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【喫茶店とカフェ】の違いとは?営業許可の観点から考察

【喫茶店とカフェ】の違いとは?営業許可の観点から考察

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年2月 2日

喫茶店やカフェ巡りが趣味という人もいるだろう。双方似たような印象であり、日本語と英語、呼び名の違いだと思っている人も少なくない。しかし、あながちそうともいえないのが事実だ。喫茶店とカフェには、決定的な違いが存在するのだ。

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1. 喫茶店とは

レトロな内装とシックな調度品に囲まれてコーヒーを飲む場所...喫茶店にこんなイメージを抱く人も多いことだろう。確かにどこか昭和を感じさせる店が多いことは事実である。喫茶店を営むには、喫茶店営業許可という営業許可を取得する必要がある。

営業許可とは

これは食品衛生法に定められているもので、乳製品、魚や肉、菓子製造など、34種に分かれている。食品を扱い営業するものに課された法律で、飲食により国民が健康を害することがないよう定められたものだ。法律自体は設備から営業方法に至るまで多岐にわたっており、喫茶店営業許可もそのひとつ。申請の先は、近隣の保健所である。

喫茶店営業許可とは

ここからは詳しく、喫茶店営業許可について見ていこう。喫茶店営業許可とは、喫茶店、サロン、その他設備を設けて酒類以外の飲物又は茶菓を客に飲食させる営業を許可することと記されている。簡単に述べれば、酒以外の飲み物と軽食はOKというもの。このときの軽食とは、レトルトを温める、トーストするなどを指し、調理は基本的にNGとされている。

2. カフェとは

カフェといえば、おしゃれで都会的な雰囲気のなかで飲食ができるところというイメージを持つ人が多い。大方、この捉え方で間違いない。カフェの場合に取得すべき営業許可は、飲食店営業許可である。

飲食店営業許可とは

飲食店営業許可とは、一般食堂、料理店、すし屋、そば屋、旅館、仕出し屋、レストラン、カフェ、バー、キャバレーその他食品を調理し、又は設備を設けて客に飲食させる営業を許可することである。一般的な飲食店は、この許可を取得している場合がほとんど。調理ができ、アルコールの提供も可能だ。ただし、アイスクリームや菓子など、特別な許可が必要な製造については別途許可を取得する必要がある。

3. 喫茶店とカフェの違い

喫茶店とカフェは、営業許可の側面から見ると決定的な違いが存在することがお分かりいただけただろうか?喫茶店営業許可は、飲食店営業許可に比べると非常に許容範囲が狭い。簡易的、そしてミニマルな営業のみが許されている。整理すると以下のようになる。

喫茶店営業許可

できること:酒類以外の飲み物、および軽食の提供
できないこと:酒類および、調理を伴う食事の提供

飲食店営業許可

できること:酒類を含む飲み物、調理を伴う食事の提供
できないこと:製造に比重が置かれた調理

例外あり

喫茶店営業許可を取得したから、喫茶店と名乗れる、または名乗らなくてはいけないというルールは存在しない。すなわち、喫茶店営業許可はもちろん、飲食店営業許可を取得していても喫茶店を名乗ることができるのだ。ここでねじれが存在する。喫茶店がすべて喫茶店営業許可を取得している訳ではないのだ。ナポリタンやオムライスを提供する喫茶店は、基本的には飲食店営業許可を取得していることになる。

結論

喫茶店とカフェの大きな違いは、営業許可によるものだ。ただし、喫茶店がすべて喫茶店営業許可を取得しているとはいえない。同時に飲食店営業許可だから、酒類や調理した食事を提供しなくてはならないという決まりもない。昭和レトロな喫茶店と都会的なカフェという印象で見分けるだけでなく、提供されているもので区別してみると面白いかもしれない。
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