではなかなかお目にかかれないが、産地に出向いてでも買いたいという人がいるほど、根強い人気がある。長年愛される三浦の味をぜひ一度、試してみてはいかがだろうか。
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