1. タコスの食材の選び方

トルティーヤ
タコスに欠かせないのがトルティーヤだ。トルティーヤはメキシコの主食で、トウモロコシ粉を主原料として作られる薄焼きパンのことである。メキシコ北部、アメリカなどでは薄力粉を使った「フラワートルティーヤ」が作られることも多い。また、油で揚げた「ハードシェル」と呼ばれるトルティーヤも存在する。
生野菜
レタス、トマト、アボカド、玉ねぎなどがよく使われる。調理具材だけでももちろん美味しいが、生野菜が加わることでフレッシュな食感を感じることができ、タコスの美味しさをより引き立てるだろう。
調理具材
タコスは比較的自由な食べ物で、中に何を挟むという決まりはない。極端な話、トルティーヤに肉じゃがの残り物を挟んでもタコスになりうるのだ。ここでは一般的なタコスの調理具材を紹介しよう。
タコミート
合いびき肉、玉ねぎなどをケチャップなどの調味料で炒めた、日本では最もポピュラーな具材だ。日本人好みの味付けで食べやすいのが特徴である。
カルネアサーダ
小さく切った牛肉をタレに漬け込んで焼いたもの。日本ではあまり聞きなじみがないが、本場メキシコでは最もメジャーな具材である。現地のタコス屋では、ほとんどの店で見かけることができるだろう。
フィッシュ系
アメリカにほど近いメキシコ北部では白身魚フライを挟んで食べられることが多い。日本でも白身魚フライを使ったサンドイッチやハンバーガーが販売されているので、なじみやすい。
サルサ
日本では「サルサソース」と呼ばれることもあるが、サルサ自体がソースという意味を示すため、厳密にはサルサと呼ぶのが正解だ。サルサといえば辛いイメージがあるが、辛みを出す食材を抜いても美味しく食べられるので試してみよう。
サルサ・メヒカーナ
生のサルサで、日本でも使われることの多いサルサだ。主な材料はトマト、玉ねぎ、唐辛子、パクチー。メキシコでは緑色の唐辛子が使われ、全体の色味がメキシコの国旗に似ていることから、「メヒカーナ」の名がつけられた。
サルサ・ロハ
メキシコで最もポピュラーなサルサ。サルサ・メヒカーナと同じくトマトベースだが、こちらは加熱する。
ワカモレ
アボカドベースのサルサ。タコス以外にもチップスをディップして食べたり、サンドイッチにのせたりしても美味しい。
2. タコスに使う具材の作り方

タコスの具材は多種多様だ。すべては紹介しきれないので、ここでは日本でよく食べられるタコスの作り方について紹介しよう。
トルティーヤ
- ボウルに薄力粉、オリーブ油、塩、水を入れてこね、ラップをして室温に30分程度置く。
- 生地を1枚分ずつに分け、麺棒などを使って薄く丸く伸ばす。
- フライパンを熱し、両面をサッと焼く。
タコミート
- フライパンに油を熱し、みじん切りにした玉ねぎを入れ、透き通るまで炒める。
- 合いびき肉を加えて塩こしょうをし、色が変わったらケチャップ、コンソメ顆粒、砂糖、チリパウダーを加え、全体になじむまで炒める。
ワカモレ
- アボカドは皮をむいて種を除いたあと、1cm角に切る。玉ねぎ、トマトはみじん切りにする。
- ボウルにアボカドを入れ、フォークなどでつぶす。玉ねぎ、トマト、レモン汁を加えて混ぜ、塩こしょうで味を調える。
食べる際はまず、トルティーヤを手に取り、レタスなどをのせ、そのうえにタコミート、ワカモレをのせる。好みでチーズを加えてもいいだろう。あとは巻いて食べるだけ。欲張ってたくさんのせすぎると食べづらくなるので気を付けよう。
3. タコスを上手に作るコツ

トルティーヤは焼きすぎない!
トルティーヤを焼きすぎると固くなって包みにくくなったり、食感が悪くなったりするので注意しよう。生地がぷくっと膨らみだしたら裏返してサッと焼く程度にとどめておくとよい。
辛さはあとがけで調節
基本のタコスは辛いものが多い。子どもと一緒に食べる場合はとくに注意しよう。具材やサルサに混ぜ込むチリパウダーや唐辛子はほどほどにし、食べる際に好みでふりかけたり、足したりするのがおすすめだ。
結論
タコスの作り方について紹介した。タコスに具材を自由に組み合わせることのできる料理なので、作り方もさまざまである。まずは基本の作り方をおさえて自分好みにアレンジしていこう。具材の種類が多ければ多いほど、食卓が盛りあがること間違いなしだ。市販品とうまく組み合わせてタコスを美味しく食べよう。
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