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「飲む点滴」!?日本古来の栄養ドリンク「甘酒」の栄養と効能とは

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

2019年12月27日

甘酒には、米麹で作るものと、酒かすに砂糖を加えて作るものとの2種類がある。飲む点滴と言われる甘酒は主に米麹で作られたものである。米麹で作られた甘酒はなぜ身体に良いのか?甘酒の持つ栄養成分や効能について詳しく解説する。

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1. 甘酒とは

甘酒は桃の節句の白酒のかわりや、冬場に身体をあたためるため、また、滋養強壮のために夏場に飲まれることが多い。元は神事のときの供物として作られてきた甘酒だが、江戸時代からは庶民の手軽な栄養補給として夏に冷やして飲まれてきたため、俳句において夏の季語としても登場する。
甘酒とよばれるものには2種類ある。

1つは酒かすをつかったもの。
日本酒を作るときに出る酒かすを水に溶かして砂糖を加えて煮込んで作る方法。酒かすに含まれているアルコールは煮込む過程でほとんど飛ぶと考えられるが、微量のアルコールが残っているものもあるため、アルコールに弱い人やこどもに飲ませるときは注意が必要である。また、砂糖を入れるためカロリーは高くなりやすい。

もう1つは麹を使ったもの。米麹と米・水を混ぜ、55度~60度ほどの温度で数時間かけて発酵させる。ノンアルコールであり、基本的に砂糖を使用しないため、麹のやさしい甘さが特徴的だ。アルコールが含まれていないので誰でも飲むことができる。発酵がすすみ十分に糖化がされると、おかゆのようなペースト状になる。
「飲む点滴」とよばれるように、点滴と同じような栄養素を含む甘酒は、後者の麹を使って発酵させる甘酒である。

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2. 甘酒の栄養成分と甘酒の効能

甘酒の栄養成分はほぼ20%がブドウ糖で、ビタミンB群や食物繊維、腸内細菌のエサにもなるオリゴ糖が豊富である。それ以外にも、麹菌が生成する酵素には、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼなどその数は30種類以上ともいわれ、それらの酵素が甘酒にも含まれていると考えられる。それらの酵素には、でんぷんをブドウ糖に、たんぱく質をアミノ酸に、脂肪を脂肪酸とグリセリンにそれぞれ効率的に分解して消化・吸収を助ける役割や、吸収された栄養分を効率よくエネルギーに変える働きがある。
ビタミンB群は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝や肌・髪の健康にかかわるビタミンのため、効率的なエネルギー代謝による体力アップと美容に効果があることがうかがえる。
食物繊維とオリゴ糖がセットで含まれているため、便秘や腸活に効果があると期待できる。
必須アミノ酸は、さまざまな効果があり、筋肉を増強させるもの、精神の健康を保つもの、成長を促すもの、満腹中枢を司るものなど、体内では合成できないが、身体にとってなくてはならないものばかりである。

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3. 甘酒の摂取方法

甘酒に含まれる麹菌や酵素などは高温に弱いため、市販品の高温殺菌しているものは、酵素による効能は期待できないといえるだろう。市販品には酵素以外の栄養成分による効果を期待するか、生甘酒とよばれる高温殺菌をしていないものを手に入れるのもいいだろう。甘酒に使う米麹は市販されているため、温度管理をきちんとすれば、自宅で甘酒を手作りすることもできる。
米麹で作る甘酒は、ドロドロになったおかゆのような様相だ。味は、米のでんぷんを米麹が生成した酵素が分解してブドウ糖を作るため、非常に甘い。甘酒はそのまま飲んでもよいが、砂糖などの調味料の代わりに使うこともできる。みそ汁やスープに加えたり、サラダのドレッシングにしたり、肉や魚を漬け込むなど、料理に利用するのもおすすめだ。
また、甘酒の独特な風味が苦手な場合は、ココアやきなこ、バナナなどのフルーツやはちみつ、しょうが、ヨーグルトなどを加えると食べやすくなる。
朝は腸の活動も鈍く、エネルギー代謝も上げていきたいため、甘酒を摂取するなら朝がよいだろう。35度から40度程度のひと肌にあたためれば、豊富に含まれる酵素の効果もアップする。高温になってしまうとせっかくの酵素も死滅・失活してしまうので沸かさないように注意しよう。

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結論

「飲む点滴」と呼ばれる米麹から作る甘酒には、多くの栄養成分が含まれ、体力アップや美容などの効果があることを紹介した。酵素は熱に弱く、市販品を利用するなら高温加熱をしていないものを選ぶか、自宅で手作りするとよい。酒かすから作る甘酒も、酒かすの効果で美肌などが期待できるという。日本古来の栄養ドリンクをぜひ試してみてほしい。

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