1. サンザシ酒とは?

サンザシ酒の原料であるサンザシは中国発祥の果実である。春になると白い花が咲き、秋頃にミニトマト程度の大きさをもつ赤い実を実らせる。サンザシ酒はこの秋頃に収穫できる果実から作られているのだ。
サンザシは非常に酸っぱい
サンザシの実をそのまま食べてしまうと非常に酸味が強いため、あまり生食には向かない。そのため、サンザシ酒にしたり、砂糖をたっぷりと混ぜてドライフルーツにしたり、飴でコーティングしたお菓子などに加工して食べられている。
サンザシ酒の作り方
サンザシ酒の作り方は非常にシンプルで、乾燥したサンザシをホワイトリカーに1週間ほど漬け込むだけである。もちろん1週間以上漬け込むことも可能で、3年以上漬け込んだサンザシ酒は非常に深くてコクのある味わいに仕上がる。
脂っこい料理との相性が良い
サンザシ酒はさまざまな料理と相性がよいが、なかでも中華料理にはうってつけである。サンザシ酒には、消化を促す作用も含まれているため、脂っこい中華料理を食べ過ぎてしまった場合にもおすすめなのだ。
2. サンザシ酒の度数やカロリーは?

サンザシ酒のアルコール度数
サンザシ酒のアルコール度数は約10~15度程度ある。ストレートで飲むには高いアルコール度数なので、アルコールが得意ではない場合は、ソーダなどと割ってアルコール度数を下げて飲むのがおすすめだ。
サンザシ酒のカロリー
サンザシ酒のカロリーは、サンザシやホワイトリカーの量、そのほかの材料によって異なるが、サンザシ酒とホワイトリカーのみの場合は、おおそよ100mlあたり約160kcal程度になる。飲みやすくするために砂糖や他の果実を混ぜている市販のサンザシ酒の場合は、これ以上のカロリーになることもある。
3. サンザシ酒の美味しい飲み方

サンザシ酒はストレートでの飲み方も人気だが、カクテルベースとして使用されることも多い。ここからは、サンザシ酒を飲んだことがない人やアルコール度数の低い酒が好きな人でも飲みやすい、おすすめの飲み方をいくつか紹介しよう。
ソーダ割り
サンザシ酒の味をできるだけストレートに近い形で楽しみたいのであれば、シンプルにソーダで割るのがおすすめだ。サンザシの甘酸っぱい風味と炭酸が絡み合ったさわやかなカクテルに変身するため、食後などにもぴったりなカクテルである。
ヨーグルトドリンクと混ぜる
スイーツ感覚で飲めるカクテルを作りたい場合は、ヨーグルトドリンクとサンザシ酒を混ぜるのもおすすめだ。フルーツ風味の飲むヨーグルトを飲んでいるようなさっぱりとした甘さを堪能できるため、甘さの強いカクテルが好きな人にもおすすめできる。
サンザシ酒入りのラムコーク
ラムコークというと、ラムとコーラを混ぜたものを思い浮かべる人が多いと思うが、そこにサンザシ酒を加えるとさらにフルーティーなラムコークに変身する。アルコールの摂取量を控えたい場合は、ラムとサンザシ酒の量を少なめにし、コーラを多めに入れれば飲みやすくなる。
結論
サンザシ酒は、酸っぱい味や甘い香りを堪能できるフルーティーな酒だ。作り方も非常にシンプルで、材料さえあれば誰でも簡単に作ることができる。アルコール度数もさほど高くなく、ほかのドリンクと割ることによって、さらに低アルコールで飲みやすいカクテルへと変身するため、気になる人はぜひ試してみてほしい。
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