1. カクテキの特徴をおさらい!
カクテキとは、キムチの一種である。日本でキムチというと、白菜をメインにしたもの(トンベチュキムチ)を想像する人が多いが、キムチの本場である韓国では、何種類ものキムチが存在する。
今回紹介するカクテキは白菜ではなく、大根をメインの食材として使用しており、サイコロやスティックのような角のある切り方をして漬けてあるのが特徴だ。カクトゥギと表記されることもある。
もともとは朝鮮で生まれた食べ物で、大根の使い方に悩んでいた宮中の料理人が、香辛料と大根を掛け合わせて王様に出したところ大変気に入ってもらえたのがカクテキのはじまりといわれている。
ちなみに、韓国ではチョンガク大根という小さいサイズの大根を使って作ったチョンガクキムチもポピュラーなキムチであり、よく食べられている。
2. カクテキに使う大根の上手な切り方は?
カクテキは大根の切り方が大きなポイントになってくる。日本でよく目にするカクテキはサイコロのような一口サイズに切られていることが多いが、本場の韓国ではスティック状や乱切りにしているカクテキも一般的だ。それぞれの切り方について、簡単に解説をしていこう。
大根をサイコロ状やスティック状に切る方法は?
大根をサイコロ状やスティック状に切る場合は、まず大根を5cm程度の幅でざっくりと輪切りにしていこう。輪切りにした大根の皮をむいたら、1cm幅くらいの大きさになるように縦に包丁を入れていく。次に、先ほど包丁を入れた方向とは垂直になるように、再び切っていくとスティック状になる。スティック状になった大根をさらに細かくなるように、1cm幅くらいの大きさで横に包丁を入れたら大根をサイコロ状に切ることができる。
大根を乱切りにする方法は?
大根を乱切りにする場合は、まず先に皮をむいてしまおう。次に、大根を縦に十字に切って四等分にしたら、大きさや形が不均等になるように転がしながら斜めに包丁を入れていけば乱切りの完成だ。
3. カクテキを使ってリメイク料理を作ってみよう
大根と調味料だけで味つけをしたシンプルなカクテキも美味しいが、ほかの材料と組み合わせてリメイクをするのもおすすめである。ここからは誰でも簡単にできるカクテキのリメイク方法をいくつか紹介しよう。
ひき肉とカクテキとマヨネーズの炒め物
サイコロ状に切って煮込んだ大根と炒めた牛ひき肉、キムチの素、砂糖、醤油、料理酒、マヨネーズを混ぜて、フライパンで7分ほど熱すれば、マヨネーズ風味の炒め物ができあがる。
マヨネーズのコクや牛ひき肉のジューシーな味がカクテキと絡み合い、絶妙な一品へと早変わりするので、炒め物を作りたいと考えている人はぜひ試してみてほしい。
マヨネーズのコクや牛ひき肉のジューシーな味がカクテキと絡み合い、絶妙な一品へと早変わりするので、炒め物を作りたいと考えている人はぜひ試してみてほしい。
カクテキ入りのトッポギ
韓国の大人気料理であるトッポギ。実はこのトッポギとカクテキの相性もバツグンなのである。鍋の中にトッポギとカクテキ、水、焼肉のタレを入れてしばらく煮込むだけで完成だ。時間が経ってしまい酸味が強くなってしまったカクテキも、焼肉のタレと煮込むことによってほどよい甘さや塩気がしみ込むため、美味しく食べることができる。
4. 糖質制限中の人におすすめなカクテキの食べ方
トッポギやマヨネーズ、牛ひき肉などと相性がよいカクテキだが、人によっては「もっと低糖質な材料と組み合わせて食べたい」という場合もあるだろう。
そのような時は、大根とキュウリを組み合わせたカクテキがおすすめだ。一口サイズのスティック状に切った大根とキュウリを、キムチの素や砂糖で味つけしてしばらく漬けておけば完成である。キュウリが加わることにより、シャキシャキ感を感じることができるキムチへと早変わりする。
キュウリは100gあたり約1.9gしか糖質がない食材であるため、糖質制限中の人にもおすすめの野菜だ。大根だけのカクテキに飽きてしまった場合にも使えるおすすめのアレンジ方法なので、気になる人はぜひ試してみてほしい。
結論
カクテキの食べ方のバリエーションは実に豊富だ。もともと大根と調味料のみというシンプルな料理なので、いろいろな食材と組み合わせやすい。カクテキを食べたことがない人でも美味しく食べられる方法がたくさんあるので、好みの食べ方でカクテキを楽しんでみてはいかがだろうか。
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