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ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェってどんなチーズ?

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェってどんなチーズ?

投稿者:ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

監修者:管理栄養士 藤江美輪子(ふじえみわこ)

2020年1月 3日

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェ。やたら長くて正確に覚えるには非常に時間がかかりそうだが、これはイタリアで作られているチーズの名前である。あまりにも長い名前のため「ウブリアーコ」と省略されることも多い。どのようなチーズなのか、名前の由来も含め紹介していく。

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1. ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェとは

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェのウブリアーコとは、「酔っ払い」を意味するイタリア語だ。つまり、酔っ払いチーズの一種ということである。イタリアではワインの搾りかすに漬けこんで作るチーズがほかにもいくつもあるが、このチーズはイタリア産の白ワイン「トルコラート」の酒粕で作られている。

ブレガンツェでトルコラートにより作られたウブリアーコ

長い名前も、意味がわかればとたんに親しみやすくなる。ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェのブレガンツェとは、チーズの産地としても有名なイタリアの地方の名前だ。つまり名前だけで、ブレガンツェという場所でトルコラートという白ワインの酒粕に漬けこんで作られたチーズであることがわかるのである。ウブリアーコという名前は、現在ヴェネトにあるカゼアリア社によって商標登録されている。そのためこのチーズを含めウブリアーコという名であれば、すべてカゼアリア社が製造販売するチーズということだ。

戦争中に生まれた製法

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェの製法は、第一次世界大戦中に生み出されたといわれる。戦時中の貴重な食糧だったチーズを戦勝国の兵士に略奪されないよう、ワインの樽や酒粕の中に隠したのが始まりだ。酒粕に漬かったチーズをあとから取り出して食べてみたところ、思いのほか美味しかった。そのため戦後もわざと酒粕にチーズを漬けこむという製法が広まったのである。

2. ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェってどんな味?

トルコラートの酒粕の中で熟成されたウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェは、表皮に酒粕をまとったまま出荷される。そのため、ワインの芳香がチーズからも漂ってくる。甘く熟したフルーツのような香りだ。味わいもまた、酒粕によって深まっている。元となるハードタイプチーズらしいミルクの凝縮したコクと旨みに、トルコラートによる甘みが加わることで、まろやかで芳醇な風味に変化するのだ。

チーズの味は漬け込むワインによってもちろん変わる。ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェに関しては甘口白ワインであるトルコラートゆえの甘みが魅力といえるだろう。

3. ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェの食べ方

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェはワインによって風味付けがされているチーズのため、料理に使用するよりそのまま食べたほうが美味しい。香りが魅力でもあるチーズのため、ゆっくりと時間をかけて楽しむのがおすすめだ。

白ワインのつまみとして

酔っ払いチーズはワインとともに楽しむのが定番だ。相性のよいワインは、チーズに使用している酒粕の種類によって決まってくる。ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェは白ワインの酒粕に漬けられるチーズのため、ぜひ白ワインと一緒に味わおう。また、日本酒や焼酎などと合わせても意外と楽しめる。

保存の際は乾燥に注意

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェは香りを楽しみたいチーズだが、乾燥するとせっかくの香りが飛んでしまう。ハードタイプのため保存もできるが、乾燥させないよう切り口をラップに包み密閉してできるだけ早めに食べよう。

結論

ウブリアーコ・アル・トルコラート・ディ・ブレガンツェは、大人のための贅沢なチーズである。略奪から守るために隠したことが酔っ払いチーズ誕生のきっかけだったというのも興味深い。甘口白ワインの酒粕で作られているため、強い酒が苦手な人でも意外と美味しく食べられるかもしれない。
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