目次
1. 丸型ホールケーキの号数とサイズ・人数の関係

カップルでケーキを食べるときや家族、友人などある程度の人数で食べるとき、何号サイズを選べばよいか悩むこともあるだろう。4~5人で食べるのに4号サイズのケーキでは足りないことも十分考えられる。ケーキの号数ごとに最適な人数について解説しよう。
4号ケーキのサイズと人数
一番小さいサイズの4号サイズケーキは、2~4名が最適だといわれている。カップルや少人数で食べるのにおすすめだ。
5号ケーキのサイズと人数
次のサイズの5号は、4~6名がベストで家族で食べるのにピッタリである。
6号ケーキのサイズと人数
6号サイズのケーキは6~8名で食べるのに向いている。
ホールケーキの号数の比較表
7号サイズは8~10名、8号サイズは10~12名、9号は12~14名、10号は14~16名で食べるのに向いている。ただしケーキによっては販売されている状態からデコレーションできるタイプもあるので、ボリュームが増す可能性がある。おすすめの人数はあくまで参考程度に考えてもらいたい。
これまで紹介してきた号数を一覧で比較してみよう。
- 4号(直径12cm) 2~4名
- 5号(直径15cm) 4~6名
- 6号(直径18cm) 6~8名
- 7号(直径21cm) 8~10名
- 8号(直径24cm) 10~12名
- 9号(直径27cm) 12~14名
- 10号(直径30cm) 14~16名
2. ケーキの号数やサイズを覚える3つのポイント

4号から10号だけでも、ホールケーキの号数は7種類もある。それぞれのサイズや人数をすべて覚えておくのは難しいだろう。しかし、号数のサイズや人数を決める法則を覚えておけば、すべての数値を覚えていなくても簡単に計算することができる。
ポイント1:1号は約3cm
ホールケーキのサイズを表す「号」という単位は、中国から伝わった尺貫法(※)が由来となっている。尺は長さ、貫は重さの単位で、国民生活センターの資料(※)によると、1959年にメートル法が完全実施されメートルやグラムが普及するようになるまで使用されていた。1尺の10分の1の長さが1寸で、約3cmである。ケーキの型は現在も尺貫法の規格で設計されているが、法的に寸が使用できないことから、代わりに号が用いられているのだ。号は尺貫法の名残ということである。
ポイント2:1号ごとに直径3cm大きくなる
一般的なケーキ型は1号が直径3cmで計算されている。4号の次は直径15cmの5号、次は直径18cmの6号、次は直径21cmの7号、次は直径24cmの8号、次は直径27cmの9号、次は直径30cmの10号と、さまざまなサイズがある。いずれの場合も、号数×3cmで計算すればホールケーキの直径がわかる。
ポイント3:1号ごとに2人分ずつ増える
1号ごとに3cm直径が大きくなると覚えておけばケーキのサイズもすぐにわかる。しかしより重要なのが人数だ。ホールケーキの目安となる人数は、1号増えると2人分ずつ増えると覚えておこう。ケーキを食べる人数が2人増えるなら1つ上の号数、4人増えるなら2つ上の号数を選べばよいということだ。
3. いろいろなケーキの号数とサイズ・人数の関係

これまで紹介してきたホールケーキの号数と人数の目安は、一般的なスポンジケーキの場合だ。では、ほかの種類のケーキではどうなのだろうか。
タルトの号数とサイズ・人数
タルトの場合、スポンジタイプの一般的なホールケーキよりも厚みが少ないため、号数(直径)が同じでも目安となる人数がやや少なくなる。タルトを購入する場合は、一般的なホールケーキよりも1号大きめのサイズを選ぶとよいだろう。
- 4号(直径12cm) 1~2名
- 5号(直径15cm) 2~4名
- 6号(直径18cm) 4~6名
- 7号(直径21cm) 6~8名
- 8号(直径24cm) 8~10名
- 9号(直径27cm) 10~12名
- 10号(直径30cm) 12~14名
ロールケーキの号数とサイズ・人数
ロールケーキは、ホールケーキやタルトと異なり号数による表記ではなく、長さで分けられている。1人あたりの目安量は3cm幅が一般的である。つまり、1人増えるごとに3cm大きいサイズを選ぶようにすればよい。
- 9cm 2~3名
- 12cm 3~4名
- 15cm 4~5名
- 18cm 5~6名
- 21cm 6~7名
- 24cm 7~8名
- 27cm 8~9名
四角のケーキの号数とサイズ・人数
切り分けやすさからも人気のあるスクエアタイプのケーキは、号数が同じでも角があるぶん丸形のホールケーキよりも面積は大きい。しかし、目安の人数はホールケーキと同様である。
- 4号(12×12cm) 2〜4名
- 5号(15×15cm) 4〜6名
- 6号(18×18cm) 6〜8名
- 7号(21×21cm) 8〜10名
- 8号(24×24cm) 10〜12名
- 9号(27×27cm) 12〜14名
- 10号(30×30cm) 14〜16名
4. 一般的なケーキの号数とサイズ

先述したようにホールケーキの型は直径12cmの4号からある。
ケーキの号数は4号から
4号の次は直径15cmの5号、次は直径18cmの6号、次は直径21cmの7号、次は直径24cmの8号、次は直径27cmの9号、次は直径30cmの10号と、さまざまなサイズがある。
ホテルでは直径46cmのケーキも
ほかにも大手ホテルでは最大で46cmのサイズもあるという。4号サイズと比べると実に4倍近い大きさのケーキだ。ホテルなのでパーティーや結婚式用に作られているのかもしれない。ホールケーキを店頭で販売している店も多いが、店舗によっては一部の商品の取扱いがない日もあるようだ。ホールケーキを食べる際は前もって店舗に確認し、予約を入れておいたほうが確実に食べたいものを購入できるだろう。
5. マメ知識:ケーキに適した皿のサイズ

ホールケーキをカットし、各々の皿に取り分けるときに必要なのがケーキ皿だ。このケーキ皿にも、最適なサイズがあることをご存知だろうか。
直径18cm前後がベスト
ケーキ皿は統一された規格があるわけではなく、メーカーによってもサイズは異なる。しかし、だいたいの目安としては直径18cm前後が一般的だ。これは、ケーキ1カットをのせるのに最適なサイズなのである。
ケーキ皿より大きなものはデザート皿
直径18cmのケーキ皿よりも一回り大きな22~23cmの皿は、デザート皿と呼ばれる。ケーキだけでなく、フルーツやアイスクリームなどを盛り付けるときに使う。ただし、このサイズでケーキ皿として販売されている商品もあるようだ。
テーブルでのバランスや統一感も意識
ケーキ皿の大きさは、ケーキをのせやすいことはもちろんだが、ほかの食器とのバランスも考慮するとよい。ケーキをコーヒーやお茶とともに楽しむ場合、ケーキ皿が小さすぎるとケーキをのせにくいだけでなく、カップ&ソーサーと並べたときにバランスが悪く見えてしまうのだ。直径18cmほどのケーキ皿なら、ソーサーよりもやや大きめで全体のバランスが美しい。食器のデザインを揃えると、さらに統一感のあるテーブルコーディネートを楽しむことができるだろう。
結論
ホールケーキの型は4号から始まり、直径が3cm大きくなるごとに号数が増えることを紹介した。ホールケーキを頻繁に買って食べる人は少ないだろうが、購入するときには、食べる人数に合わせて号数を選ぶようにしよう。
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