1. 生の食材を使ったナチョスのソース

とろりとしたソースではなく、自分で切った食材をナチョスのソースとして食べるのは格別の美味しさがある。とくに猛暑の時期、さっぱりとしたソースはやみつきになることまちなし。作り方はそれほど難しくないので、ぜひ試してみてほしい。
サルサ・クルダ(火を通さないソース)とは
サルサ・クルダ(火を通さないソース)は、トマト、玉ねぎ、コリアンダー、ピーマンを主体としたソースである。色合いがメキシコの国旗を想起させることから、「サルサ・メヒカーナ(メキシコ風ソース)」の別名ももつ。わずかな塩とライムやレモンの汁だけでできあがるので簡単。さいの目に切ったトマトからこぼれ出る汁もその味わいをさらにさわやかにしてくれる。なお、コリアンダーが苦手な場合は加えなくてもよい。トマトと玉ねぎだけでも、じゅうぶん風味は楽しめる。
サルサ・クルダにフルーツを加えれば
メキシコ風のソースをよりエスニックに味わいたいなら「ピコ・デ・ガヨ」を試してみよう。メキシコの北部やアメリカでよく食べられている。桃やオレンジを小さく切ってサルサ・クルダに加えるだけで完成だ。フレッシュなソースはナチョスとぴったり合うだけではなく、タコスの具と相性がよいことで知られている。
2. 緑色が美しいソース「サルサ・ベルデ」と「ワカモレ」

トマトをベースにした赤いソースが多い中で、緑色が鮮やかな「サルサ・ベルデ(緑のソース)」と「ワカモレ」もナチョスによく合う。同色系のソースとはいえ、味わいには大きな相違がある。
サルサ・ベルデの味わいは辛い
サルサ・ベルデとは、ずばり緑色のソースという意である。緑色の正体は、メキシコのトマトといわれる「トマティーヨ」と緑色のとうがらしである。この2種の食材を中心に、非常にバラエティー豊かなのがサルサ・ベルデの特徴である。生のままフードプロセッサーで粉砕したり、加熱した食材をつぶしてソースにしたりとレシピはさまざまである。緑色のとうがらしがきいて、非常に辛みが強い。辛いものを好む人におすすめだ。
アボカドが主体のワカモレ
日本でもその名がよく知られているワカモレは、世界中でもっとも有名なメキシコのソースといえるかもしれない。ある説によれば、古代のアステカ人はすでにアボカドをベースにしたクリームを愛好していたという。ワカモレは10分ほどでできあがる気軽なありがたいソースでもある。アボカドの果肉部分をたたき、みじん切りにした玉ねぎとトマト、好みでトウガラシのパウダー、ライムかレモンの汁を加えれば完成だ。ナチョスやタコスと美味しく食べられるのはもちろん、野菜や肉のつけ合わせとしてもよい。
3. ナチョスにはやはり赤いソースが似合う!

かぎりなく存在するソースであるが、いかにもメキシコ風でナチョスにもっともよく合うのが赤いソースであろう。メキシコではずばり「サルサ・ロハ(赤いソース)」と呼ばれており、トマトととうがらしのハラペーニョ、コリアンダーやニンニク、玉ねぎなどを加えて作られている。
ここまで本格的でなくても、市販のサルサソースに自宅で玉ねぎやトマトを加えてもじゅうぶんに美味しくできる。トマトケチャップやケチャップを使って、自分なりのソースにトライしてみるのもいいかもしれない。
ここまで本格的でなくても、市販のサルサソースに自宅で玉ねぎやトマトを加えてもじゅうぶんに美味しくできる。トマトケチャップやケチャップを使って、自分なりのソースにトライしてみるのもいいかもしれない。
結論
ナチョスのソースは、その日の気分でさまざまなバラエティーから選べるのがうれしい。自宅にあるトマトやトマトソース、ケチャップなどをベースにしてメキシコらしい味を出すのは難しくない。アボカドがあればワカモレを作ることができる。かりっとしたナチョスととろりとしたソースのハーモニーを、ぜひ休日に楽しんでみよう!
この記事もCheck!