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名ワインのブドウ品種【カベルネ・ソーヴィニヨン】とは?

名ワインのブドウ品種【カベルネ・ソーヴィニヨン】とは?

投稿者:ライター 井澤佐知子(いざわさちこ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

2020年1月19日

「カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ワインの原料となる黒ブドウとして、フランスのボルドー地方から世界へと栽培が普及した品種として名高い。シャトー・マルゴーやオーパスワンなど、高価格で話題になるワインの原料として重宝されている。イタリアやスペイン、アメリカでも栽培され、数々のワインを生み出している。

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1. ぶどうの実は小粒ながら濃厚な力強さのカベルネ・ソーヴィニヨン

世界的に高名なボルドーワインの生産地が故郷といわれるカベルネ・ソーヴィニヨン。フランスのAOCワインの4分の1を産するボルドーを支える、黒ブドウの代表格である。まずは、その特徴を見ていこう。

生粋のフランス生まれ

カベルネ・ソーヴィニヨンは、「カベルネ・フラン」と「ソーヴィニョン・ブラン」の自然配合によって誕生した品種といわれている。専門家によれば、名門シャトーが林立するメドック地区に起源があるという。カベルネ・ソーヴィニヨンによるワイン生産は、ボルドーを起源としている。ボルドー地方のぶどう畑は、ジロンド川の支流周辺に広がっている。川が運んできた石や砂などの堆砂の相違が、地区ごとに産されるワインに特有性を与えるのだ。フランス王室にも珍重されたボルドーのワインは、1855年に格付けが行われた。高額になることで有名なボルドーの「五大シャトー」の赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンに複数の品種をブレンドされて生産される。

房も実も小ぶりなカベルネ・ソーヴィニヨン

いまや、フランスのみならず世界中で栽培されるカベルネ・ソーヴィニヨン。温暖な気候を好むという性質をもち、適応力も高い。価格も新聞紙面を騒がせる破格のものから庶民的なものまでピンキリである。ブドウの房は、平均して14cmほどの小ぶりの品種である。実も小さめ、果皮は青黒く固さがあり、晩熟の品種に属する。完熟したカベルネ・ソーヴィニヨンの香りと力強さは、世界に冠たる五大シャトーの名に恥じないとされてきた。

2. カベルネ・ソーヴィニヨンから生まれるワインの特徴

フランス王室をはじめとする王侯貴族、作家などの著名人に愛されてきたボルドーワイン。その主役となるカベルネ・ソーヴィニヨンは、どのような味わいを持つのであろうか。名シャトーが軒を連ねるボルドーを支える、カベルネ・ソーヴィニヨンの魅力を探ってみよう。

長期熟成によってより複雑なアロマに

カベルネ・ソーヴィニヨンから生まれるワインは濃厚な色と味わいが特徴といわれている。力強さやスパイス感、酸味や渋味も絶妙なバランスを誇る。カベルネ・ソーヴィニヨンがもつ、引き締まった豊饒なタンニンのファンは多い。長期熟成によって、より奥が深いアロマを引き出す力を持つ。ボルドーのワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー種、カベルネ・フラン種などと混醸することが多い。

イタリアやアメリカでも名ワインが

フランス生まれのカベルネ・ソーヴィニヨンであるが、隣国のイタリアや海を隔てたアメリカでも話題となるワインを産してきた。とくに有名なのは、1980年代のワイン界を席巻した「スーパータスカン」である。あくまで土着の品種にこだわり続けたイタリア各地のワイナリーは、20世紀に入って膠着状態に陥る。打開策として、満を持してフランスの品種や醸造法を導入したのである。適応性が高いカベルネ・ソーヴィニヨンはイタリアの土壌でも見事な結果を出し、「サッシカイア」をはじめとする名ワインを誕生させた。とくに、トスカーナの土壌との組み合わせは絶妙で、「スーパータスカン」という新たなカテゴリーまで生み出したのである。
アメリカでは、ボルドーのシャトーのオーナーがカリフォルニア土壌にほれ込んでカベルネ・ソーヴィニヨンを植樹、同地の伝説的なワイン生産者とコラボし「オーパスワン」を生み出している。日本や南米、オーストラリアのワイン生産者もカベルネ・ソーヴィニヨンを用いたさまざまなワインを生産している。

3. カベルネ・ソーヴィニヨンと合う料理とは?

ヘミングウェイや渡辺淳一など、世界中の作家にも愛され、カベルネ・ソーヴィニヨンからなるワインが作品中に登場することもある。力強さと豊饒が魅力のカベルネ・ソーヴィニヨンは、タンニンが豊富で渋味にインパクトがあるため、牛肉などの赤身の肉と大変相性がよい。ソースは濃厚な味付けのものがベターとされている。故郷が同じ伝統的なフランス料理とは、最高のマリアージュとなるであろう。

結論

今や世界中に普及したワインの原料である黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨン。フランスのボルドーを故郷に持つカベルネ・ソーヴィニヨンは五大シャトーの超一級品から気軽に楽しめるものまで、価格帯が広いのも魅力のひとつだ。ワイン初心者にも、手に取りやすい銘柄も多数あるため、まずはそこから見つけてみてはどうだろうか。
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