1. 森永の甘酒は酒粕?米麹?

森永の甘酒が初登場したのは1969年のことだ。はじめは現在の缶タイプとは違い瓶の甘酒だった。森永の甘酒は酒粕と米麹どちらかだけというのではなく、実は両方がブレンドされている。森永の甘酒では酒粕と米麹をどちらも使うことによって、独特のやさしい甘みを感じられるブレンド甘酒となっているのだ。
米麴甘酒も人気!
米麹甘酒のブームを背景として、森永でも「米麹甘酒」が販売されている。アルコール度数は低いとはいっても、酒粕が入るとアルコールはゼロではない。妊娠中の女性や子どもに飲ませたいときにはどうしても敬遠してしまう。しかし米麴甘酒ならアルコールが気になる人でも安心して飲める。さらには「飲む点滴」と呼ばれるようになり、米麹の甘酒をさらに身近に感じられるようになったのだ。
フレーバー、サイズがさまざま
森永の甘酒のラインナップは、ベーシックなものと生姜がブレンドされたものの2種類だ。すべてが液体状のものではなく、粉末状やフリーズドライなどさまざまな形で販売されている。フレーバーだけではなく、形状から選ぶことも可能である。
サイズも1回飲みきり用の125mlとコップに移し替えて飲むタイプの1Lサイズを揃えている。家族の人数や、使用目的に合ったものを選ぶとよい。
2. 森永の甘酒、赤と青どちらを選べばよい?

森永の甘酒のパッケージは昔から大きくデザインは変わらず、一目で甘酒だと認識できるほど馴染んでいる。昔は赤缶ばかりが店頭に並んでいたが、近年では青いタイプの甘酒缶も売られているのを見かけたことはないだろうか。パッケージの違いから、選び方のポイントを探っていこう。
赤と青、パッケージの違いとは?
森永の甘酒は、秋冬は赤のパッケージのみ、春夏は青のパッケージのみと販売時期が分けられている。また、「甘酒チルド」というシリーズは2019年3月に新発売されたシリーズの甘酒も青いパッケージである。冷やして飲むチルド専用となっており、春先から夏本番をメインにしている。サラサラとしながらもコクのある飲み心地である。ただ飲むだけではなく、牛乳と割ったりプロテインと割ったりと、いろいろな飲み方で楽しめる。
夏に甘酒を飲むメリット
甘酒はどうしても寒い時期に飲むもののイメージが強く、温かい飲み物だという認識が強い。しかし、甘酒は俳句の世界では夏を表す季語として使われ、昔は暑い夏の時期の疲れを和らげるものとして愛飲されてきた。昔の感覚でいうと、甘酒を冷やして飲むことは何も違和感のないことなのだ。
とくに甘酒は京都や大阪などの上方と呼ばれる地方でよく飲まれてきた。塩分や水分だけではなく、糖分やビタミンB群を適度に含む甘酒は熱中症予防にぴったりなのだ。
3. 森永の甘酒のカロリーや栄養成分は?

健康効果や美容効果を期待したい甘酒だが、気になるカロリーはどのくらいあるのだろうか。森永の甘酒の種類ごとに、カロリーと栄養成分を見ていこう。なお、缶タイプの2種は100gあたりの栄養表示であるのに対し、紙パックタイプの2種は125mlあたりと比較する量が違うので注意しよう。
甘酒缶
ベーシックな森永の甘酒の赤缶は1缶あたり190g。100gあたりの栄養価は次のとおりだ。エネルギー59kcal、たんぱく質1.0g、炭水化物13.8g、食塩相当量0.19g。
冷やし甘酒缶
春夏用の青い甘酒缶は1缶あたり190g。赤色パッケージと異なり原材料に黒蜜が含まれている。エネルギー60kcal、たんぱく質0.8g、炭水化物14.2g、食塩相当量0.17g。
甘酒チルド
冷やして飲むタイプの甘酒は1パックあたり125ml。甘酒チルドは最もエネルギー量が低くなっているのでカロリーを気にする人にはおすすめである。しかし、食塩相当量がほかのものよりも高くなっている点は気を付けたい。1パックあたりの栄養価は次のとおりだ。エネルギー61kcal、たんぱく質1.0g、炭水化物14.3g、食塩相当量0.26g。
米麹甘酒
酒粕が含まれていないアルコール度数0%の甘酒。パッケージは缶ではなく紙パックで、1パックあたり125ml。1パックあたりの栄養価は次のとおりだ。エネルギー80kcal、たんぱく質1.5g、炭水化物18.5g、食塩相当量0.19g。
結論
森永の甘酒は酒粕と米麹をブレンドした商品が軸となっているが、米麹甘酒のブームを背景にトレンドをとり入れた商品開発にも力を入れている。昔ながらのパッケージはどこか懐かしさも感じさせてくれる。森永の甘酒のメリットの1つとして、季節に合わせた甘酒を選べるという点が挙げられるだろう。
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