1. そぼろご飯を作るときの食材の選び方

そぼろご飯の作り方は非常にシンプルだ。肉そぼろは調味料(酒、醤油、みりん、砂糖などを混ぜ合わせたもの)でひき肉を煮込んで作る。また、卵そぼろは酒や砂糖を加えた溶き卵を炒めて作る。どちらも使う食材と調理方法がシンプルであるため、料理初心者でも挑戦しやすいが、シンプルゆえに食材をきちんと選ぶ必要がある。とくに肉そぼろに関しては、どのひき肉を選ぶかで味わいが変わるため非常に重要だ。
4種類のひき肉の特徴とは?
ひき肉には、鶏ひき肉、豚ひき肉、牛ひき肉、合いびき肉の4種類があり、どのひき肉でも肉そぼろを作ることができる。鶏ひき肉は淡白な味わいでヘルシーに仕上がる。豚ひき肉はコクがありいろいろなひき肉料理で活躍する。牛ひき肉は旨みが強く弾力がある。合いびき肉はそれぞれのひき肉のよい部分を合わせて楽しめる。
和食には鶏ひき肉がおすすめ
このように、それぞれ特徴があるため一概にどのひき肉がよいかはいえないのだが、和食では鶏ひき肉が使われることが多い。初めて肉そぼろを作るときは鶏ひき肉を使うことをおすすめする。
そぼろを作ると決めてからひき肉の購入すべき理由
また、ひき肉は肉そぼろを作ると決めてから購入するようにしよう。ほかの肉と比べて鮮度の低下が早いからだ。使う分だけ購入し、その日のうちに使いきるようにする。色が均一で鮮やかなひき肉は新鮮であるため、スーパーに行った際は価格だけを見ずに全体を見て購入するひき肉を選ぼう。
2. そぼろご飯の下ごしらえのポイント

そぼろご飯の定番の肉そぼろと卵そぼろはそのまま調理することができるため、ほとんど下ごしらえいらずだ。下ごしらえが必要な場合といえば、三色そぼろご飯にするためにほうれん草などの葉物を使うときに限られる。とはいえ、葉物の下ごしらえもただ切るだけであるから手間がかからない。そのため、そぼろご飯は手軽に作ることができるのだ。
調味料を先に準備しておこう
下ごしらえとは異なるが調味料の準備はあらかじめしておいたほうがよい。ひき肉も卵もどちらも火が通りやすい食材であるため、炒めながら調味料を加えていては火が通り過ぎてしまい、最悪の場合は焦げてしまうからだ。肉そぼろは砂糖と醤油の分量を多くして甘辛い味付けにしているが、この2つはとくに焦げつきやすいため要注意だ。
卵に関しても溶き卵に調味料を加えて作るのが一般的だ。卵をそぼろ状にするには、加熱中に菜箸で卵をかき混ぜ続けなければならないため、入れ忘れた場合にあとから加えるのは非常に困難だ。このようなデメリットがあるため、調理に入る前に必要な調味料を準備しておき、計量まで済ませておくのがおすすめだ。
卵に関しても溶き卵に調味料を加えて作るのが一般的だ。卵をそぼろ状にするには、加熱中に菜箸で卵をかき混ぜ続けなければならないため、入れ忘れた場合にあとから加えるのは非常に困難だ。このようなデメリットがあるため、調理に入る前に必要な調味料を準備しておき、計量まで済ませておくのがおすすめだ。
3. そぼろご飯を作るときのコツ

そぼろご飯は、いかにそぼろをうまく作れるかが大きなポイントとなる。とくに肉そぼろはほぐしながら調理していても塊になりやすく、一つ一つがほぐれた状態にするのは難しい。しかし、そぼろの作り方のコツを知れば塊にならずきれいな状態のものが作れる。
作りながらそぼろをほぐすのは至難の業
肉そぼろの作り方には2種類ある。ひき肉を炒めて作る方法と煮て作る方法だ。どちらの作り方でもよいのだが、加熱しながらひき肉をほぐすのは至難のワザだ。とくに炒めて作る場合は、ほぐしているうちに火が通ってしまうため均一に火を通すのが難しい。また、炒めている最中に調味料を加えなくてはならないため、ほぐすことに集中できない。そのため、おすすめは煮て作る方法だ。しかし、煮て作る場合も加熱しながらほぐすのは難しい。
加熱する前にひき肉をほぐしておくのがコツ
そこでポイントとなるのが、加熱をする前にほぐすということだ。鍋に調味料を入れておき、そこにひき肉を加え、泡だて器などでひき肉と調味料を混ぜる。調味料の中でひき肉がほぐれた状態になったのを確認してから加熱すれば、塊ができることはない。また、最初に調味料を加えておくため味がしみて美味しくなるというメリットもある。このコツはそぼろ以外のひき肉料理でも使うことができる。パラパラとした食感がポイントとなる料理ではぜひ活用してほしい。
結論
手軽に作ることができるそぼろご飯だが、シンプルゆえに食材や調理方法によって味わいや食感が大きく変化する。とくにひき肉については、どのような味わいの肉そぼろが食べたいかをイメージして種類を選ぶとよい。また、そぼろといえばパラパラとした見ためがポイントになるのだが、加熱前に調味料とひき肉を混ぜ合わせておけば簡単にほぐすことができる。