1. ホッピーの由来は?

居酒屋などに行くと、酒のメニューとしてよく置いてあるホッピー。ホッピーを飲んだことがない人にとっては「ビールと何が違うの?」「具体的な飲み方は?」といった疑問を抱くことだろう。
ホッピーはビアテイスト清涼飲料水
ホッピーは、ホッピービバレッジ株式会社が販売しているビアテイスト清涼飲料水である。意外に思うかもしれないが、ホッピー本体は酒ではなく、アルコールはほとんど含まれていない。ホッピーは一般的には焼酎などと割って飲まれている。
ホッピーの名前の変遷
ビールにそっくりな見ためをしており、昔はビールの代わりとして飲まれていたホッピー。販売当初は「本物のホップを使用しているノンビアのお酒」を省略して「ホッビー」とよばれていた。それがいつしか「ホッピー」といったより呼びやすい名前に変わったのである。
2. ホッピーのアルコール度数や種類は?

ホッピーは清涼飲料水だが、アルコールが0%というわけではない。厳密には約0.8%のアルコールがホッピーには含まれている。ただ、法律により「アルコール1%未満の飲料は、清涼飲料水として扱う」という決まりがあるため、ホッピー単体の場合は酒として扱われていないのである。
アルコールに弱い人の場合、ホッピーに含まれている微量のアルコールを摂取しただけでも、酔ったような反応が出てしまう可能性もある。チョコレートに含まれる洋酒などにも敏感に反応するという人は留意しよう。
ホッピーは5種類ある
ホッピービバレッジ株式会社が2019年現在販売しているホッピーの種類は、全部で5つある。それぞれの商品名とおおまかな特徴は以下の通りだ。
【ホッピーの種類】
- ホッピー:もっともノーマルなホッピー。そのまま飲むとビールに近い味がする。
- 黒ホッピー:黒ビールに近いテイストのホッピー。
- ホッピー330:ホッピーの330ml版。味はホッピーと全く同じ。
- ホッピーブラック:黒ホッピーの330ml版。味は黒ホッピーと全く同じ。
- 55ホッピー:ホッピーよりもさらに「本物っぽいビール」の味を楽しめる。
味の種類はホッピー、黒ホッピー、55ホッピーの3つのみであり、ホッピー330やホッピーブラックは「ミニサイズのホッピー」と覚えておくとよいだろう。
3. ホッピーの美味しい飲み方

それでは、ここからはホッピーを美味しく飲むための方法をいくつか紹介していこう。「ビールの味が苦手」という人にもおすすめできる美味しい飲み方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
ベーシック!ホッピー×焼酎
焼酎割りが飲める人は、ぜひベーシックな割り方であるホッピー×焼酎を試してみてほしい。ホッピーと焼酎の割合は、完全に好みで決めて構わないが、ホッピーの味にあまり慣れ親しんでいない場合は、ホッピー5:焼酎5の割合でまずは飲んでみて、自分好みの濃さに調整するのがおすすめだ。
ほんのり酸っぱくてさわやか!黒ホッピー×梅酒
黒ホッピーをさわやかに飲みたいという場合は、梅酒で割る方法もおすすめである。ホッピー330mlに対し、梅酒45mlの割合で飲んでみるのがおすすめだ。さらに酸っぱさをプラスしたい人は、好みで梅一粒をそのままグラスに沈めるとよい。
甘いカクテル好きにおすすめ!ホッピー×カシスリキュール
「ビールの苦さが苦手」「甘いジュースのような酒が好き」という人は、ホッピー330mlをカシスリキュール35mlで割ったホッピー×カシスリキュールを飲んでみてほしい。ほんのりと苦いホッピーの味と、カシスの甘酸っぱい味が見事に調和したおすすめのカクテルである。
結論
ホッピーはさまざまな酒で割ることにより七変化する魅力的なドリンクである。居酒屋などでは焼酎とセットで売られていることが多いが、焼酎以外の酒との相性もよいため、ぜひ好みの割り方を見つけてみてほしい。
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